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東紀州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
尾鷲都市圏から転送)
東紀州
丸山千枚田(熊野市)
丸山千枚田(熊野市
三重県の地域区分 ■伊賀 / ■北勢 / ■中勢 / ■東紀州 / ■南勢(伊勢志摩)
三重県の地域区分
伊賀 / 北勢 / 中勢 / 東紀州 / 南勢(伊勢志摩)
日本の旗 日本
 三重県
中心都市 尾鷲市熊野市
面積
 • 合計 990.34 km2
人口
(2024年11月1日)
 • 合計 59,431人
 • 密度 60人/km2

東紀州(ひがしきしゅう)は、令制国紀伊国東部に由来する地域区分で、三重県北勢伊賀中勢南勢伊勢志摩)・東紀州の5つに区分した地域のひとつ。

古くから「南紀」「熊野」と呼ばれる牟婁郡の東半、同郡分割後の北牟婁郡南牟婁郡にあたるが、旧・北牟婁郡錦町のみ町村合併により南勢に含まれている(現・度会郡大紀町錦)。

NHK津放送局気象情報では、中勢に含まれる多気郡大台町および南勢に含まれる度会郡大紀町と合わせて「紀勢・東紀州」として扱われており、熊野灘に面した日本有数の多雨地域で知られる。

県南部に位置する東紀州地域は、典型的な過疎地域でもあり、県北部と比べ経済格差や生活基盤整備の遅れが見られ、三重県における南北問題と呼ばれている[1]。その一方で、民間と行政の協同する地域づくりが注目され始め[1]、「東紀州活性化大学」など地域の自立に向けた人材育成が展開されている[2]

衆議院小選挙区では、三重県第4区に含まれる。

県民センター

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県民センターの管轄地域とその地域の推計人口は以下の通り。

生活創造圏

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県下では、9つの生活創造圏が県庁により設定されている。

東紀州の範囲は、以下の2つの生活創造圏に相当する。

都市圏

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都市雇用圏(10% 通勤圏)の変遷
  • 10% 通勤圏に入っていない自治体は、各統計年の欄で灰色かつ「-」で示す。
自治体
('80)
1980年 1990年 2000年 2005年 2010年 2015年 自治体
(現在)
県民センター
尾鷲市 尾鷲 都市圏
44124人
尾鷲 都市圏
38415人
尾鷲 都市圏
33959人
尾鷲 都市圏
31798人
尾鷲 都市圏
38644人
尾鷲 都市圏
37374人
尾鷲市 紀北
海山町 紀北町
紀伊長島町 - - - -
熊野市 熊野 都市圏
26062人
- - - - - 熊野市 紀南
紀和町 - - - -
御浜町 - - - - - - 御浜町
紀宝町 新宮 都市圏
52170人
新宮 都市圏
75724人
新宮 都市圏
71194人
新宮 都市圏
68699人
新宮 都市圏
63724人
新宮 都市圏
59307人
紀宝町
鵜殿村
  • 2005年
    • 10月1日:熊野市と紀和町が合併し、熊野市となる。
    • 10月11日:紀伊長島町と海山町が合併し、紀北町となる。
  • 2006年1月10日:紀宝町と鵜殿村が合併し、紀宝町となる。

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b 寺口(2003):246ページ
  2. ^ 寺口(2003):248ページ

参考文献

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  • 寺口瑞生(2003)"過疎からのブレークスルー-観光と環境を取り入れた地域づくり-"『観光と環境の社会学』(古川彰・松田素二 編、シリーズ環境社会学4、新曜社、2003年8月25日、298pp. ISBN 4-7885-0867-2):246-258.

関連項目

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外部リンク

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