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山田晶

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本学士院より公表された肖像

山田 晶(やまだ あきら、1922年大正11年)3月7日 - 2008年2月29日)は、日本の哲学研究者で、西洋中世哲学研究の第一人者であった。京都大学名誉教授

来歴・人物

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長野県諏訪市出身。長野県立諏訪中学校(現:長野県諏訪清陵高等学校・附属中学校)、第八高等学校文科乙類を経て、1944年(昭和19年)京都帝国大学文学部哲学科卒業、山内得立に師事。翌年まで徴兵された。

1951年(昭和26年)大阪市立大学文学部講師、1955年(昭和30年)同助教授、1965年(昭和40年)京都大学文学部助教授、1968年(昭和43年)同教授、1976年(昭和51年)同大文学部長。1985年(昭和60年)京大を停年退官[1]名誉教授

1985年(昭和60年)から1990年(平成2年)まで南山大学文学部教授、1990年(平成2年)から1997年(平成9年)まで同大非常勤講師。1998年(平成10年)より日本学士院会員となった。

キリスト教・カトリック信者として、アウグスティヌストマス・アクィナスなどの哲学者神学者に関する訳注・研究、編著書を刊行。1987年に『アウグスティヌス講話』で第14回大佛次郎賞受賞。

2008年、悪性リンパ腫で、神奈川県鎌倉市にて逝去した。85歳没。

著作

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  • 『アウグスティヌスの根本問題-中世哲学研究 第一』 創文社、1977年
  • 『トマス・アクィナスの〈エッセ〉研究-中世哲学研究 第二』 創文社、1978年
  • 『在りて在る者-中世哲学研究 第三』 創文社、1979年
  • 『トマス・アクィナスの〈レス〉研究-中世哲学研究 第四』 創文社、1986年
  • 『アウグスティヌス講話』 新地書房、1986年 ISBN 4880181188
  • 『トマス・アクィナスのキリスト論』 <長崎純心レクチャーズ>創文社、1999年
  • 『中世哲学講義』 知泉書館(全5巻)、2021-22年 。川添信介小浜善信水田英実
  • 『倫理学講義』 知泉書館(全5巻)、2024年- 。小浜善信編

訳書・編著

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詩集ほか

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  • 『山田晶 詩集』(丘書房、私家版 出版年不明)
  • 『朝と夕のうた 詩集』(新地書房、1986年)
  • 編著『思い出の母 山田にひ追想集』(新地書房、1989年)

出典

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  1. ^ 京大広報 No.633 (2008.4) (PDF)
  2. ^ 2020年に創文社が会社解散したため

文献

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  • 『長野県人名鑑』信濃毎日新聞社、1974年
  • 「現代物故者事典 2006〜2008」 日外アソシエーツ、2009年