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大分交通500型電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大分交通500型電車
佐野植物公園に保存の506
基本情報
製造所 東洋工機
主要諸元
軌間 1,067
電気方式 直流600 V 架空電車線方式
車両定員 90名
自重 16.9
全長 12,920
全幅 2,300
全高 3,788
台車 東洋工機TK202台車(501・502)
近車KD202台車(503 - 507)
主電動機 50馬力
主電動機出力 38kW×2
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大分交通500型電車(おおいたこうつう500かたでんしゃ)は、1956年 - 1959年大分交通別大線用に7両を製造した路面電車車両である。

概要

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側面2箇所の扉(前扉折戸と中扉引戸)を持つ、ボギー車である[1]

車体

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車体は普通鋼製で構造などは300型と同様だが、前面方向幕が大型化となり、ワンマン運行のより種別方向幕を新設し、ドアの位置は中央に変更になっていた。501・502と503-507では台車のメーカーが異なり、前者は東洋工機製のTK-202、後者は近畿車輛製のKD-202であった[1]。集電装置はパンタグラフ1器を備え、連結運転用の密着連結器を装備していた[1]

諸元

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  • 501・502 - 自重17.0t、定員90(座席38)名、東洋工機製TK-202台車
  • 503 - 507 - 自重17.2t、定員90(座席38)名、近畿車輛製KD-202台車

保存車・譲渡車

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製造時から1972年の同線廃止まで使用され、別大線の廃止後は503・507を除く5両が保存または譲渡された。

  • 501:大分市の西大分公園に保存されたが、2004年に解体。
  • 502:別府市の亀川浜田公園に保存されたが、1992年に解体[1]
  • 504, 505:岡山電気軌道に譲渡され3500形3501・3502となるが、1982年に車体更新され7201・7202号となる。
  • 506:大分市・大分市立佐野植物公園に保存。保存状態は良好。1996年まで若草公園に保存されていた。2023年に大分市の田ノ浦ビーチ付近に移動され、2024年に開業した道の駅たのうららに展示されている。

脚注

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  1. ^ a b c d 消えた車両写真館 大分交通 別大線 500形”. ネコパブリッシング(鉄道ホビダス) (2011年10月18日). 2017年8月10日閲覧。