山崎晴太郎
山崎 晴太郎 | |
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生誕 | 1982年8月14日(42歳)[1] |
国籍 | 日本 |
公式サイト |
seiyamazaki |
山崎 晴太郎(やまざき せいたろう、男性、1982年8月14日 - )は、日本のアートディレクター、グラフィックデザイナー、アーティスト、経営者、タレントである。
人物
[編集]神奈川県横浜市出身[1][2]。2001年、サレジオ学院高等学校卒業[要出典]。
大学卒業後、2年間のPR会社勤務を経てセイタロウデザインを創業[3]。
セイタロウデザイン代表取締役・クリエイティブディレクター、株式会社JMC取締役兼CDO(チーフデザインオフィサー)、株式会社PLUGO。国内外でデザインおよび現代アート作品の受賞多数(後述)。
2020年よりGUGEN審査員[4]。2022年よりACC TOKYO CREATIVITY AWARDSデザイン部門審査員[2]。
国土交通省「マイタイムライン実践ポイントブック」検討会委員、同「建築現場における魅力・誇り・やりがい」検討委員会委員、法務省矯正局「サポーターロゴマーク」デザイン審査委員[2]。NPO ATRS WORKS理事[2]。一般社団法人琉球びんがた普及伝承コンソーシアム理事[2]。東京2020組織委員会スポーツプレゼンテーション・クリエイティブアドバイザー[2]。
ワタナベエンターテインメント所属[1]。
17歳の時から交際していた相手と27歳で結婚。3児の父[3]。気分転換のために毎年、自動車かカメラかバイクか自転車を買い替える習慣がある[5]。自身を飽きっぽいと評しており、セイタロウデザイン創業後12年間で7回もオフィスを移転したという[6]。ドラえもんの熱烈なファンでもある[7]。
経歴
[編集]幼少期から舞台演劇に取り組み、高校時代までは俳優を目指していた。大学時代にはデザインチーム「macla」を作り、イベントのフライヤーやプロモーションビデオ、ウェブサイト、ロゴなどのデザインを行なう[3]。
2006年、立教大学社会学部現代文化学科卒業[8]。2016年、京都造形芸術大学大学院芸術研究科芸術環境専攻修士課程修了[8]。
2012年、台湾の高級磁器メーカーFRANZ COLLECTIONの日本人初のコラボレーションデザイナーに選出[9]。
同年、医療・福祉プロダクトメーカー、株式会社メディカルチャープラスを設立。松屋銀座ソラトニワにて、ラジオパーソナリティとしての活動をスタート。
2013年にはメディカルチャープラスでデザインした「ドライカーボン松葉杖」がグッドデザイン賞を受賞[10]。
2014年8月より鋳造・3Dプリンターを手掛ける株式会社JMC、社外取締役。2015年1月より株式会社JMC、取締役[11]。
2016年、京都造形芸術大学大学院芸術研究科修士課程を修了。指導教員は堀部安嗣[3]。同年、金沢に古い長屋を改装したセイタロウデザイン金沢兼タイポグラフィ専門古書店、serif Sを開店。
2017年4月よりFMヨコハマにてレギュラー番組「文化百貨店」を開始(2022年3月終了)[8][11]。
2017年、重要文化財「旧奈良監獄」の利活用プロジェクトのクリエイティブ統括担当[12]。
2018年、「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」スポーツ局 スポーツプレゼンテーション部クリエイティブアドバイザーに就任[13]。
2020年、ギタリストの田中義人とサウンドアートユニットNU/NCとしてデビュー。音楽活動を開始[14]。
2021年より法務省矯正局と共同で美祢社会復帰促進センターでの職業訓練「販売戦略科」を実施[15][16]。
2022年よりNTV「真相報道 バンキシャ!」、TBS「情報セブンデイズ ニュースキャスター」コメンテーター(不定期出演)[2]。
主なデザインワーク
[編集]2008年
[編集]- 広辞苑第六版[17]
2013年
[編集]- 高千穂酒造[18]
2014年
[編集]2017年
[編集]- 雨庵金沢(ソラーレホテルズアンドリゾーツ) 企画・ブランディング・設計[20]
2018年
[編集]- AQUA FAB(ウォーターサーバー)[21]
- 東京財団政策研究所[22]
- MS&ADホールディングス[23]
- マイルドクレンジングオイル M / mika ninagawa × FANCL(ファンケル)[24]
