山川橋
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山川橋(やまかわばし)は、岐阜県加茂郡川辺町の飛騨川に架かる橋である。川辺ダムの上流約1 kmにあり、川辺ダム湖を利用した岐阜県川辺漕艇場からも望める。
現在の橋は2代目。ゲルバー式RC橋であり、現存するRCラーメン構造の橋としては最も大型という。歴史的土木建造物として、「土木学会選奨土木遺産」および「ぎふ歴史的土木構造物」に指定されている。
概要
[編集]沿革
[編集]- 1923年(大正13年):山川橋(初代)が開通。木造の吊橋であった。
- 1937年(昭和12年):前年に竣工した川辺ダムのダム湖により、山川橋(初代)が廃止され、現在の山川橋が開通する。
- 1982年(昭和57年):一般国道418号の一部になる。
- 1983年(昭和58年):上流約2 kmに新山川橋が開通。国道418号は新山川橋経由に変更され、山川橋は町道に降格する。
- 2021年(令和3年)9月28日:土木学会選奨土木遺産に認定された[1][2]。
その他
[編集]- かつてはこの付近に「椿渡し」という渡し船が存在していた。
- 椿渡しを廃止して新たな橋を計画したさい、多額の費用が必要となったため中断されてしまったという。その時、中川辺本町通りで肥料店を経営していた山本鎌次郎が、その架橋の工費の約三分の一の寄付を行い、無事架橋されたという。このことから、橋の名前は、山本鎌次郎の山と飛騨川の川をとり、山川橋としたという。
隣の橋
[編集](下流)【木曽川合流点】 - かんのん橋 - 青柳橋 - 青柳大橋 - 飛騨川大橋(東海環状自動車道) - 川辺ダム - 山川橋 - 新山川橋 - 川辺大橋 (上流)
出典
[編集]- ^ “令和三年度土木学会選奨土木遺産が決まりました”. 土木学会 (2021年9月28日). 2021年9月28日閲覧。
- ^ “令和三年度 土木学会選奨土木遺産 一覧”. 土木学会 (2021年9月28日). 2021年9月28日閲覧。