山村金三郎
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山村 金三郎(やまむら かねさぶろう[1]、生没年不詳)は明治時代の東京の地本問屋である。
来歴
[編集]明治9年(1876年)には浅草区吉野町65番地、明治10年(1877年)には浅草区吉野町56番地において、また、明治12年(1879年)には浅草区芳野町16番地において地本問屋を営業している。豊原国周、永島孟斎、3代目歌川広重、楊洲周延、豊原周義の錦絵を出版している。
作品
[編集]- 豊原国周 「皇后の宮御歩行ノ図」 大判3枚続 錦絵 明治10年
- 永島孟斎 「西郷君暴徒説諭の図」 大判3枚続 錦絵 明治10年 「永島孟斎画」の落款。
- 3代目歌川広重 「奥州御巡幸」
- 楊洲周延 「於上野公園地グランド君興応ノ図」 大判3枚続 錦絵 明治12年
- 豊原周義 「天覧栄之舞振」 大判3枚続 錦絵 明治13年
脚注
[編集]- ^ 『原色浮世絵大百科事典』第3巻 は名を「かねさぶろう」とし、『浮世絵の基礎知識』は「きんざぶろう」とする。