岡崎神社 (広島市)
岡崎神社 | |
---|---|
所在地 | 広島市安佐南区伴中央1-11-9 |
位置 | 北緯34度27分48.1秒 東経132度24分13.04秒 / 北緯34.463361度 東経132.4036222度座標: 北緯34度27分48.1秒 東経132度24分13.04秒 / 北緯34.463361度 東経132.4036222度 |
主祭神 |
品陀和気命 帯中津日子命 息長帯日売命 市寸島比売命 多岐都比売命 多紀理比売命 |
社格等 | 旧村社(伴村、長楽寺村) |
本殿の様式 | 三間社入母屋造 |
別名 |
岡崎八幡宮(旧称) はちまんさん(通称) |
例祭 | 11月2日、3日 |
岡崎神社(おかざきじんじゃ、旧称:岡崎八幡宮、通称:はちまんさん)は、広島県広島市安佐南区にある神社。
由緒
[編集]- 創立年月不詳。安芸武田氏の家臣、伴五郎繁清の祖先が勧請し、旧伴村及び長楽寺村の氏神であった。
- 毛利元就が領主であった時代に、20石の社領地を寄進されている。また、毛利輝元からは、神輿3体を寄進されたが、福島正則の時代になってから、社領地を悉く没収された。
- 1572年2月25日(元亀3年閏1月12日)当神社の社官官幣注連大夫成兼は、吉田兼右から中臣祓・奉幣次第を伝授されている[1]
- 1746年(延享3年)火災に遭い悉く焼失したが現地に再建された。
- 1871年(明治4年)までは岡崎八幡宮といった。
祭神
[編集]主祭神
[編集]品陀和気命、帯中津日子命、息長帯日売命、市寸島比売命、多岐都比売命、多紀理比売命
相殿神
[編集]高木神、建御雷之男神、国之常立神、大山津見神、建御名方神。
祭祀
[編集]歳旦祭(元旦祭):1月1日
節分祭:2月3日
祈念祭(春祭):春分の日
夏越祭(麦初穂):6月第3日曜日
例祭:11月2日、3日
七五三祭:11月15日
新嘗祭:11月23日
年越祭(秋初穂):12月第3日曜日
除夜祭:12月31日
三城田神楽団
[編集]摂末社
[編集]当神社には、境内社1社と、飛地境内社22社の合わせて23社の摂末社がある
稲荷神社
[編集]稲荷神社(いなりじんじゃ)は、宇迦之御魂神を祭神とする唯一の境内社。
例祭日は、春分の日
筏地役神社
[編集]筏地役神社(いかだじやくじんじゃ)は、広島市安佐南区伴中央1丁目7-3に鎮座する建御雷之男神を祭神とする飛地境内社。
「役神社建立八十年(大正5年 1916年)、平成八年( 1996年)十月六日還暦記念」という棟札がある。
祭神の建御雷之男神は、地元では、子どもたちの神、農作業の神として信仰されている。
例祭は、10月10日
-
社殿概観
-
本殿
琴比羅神社
[編集]琴比羅神社(じんじゃ)は、広島市安佐南区伴中央3丁目に鎮座する大物主神と大穴牟遅神を祭神とする飛地境内社。
例祭は、10月10日
中山神社
[編集]中山神社(なかやまじんじゃ)は、広島市安佐南区伴中央3丁目に鎮座する大山津見神を祭神とする飛地境内社
-
鳥居
-
社殿概観
-
本殿
-
狛犬(左)
-
狛犬(右)
金平神社
[編集]金平神社(じんじゃ)は、広島市安佐南区伴中央4丁目24-1に鎮座する大物主神と大穴牟遅神を祭神とする飛地境内社
葛原神社
[編集]葛原神社(つづわらじんじゃ)は、広島市安佐南区伴中央4丁目26に鎮座する天津日子根命を祭神とする飛地境内社。
例祭は、9月彼岸の日
-
社殿概観
-
本殿
川原田諏訪神社
[編集]川原田諏訪神社(かわはらだすわじんじゃ、通称:おすわさん)は、広島市安佐南区伴中央6丁目1-30に鎮座する建御名方神を祭神とする飛地境内社。
例祭は、10月第1日曜日
黄幡神社
[編集]黄幡神社(おうばんじんじゃ)は、広島市安佐南区伴中央6丁目18-7に鎮座する高木神を祭神とする飛地境内社。
