山口博 (国文学者)
表示
人物情報 | |
---|---|
生誕 |
1932年1月8日 日本東京都 |
出身校 | 東京都立大学 |
学問 | |
研究分野 | 国文学(古代文学) |
研究機関 | 富山大学、新潟大学、聖徳大学 |
学位 | 文学博士 |
山口 博(やまぐち ひろし、1932年1月8日 - )は、日本の国文学者。富山大学名誉教授・聖徳大学名誉教授[1]。[2]。専門は日本古代文学[3]。
経歴
[編集]1932年、東京都生まれ。1961年、東京都立大学大学院国文学博士課程を満期退学。
その後は富山大学人文学部講師となり、助教授、教授に昇格。1982年に学位論文『桓武朝より円融朝に至る王朝歌壇の研究』を都立大学に提出して文学博士号を取得[4][2]。1983年、『万葉集』の編者を菅原道真とする説を唱えた。1985年から1986年、北京の日本学研究センターに研究滞在。1991年、富山大学を退職した。 その後は新潟大学教授として教鞭をとり、1997年に定年退官。次いで聖徳大学教授を務めた。その他の活動としては、和泉流セミプロ狂言師として舞台にも立っていた[5]。
受賞・栄典
[編集]著作
[編集]- 単著
- 『王朝歌壇の研究 村上・冷泉・円融朝篇』桜楓社 1967
- 『王朝歌壇の研究 宇多醍醐朱雀朝篇』桜楓社 1973
- 『詳解源氏物語』みずうみ書房 1977-81
- 『王朝歌壇の研究 別巻・蔵人補任』桜楓社 1979
- 『閨怨の詩人小野小町』三省堂選書 1979
- 『万葉集形成の謎』桜楓社 1983
- 『万葉の歌 人と風土 15 北陸』保育社 1985
- 『古典でたどる日本サラリーマン事情 現代に換算して見る日本人の生活史』PHP研究所 1988
- 『愛の歌 日本と中国』新典社 叢刊・日本の文学 1989
- 『王朝歌壇の研究 文武聖武光仁朝篇』桜楓社 1993
- 『王朝貴族物語 古代エリートの日常生活』講談社現代新書 1994
- 『万葉集の誕生と大陸文化 シルクロードから大和へ』角川選書 1996
- 『万葉歌のなかの縄文発掘』小学館の謎解き古代史シリーズ 1999
- 『心にひびく日本の古典』新潮社 2002
- 『こんなにも面白い日本の古典』角川ソフィア文庫 2007
- 『古代文化回廊日本』おうふう 2004
- 『平安貴族のシルクロード』角川選書 2006
- 『創られたスサノオ神話』中公叢書 2012
- 『大麻と古代日本の神々』宝島社新書 2014
- 共著
脚注
[編集]- ^ “『大麻と古代日本の神々』著者紹介”. e-hon. 2015年4月11日閲覧。
- ^ a b “博士論文「桓武朝より円融朝に至る王朝歌壇の研究」書誌詳細”. 国立国会図書館. 2015年4月11日閲覧。
- ^ “『平安貴族のシルクロード』著者紹介”. e-hon. 2015年4月11日閲覧。
- ^ CiNii(学位論文)
- ^ “『心にひびく日本の古典』著者紹介”. e-hon. 2015年4月11日閲覧。
- ^ 日外アソシエーツ(編) 編『新訂 現代日本人名録2002』日外アソシエーツ、2002年。ISBN 978-4-8169-1695-3。
- ^ “平成28年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 19 (2016年11月3日). 2023年3月4日閲覧。