2019年
[編集]- JMC[25]
2020年
[編集]2022年
[編集]アーティストとして
[編集]30歳で水墨画家・土屋秋恆に師事。また生け花を渡来徹に師事[3][30][31]。
2018年より現代アート作家としても活動を開始。絵画、彫刻、ビデオ・インスタレーションの作品を発表。ヨーロッパとアメリカを中心に展示会に多数参加している。
所属・会員
[編集]- 株式会社JMC 社外取締役(2015年 - 2018年)[2]
- 株式会社JMC 取締役兼CDO(2018年 - )[2]
- 国土交通省「建築現場における魅力・誇り・やりがい」検討委員会委員(2018年 - 2020年)[2]
- 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 スポーツ局 スポーツプレゼンテーション クリエイティブアドバイザー(2018年 - 2021年)[2]
- 一般社団法人琉球びんがた普及伝承コンソーシアム 理事(2019年 - 2020年)[2]
- NPO ARTS WORKS/非営利法人芸術文化ワークス 理事(2019年 - 2021年)[2]
- 国土交通省「マイタイムライン実践ポイントブック」検討会委員(2019年 - 2021年)[2]
ー
- JAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)[2]
- NYADC(ニューヨークアートディレクタークラブ)[2]
- 東京TDC(東京タイプディレクターズクラブ)
主な受賞歴
[編集]- 2009年
- アジアデザイン賞[2]
- 2014年
- グッドデザイン賞[2]
- ジャパンパッケージングコンペティション[2]
- Ad Stars[2]
- 全国カタログデザイン展 銀賞[2]
- 2017年
- 2018年
- 2019年
- 名古屋まちなみデザイン賞[2]
- いしかわインテリアデザイン賞 石川県建築士事務所協会会長賞[2]
- 日経広告賞 金融部門優秀賞[2]
- 2020年
- THE 14TH ARTE LAGUNA PRIZE[2] THE SPECIAL PRIZES[要出典]
出演
[編集]ラジオ
[編集]- ソラトニワ銀座「銀座四次元ポケット」メインパーソナリティー(2012年12月 - 2015年4月)
- ソラトニワ銀座「山崎晴太郎の銀座トークサロン」メインパーソナリティー(2015年5月 - )
- FMヨコハマ「文化百貨店」メインパーソナリティー(2017年4月 - )[8][11]
テレビ
[編集]- 情報7daysニュースキャスター - コメンテーター[2](2022年6月11日 - 不定期出演)
- 真相報道 バンキシャ! - コメンテーター[2](2022年7月24日)
審査員
[編集]- Franz Award 2013 審査員[2]
- YOKOHAMA WEDDING CREATOR COMPETITION 2013 審査員[2]
- グッドデザイン賞2014 特別審査員[要出典]
- 法務省矯正局「サポーターロゴマーク」デザイン審査委員 2018[2]
- 全国建設業協同組合連合会主催「仮囲いデザインコンテスト」審査委員[2]
- NIPPON DESIGN 壁紙アワード 2019 審査員[2]
- GUGEN2020-2022 審査員[2][32]
- ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS デザイン部門審査員2022[33]、2023[34]
展示会参加
[編集]個展
[編集]- 2018年 In Praise of Shadows / 陰翳礼讃 / MONO JAPAN 2018, Amsterdam[8]
- 2019年 UNIT FOR Y-AXIS / Y 軸のための単位 / J-COLLABO NewYork[8]
- 2019年 TAYUTAI / 那覇空港国際ターミナル[8]
- 2021年 余白のための楽譜 #01 STEVE REICH COUNTERPOINT/ KIWA[8]
- 2023年 TIME SPILLED OVER / BlueLine Arts, California[8]
グループ展
[編集]- 2010年 DESIGN TIDE MIDTOWN 2010[2]
- 2010年 Kawara EXHIBITION 2010[2]
- 2011年 Detour HongKong、invisible directions#2 2011[2]
