山口産業
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒846-0031 佐賀県多久市多久町3555-120 |
設立 | 1976年12月25日(創業1972年4月1日) |
業種 | 製造業 |
法人番号 | 8300001003625 |
事業内容 | 膜構造建築物、合成繊維・金属および合成樹脂保安用資材・一般産業資材ならびに製品販売、化製品の製造ならびに販売、建設業 |
代表者 | 山口篤樹(代表取締役社長) |
資本金 | 2,000万円 |
売上高 | 42億2,600万円(2023年7月実績) |
従業員数 | 140名[1] |
外部リンク | https://membry.jp/ [2] |
山口産業株式会社(やまぐちさんぎょう、英語:Yamaguchi New Shelter Industry Inc.,)は佐賀県多久市に本社を置く、産業用を中心とした膜構造建築物の設計から製作、施工までを一貫して行う企業である[3]。
概要
[編集]- 「膜で街を未来を華やかに」をスローガンとして掲げる[2]。
- 1972年にテントシートの縫製工場として創業。当初は炭鉱の坑道に空気を送る送風管をテント膜で製造していたが、炭鉱の閉山にともない主軸事業を構造建築物に移した。現在は倉庫や駅舎、スタジアム、公共施設、シェルターなど、テント素材を使用した大型建築物の企画・設計・製造を行っている。用途としては産業用、建築用、農業・畜産用、商業用、イベントテント、防災用、日除け[4]など幅広い領域を手がける[5] 。
- 近年はグランピング市場に参入するほか、設計の自由度が高く建設コストも抑えられる利点を持つテント畜舎の事業に力を入れており、主力製品の一つとなった[3][6]。また二酸化炭素排出量を抑えることができ採光性にも優れた膜素材のファブリックファサードの展開にも注力している[7][8]。
- 膜構造の持続可能性と社会課題に対する可能性に着目し、各分野に精通した専門家らと多様な課題に取り組む「メンブレンラボ」を設立[9]。
沿革
[編集]- 1972年4月、多久テント縫製工場公需として、シート・風管の製造に着手。
- 1975年2月、鉄鋼部門を設立しテント用フレームの製造に着手。
- 1976年12月、山口産業株式会社を設立。合成繊維による一般産業資材の製造販売、環境装置、建設業に着手。
- 1989年6月、鉄骨第二工場を購入。テント用フレームの製造に着手。
- 1993年1月、多久市桐岡に工場用地を購入。
- 1994年2月、鉄骨新工場建築稼動。8月、縫製新工場建築稼動。10月、本社および工場を桐岡工場団地に移転。
- 2003年5月、ISO9001-2000認証取得。
- 2006年7月、北九州営業所を開設。
- 2011年4月、福岡営業所を開設。
- 2012年12月、仙台営業所を開設。
- 2014年1月、東京営業所を開設。
- 2015年、テント畜舎の事業を開始[3]。9月、佐賀工場を開設。
- 2016年7月、北関東工場(北茨城市)を開設。
- 2017年9月、名古屋営業所を開設。
- 2018年9月、佐賀工場移転。北多久工場を開設。10月、大阪営業所を開設。12月、鉄骨製作工場認定制度「Mグレード」取得[10]。
- 2020年4月、北関東第二工場を開設。12月、運送事業部門を開設。
- 2021年1月、八女営業所(ハウス事業部)開設。8月、宮崎営業所を開設。
- 2023年12月、運輸部事務所開設 [2]
主な実績
[編集]受賞歴
[編集]- 地域未来牽引企業選定 (2018年12月)[16]
- 「みんなのファクトリーグランプリ2020」最優秀賞受賞(2021年3月)[17]
- 「第8回 佐賀さいこう企業」受賞(2022年8月)[18]
- 経済産業省「DXセレクション」準グランプリ受賞(2024年)[19][20]
- 経済産業省「はばたく中小企業・小規模事業者300社」受賞 [21]
その他活動
[編集]2023年、日本国内の専門学校・短大・大学・大学院の学生を対象に「膜構造コンテスト」を開催。第一回目は「宇宙×膜構造建築」というテーマで実施した[22][23][24]。
事業所
[編集]- 本社
- 佐賀県多久市多久町3555-120
- 営業所
- 東京営業所 東京都千代田区神田和泉町1-3-3タイワビル 5F
- 名古屋営業所 愛知県名古屋市西区中小田井5丁目300 丸協ビル103号室
- 大阪営業所 大阪府摂津市一津屋1丁目22-2
- 仙台営業所 宮城県仙台市青葉区台原1丁目10番4-101
- 北関東営業所 茨城県北茨城市中郷町日棚字宝壺2138-2
- 北九州営業所 福岡県北九州市小倉北区上富野4丁目16-36
- 福岡営業所 福岡市東区土井1丁目11-7 グレース土井102号室
- 八女営業所 福岡県八女市稲富137-1
