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山桝忠恕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

山桝 忠恕(やまます ただひろ、1922年 - 1984年11月13日[1])は、日本会計学者。学位は、経済学博士慶應義塾大学・1960年)(学位論文「監査制度の展開」)。慶應義塾大学教授を歴任。

来歴・業績

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愛知県名古屋市生まれ。愛知県立明倫中学校(現愛知県立明和高等学校)を経て、1942年彦根高等商業学校(現滋賀大学経済学部)卒業。1945年神戸経済大学(現神戸大学)卒業。平井泰太郎門下[2]。神戸大学講師、松山商科大学助教授、神戸商科大学助教授等を経て、1960年慶應義塾大学教授。同年「監査制度の展開」で慶應義塾大学より経済学博士の学位を取得。三邊金蔵小高泰雄財務会計論において後継した研究者の一人とされる[3]

学外においては、大蔵省企業会計審議会委員、大蔵省公認会計士審査試験委員、国税庁法人税法通達整備審議会委員等を務める。

1964年日本会計研究学会賞・太田賞を受賞。

著書

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共編著

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  • 『会計学の展開 戦後わが国における会計学の発展』共著 慶応通信 1959
  • 『会計学基礎講座』全3巻 飯野利夫共編 有斐閣 1963
  • 商業簿記』共著 国元書房 1963
  • 『文献研究現代の会計学』編 国元書房 1966
  • 『簿記概論』和田木松太郎共編著 国元書房 1966
  • 『講座簿記会計』飯野利夫,染谷恭次郎共編 有斐閣 1966-1967
  • 『講座現代会計 第2 現代会計と測定構造』編著 中央経済社 1969
  • 『会計学』編 有斐閣双書 1970
  • 『会計学講義』編 青林書院新社 1970
  • 『最新公認会計士二次試験講座 第4巻 監査論』日下部与市共著 中央経済社 1970
  • 『監査基準精説』桧田信男共著 税務経理協会 1972
  • 『体系財務諸表論』嶌村剛雄共著 税務経理協会 1973
  • 『監査小辞典』桧田信男共編著 中央経済社 1980
  • 『体系近代会計学 1 会計学基礎理論』責任編集 中央経済社 1980
  • 『文献学説による会計学原理の研究』編著 中央経済社 1984

追悼文集

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  • 『山桝忠恕先生十三回忌追悼論文集』税務経理協会 1996

脚注

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  1. ^ 『人物物故大年表』
  2. ^ 斉藤保昭「日本における経営診断学の源流を求めて : 平井泰太郎の研究」『淑徳大学研究紀要. 総合福祉学部・コミュニティ政策学部』第47巻、淑徳大学総合福祉学部 : 2011、2013年3月、27-38頁、CRID 1050001339145332480ISSN 21856346 
  3. ^ 友岡賛「三田の会計学 : 慶應義塾大学商学部創立50周年記念」『三田商学研究』第50巻第1号、慶應義塾大学出版会、2007年4月、1-18頁、CRID 1050564287348681088ISSN 0544-571X 

外部リンク

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両頭正明「滋賀大学における会計学(1):彦根高商時代の会計学(第300号発刊記念)」『彦根論叢』第301巻、滋賀大学経済学会、1996年5月、87-96頁、hdl:10441/1569ISSN 0387-5989CRID 1050282677747175552