山口修 (ギタリスト)
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山口 修(やまぐち おさむ)は、日本のギタリスト。国際的なギターコンクールで優勝・受賞歴がある。
経歴・人物
[編集]長崎県長崎市出身[1]。小学生の頃に不登校の時期があったが、10歳のときにギターと出会い、ギターと会話をするように練習する中で人と話すことも好きになり、学校に戻ることができたという[2]。中学生のときに九州ギター音楽コンクールで優勝、長崎東高校在学中に第14回日本ギターコンクールで第2位に入賞した[1][3]。ギターを中心とするグループ・サウンズやビートルズが音楽シーンを席巻する中で、自らもギタリストとして活動したいと思うようになり[2]、スペイン給費留学生として渡欧し[1]、数多くのコンクールに参加。アルル国際音楽祭(フランス)で最優秀賞を受賞したほか、ラミレス国際ギターコンクール(スペイン)とアレッサンドリア国際ギターコンクール(イタリア)でいずれも日本人として初めて第1位を獲得した[1][4]。
その後も国内外を問わず各地で活動し、イタリア合奏団・九州交響楽団をはじめとして多くの合奏団・オーケストラと共演[1]。日本フィルハーモニー交響楽団とも国内外約80公演でソリストとして共演した[1]。現在は九州、特に長崎を拠点として活動している[4]。平成音楽大学講師も務めている[5]。
このほか長崎市市政功労者表彰、長崎県地域文化特別賞(1995年)、長崎県民表彰特別賞(1998年)などを受賞した[1][2]。
受賞歴
[編集]- フランス・アルル国際音楽祭最優秀賞
- スペイン・ラミレス国際ギターコンクール第1位(日本人初)
- イタリア・アレッサンドリア国際ギターコンクール第1位(日本人初)
- ベネズエラ・A・ディアス国際ギターコンクール第2位
関連人物
[編集]メディア出演
[編集]- 日曜音楽館(エフエム長崎)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g “inoti2” (PDF). 大村市. 2016年9月1日閲覧。
- ^ a b c “学びの達人情報 ギタリスト 山口修さん” (PDF). ながさき県民大学. 2016年9月1日閲覧。
- ^ “長崎東高校2008年10月・11月”. 長崎県立長崎東中学校・高等学校. 2016年9月1日閲覧。
- ^ a b “【CD】山口 修〈シャコンヌ〉”. 現代ギター. 2016年9月1日閲覧。
- ^ “教員一覧”. 平成音楽大学. 2016年9月1日閲覧。
- ^ 「メクル第467号 ジャポニカ学習帳 表紙を撮影40年 山口進さん」『長崎新聞』2020年6月21日。オリジナルの2022年12月28日時点におけるアーカイブ。2022年12月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- ギタリスト山口修、感動の時を重ねる 本人ブログ