- 宮崎営業所 宮崎県宮崎市田代町116番地1 リーノ壱番館102号室
- 運輸事業部 佐賀県多久市北多久町大字多久原2896-7
- 工場
- 本社工場 佐賀県多久市多久町3555-120
- 北関東工場 茨城県北茨城市中郷町日棚字宝壺2138-2
- 北関東第二工場 茨城県北茨城市中郷町日棚字宝壺2124
- 第2工場 佐賀県多久市多久町7058-5
- 北多久工場 佐賀県多久市北多久町多久原2378番2
脚注
[編集]- ^ “山口産業株式会社”. リクナビ. 2024年12月24日閲覧。
- ^ a b c “COMPANY”. 山口産業株式会社. 2024年12月24日閲覧。
- ^ a b c “テント畜舎に注目 多久市の山口産業、全国で施工 屋根軽く、建設コスト削減”. 佐賀新聞 (2023年9月16日). 2024年12月24日閲覧。
- ^ “山口産業株式会社:加工精度を飛躍的に向上させる取り組みで日よけ製品の開発製造を推進”. 佐賀県中小企業団体中央会. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “テント素材で社会課題の解決を。異業種との協業から可能性を追求し続ける。”. Local Link. 2024年12月24日閲覧。
- ^ 佐賀新聞「トップインタビュー『多彩な膜構造建築で地域の華やかな未来を描く』」2023年1月3日
- ^ 日経新聞「佐賀の山口産業 膜構造素材でビル脱酸素 既存建築物に後付け 軽量で採光性優れる」2024年7月17日
- ^ “「テント素材」で建築のCO2を大幅削減 佐賀のメーカーが描く環境配慮の未来図”. 朝日新聞SDGs ACTION! (2024年12月19日). 2024年12月24日閲覧。
- ^ “山口産業”. 佐賀ファクトリーブランディング. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “大臣認定工場一覧【Mグレード】”. 国土交通大臣指定性能評価機関 株式会社日本鉄骨評価センター. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “MEMBRANE LAB. ACTIVE REPORT No.2”. 山口産業株式会社. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “大型クルーズ船ターミナルの膜構造建築物”. 山口産業株式会社. 2024年12月24日閲覧。
- ^ 優良企業ガイド エラベル2022(九州・沖縄版)「トップインタビュー 山口産業株式会社」P17
- ^ “膜構造スポーツ施設~さがみどりの森スクエア~”. 山口産業株式会社. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “ファブリックファサード”. 山口産業株式会社. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “地域未来牽引企業 選定一覧 検索結果(山口産業株式会社)”. 経済産業省. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “山口産業株式会社”. 高校生が選ぶ!働きたいSAGAものづくり企業グランプリ みんなのファクトリーGRANDPRIX. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “「佐賀さいこう企業」10社表彰 「ものづくりびと」表彰4人も”. 佐賀新聞 (2022年9月6日). 2024年12月24日閲覧。
- ^ “DXセレクション2024選定企業レポート”. 経済産業省. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “デジタルを駆使して取り巻く課題に立ちかう 事例8|山口産業株式会社【DXセレクション2024準グランプリ】(62P~64P)”. 経済産業省デジタルガバナンス・コード 実践の手引き2.1. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “2023年度「はばたく中小企業・小規模事業者300社”. 経済産業省. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “宇宙での建築「膜構造」で考えよう 多久市の山口産業がコンテスト”. 佐賀新聞 (2024年3月19日). 2024年12月24日閲覧。
- ^ “宇宙×膜構造建築”. 膜構造コンテスト. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “テントハウスの総合メーカー「山口産業」が宇宙に進出!?”. SPACE CONNECT (2023年9月19日). 2024年12月24日閲覧。