- 2011年 10×10 EXHIBITION、invisible directions#1 2011[2]
- 2011年 DESIGN TIDE MIDTOWN 2011、KASAMA EXHIBITION 2011[2]
- 2016年 serif s gallery「南陽堂書店へ。」[2]
- 2016年 天津国際デザインウィーク2016 「新進気鋭の建築家・山崎晴太郎展」[2]
- 2017年 serif s gallery 「思想の周辺」[2]
- 2017年 金沢21世紀工芸祭 2017 「TYPOGRAPHY MONDAY / 月曜日のタイポグラフィ」[2]
- 2018年 MONO JAPAN Amsterdam 2018 「In Praise of Shadows / 陰翳礼讃」[2]
- 2018年 J-COLLABO Annual Group Exhibition And Showcase「Ensemble Cast」[2]
- 2019年 Nameless Portrait / 名前のないポートレート / 長崎オランダ村[8]
- 2020年 RESONANCE / Camden Image Gallery, London[8]
- 2021年 YICCA 2021 Final exhibition / Hernandez art gallery, Milan[8]
- 2021年 ARTPRIZE / Muse GR, Grand Rapids, USA[8]
- 2022年 Memory and Identity / Cista Arts, London[8]
- 2022年 2:3 Virtual Exhibition / WetDovetail , Middlesbrough[8]
- 2022年 At a Crossroads: All Art+ / Van Der Plas Gallery, New York[8]
- 2023年 Sequence: Art + Technology / Touchstone Gallery / Washington, DC[35]
- 2023年 28th Arts North International / Hopkins Center for the Arts, Hopkins, MN[8]
脚注
[編集]- ^ a b c “山﨑晴太郎”. ワタナベエンターテインメント. アーティスト一覧. 2023年2月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb “山崎 晴太郎”. セイタロウデザイン. メンバー. 2023年2月14日閲覧。
- ^ a b c d e 山崎晴太郎『山崎晴太郎インタビュー』(インタビュアー:山下悟)、河出書房新社、2020年12月21日、87-95頁。
- ^ “2020 審査員コメント”. GUGEN. 2023年2月14日閲覧。
- ^ 山崎晴太郎(インタビュー)「文化系ネオクラシック車と30人の男たち ギャップ萌えする90年代英国車「ジャガーXJS」」『WEB UOMO』、集英社、2022年7月29日 。2023年2月14日閲覧。
- ^ 山崎晴太郎(インタビュー)「デザインの領域を広げ、新たな価値を生み続ける」『ORDERMADE TOKYO』、2019年12月5日 。2023年2月14日閲覧。
- ^ 山崎晴太郎 (2020年10月19日). “Why Everyone Should Watch Doraemon | The Creative Process”. YouTube. Artrepreneur. 2023年2月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q “Biography”. SEITARO YAMAZAKI. 2023年2月14日閲覧。
- ^ 『世界中で数多くの賞を受賞している高級陶磁器ブランドFRANZ、初の日本人コラボレーションデザイナーに山﨑晴太郎。 七福神の伝統を紐解いた『恵比寿鯨シリーズ』を世界限定販売。』(プレスリリース)セイタロウデザイン、2012年5月15日 。2023年2月14日閲覧。
- ^ 八木沢篤 (2014年10月17日). “23万円は本当に高いのか? “いつか使いたい”松葉づえの開発ストーリー”. MONOist. p. 1. 2023年2月14日閲覧。
- ^ a b c 『CDO(チーフ・デザイン・オフィサー)の新設について』(プレスリリース)株式会社JMC、2019年2月1日 。2023年2月14日閲覧。
- ^ 伊藤綾 (2022年3月29日). “【前編】刑務所との協働を目指すカンファレンスが開催 - 刑務所が地域コミュニティのハブに?”. マイナビニュース. 2023年2月14日閲覧。
- ^ David Guido Pietroni (2021年5月21日). “After Tokyo Olympics, Artist Seitaro Yamazaki Sets Eyes On The World” (英語). Art Insider. 2023年2月14日閲覧。
- ^ 山崎晴太郎; 田中義人(インタビュアー:黒田隆憲)「NU/NCインタビュー 田中義人(ギタリスト)×山崎晴太郎(アートディレクター) ―未だ見えない風景の記憶を「今、この瞬間」に描く」『Billboard JAPAN』、2020年3月3日 。2023年2月14日閲覧。
- ^ “古川禎久法務大臣が,美祢市長,株式会社小学館集英社プロダクション代表取締役社長,株式会社セイタロウデザイン代表取締役による訪問を受けました(令和3年12月23日)。”. 法務省 (2021年12月23日). 2023年2月15日閲覧。
- ^ 山崎晴太郎(インタビュアー:池尾優)「社会派アートディレクター山崎晴太郎氏に見る リアルとデジタルを越境するデザイン思考の作り方」『ENILNO』、2022年8月23日 。2023年2月15日閲覧。
- ^ “広辞苑 | 岩波書店”. セイタロウデザイン. 2023年2月16日閲覧。
- ^ “高千穂 零 | 高千穂酒造”. セイタロウデザイン. 2023年2月16日閲覧。
- ^ “save the children japan”. セイタロウデザイン. 2023年2月16日閲覧。
- ^ “雨庵 金沢 海外デザインの三つ目の受賞となる、アメリカの国際デザイン賞を受賞”. 週刊ホテルレストラン HOTERESONLINE. 週刊ホテルレストラン2022年02月04日号 (2022年2月2日). 2023年2月16日閲覧。
- ^ 『新型ウォーターサーバー「AQUA FAB」発売のお知らせ』(プレスリリース)アクアクララ株式会社、2018年5月15日 。2023年2月16日閲覧。
- ^ “東京財団政策研究所”. セイタロウデザイン. 2023年2月16日閲覧。
- ^ “MS&AD Insurance Group Holdings”. セイタロウデザイン. 2023年2月16日閲覧。
- ^ “mika ninagawaコラボプロダクトライン | FANCL”. セイタロウデザイン. 2023年2月16日閲覧。
- ^ “3Kと呼ばれた製造業のリブランディング”. セイタロウデザイン. 2023年2月16日閲覧。
- ^ 『事前予約可能な「目的地充電」 EV 用スリム充電スタンド『PLUGO BAR(プラゴバー)』を発売開始』(プレスリリース)プラゴ、2020年7月21日 。2023年2月16日閲覧。
- ^ “Let’s note|panasonic”. セイタロウデザイン. 2023年2月16日閲覧。
- ^ “THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田”. セイタロウデザイン. 2023年2月16日閲覧。
- ^ “広瀬香美|『プレミアムワールド』Music Video・Disc Jacket Design”. セイタロウデザイン. 2023年2月16日閲覧。
- ^ 山崎晴太郎 (2020年10月8日). “Suibokuga: The Ancient Art of Japanese Ink Painting | The Creative Process”. YouTube. Artrepreneur. 2023年2月14日閲覧。
- ^ 山崎晴太郎 (2020年9月24日). “Ikebana: The Japanese Art of Flower Arrangement | The Creative Process”. YouTube. Artrepreneur. 2023年2月14日閲覧。
- ^ ハードウェアコンテスト GUGEN2022 受賞作品結果報告
- ^ 2022年審査委員紹介デザイン部門[1]
- ^ 2023年審査委員紹介デザイン部門[2]
- ^ “Sequence”. Touchstone Gallery. 2023年5月17日閲覧。