例祭は、10月第2日曜日
前原胡子神社
[編集]前原胡子神社(まえはらえびすじんじゃ)は、広島市安佐南区伴中央7丁目3に鎮座する胡子神を祭神とする飛地境内社。
1983年(昭和58年)9月 広島自動車道建設のため、住所地に遷座した。
例祭は、10月20日に近い日曜日
菅原神社
[編集]菅原神社(すがわらじんじゃ、旧称:尾首天満宮、通称:天神さん/もりさん)は、広島市安佐南区伴東1丁目8-15に鎮座する菅原道真を祭神とする飛地境内社。
安芸武田氏の家臣、伊藤氏が、この地に居住した際、勧請したと伝わる。岡崎神社の末社的な神社と思われるが、1952年(昭和27年)に単独で宗教法人登録。
例祭は、9月第2日曜日
稲荷大明神
[編集]菅原神社の境内社。
個人宅に祀られていたが、1914年(大正3年)に合祀された
-
菅原神社
-
稲荷大明神
大元國神社
[編集]大元國神社(おおもとくにじんじゃ)は、広島市安佐南区伴東2丁目17-32に鎮座する国之常立神と菅原道真を祭神とする飛地境内社。
例祭は、9月第1土曜日
天皇社
[編集]天皇社(てんのうしゃ)は、広島市安佐南区伴東3丁目9-3に鎮座する須佐之男命を祭神とする飛地境内社。
例祭は、9月第2日曜日
-
天皇社
雲願寺胡子神社
[編集]雲願寺胡子神社(うんがんじえびすじんじゃ、通称:えべっさん)は、広島市安佐南区伴東4丁目7-24に鎮座する胡子神を祭神とする飛地境内社。
由緒、勧請年代すべて不詳だが、江戸中期以降の神社と考えられる。かつては、雲願寺の境内にあった。岡崎神社の摂社の神社名には「胡子神社」とあるが、棟札には「恵比須」となっている。
例祭は、11月23日
三坂神社
[編集]三坂神社(みさかじんじゃ)は、広島市安佐南区伴東4丁目32-42に鎮座する大穴牟遅神、塞ノ神を祭神とする飛地境内社。
例祭は、10月15日
-
鳥居
-
本殿と幣殿
-
拝殿
-
標柱
-
狛犬(左)
-
狛犬(右)
新畑天神社
[編集]新畑天神社(しんはたてんじんじゃ)は、広島市安佐南区伴東4丁目43-3に鎮座する菅原道真を祭神とする飛地境内社。
例祭は、9月23日
-
標柱
-
鳥居と拝殿
-
本殿
下向稲荷神社
[編集]下向稲荷神社(しもむかいいなりじんじゃ、通称:おいなりさん)は、広島市安佐南区伴東7丁目1-17に鎮座する宇迦之御魂神を祭神とする飛地境内社
下向神楽
[編集]- 下向神楽は、嘉永年間に始められたと伝わっており、現在まで、下向稲荷神社を氏神社とする下向神楽団に継承されている、安芸十二神祇神楽である。
- 保持演目は、「すすはき」「神降ろし」「大鬼小鬼」「所務分け」(「三方」「なぎなた」「旗舞」「二刀」「八つ花」の5演目で構成)「たい釣り」「太鼓かくし」「岩戸」「弓舞」「蛇切り」「関」である。
- かつては、舞と舞の合間に、吹火、傘火、綱火と呼ばれる花火が行われていたが、消防法の規制強化などにより、現在では、殆ど行われていない。
松峯河内神社
[編集]松峯河内神社(まつみねこうちじんじゃ)は、広島市安佐南区伴東7丁目15-13に鎮座する天津日子根命を祭神とする飛地境内社。
例祭は、10月第3日曜日
大原金比良神社
[編集]大原金比良神社(じんじゃ)は、広島市安佐南区伴東8丁目3に鎮座する大物主神と少名毘古那神を祭神とする飛地境内社
三城田天神社
[編集]三城田天神社(さんじょうだてんじんじゃ)は、広島市安佐南区伴東8丁目81に鎮座する菅原道真を祭神とする飛地境内社
芦谷神社
[編集]芦谷神社(あしだにじんじゃ)は、広島市安佐南区伴西3丁目に鎮座する大山津見神を祭神とする飛地境内社
-
社殿概観
-
本殿
八ツ面神社
[編集]八ツ面神社(やつおもてじんじゃ)は、広島市安佐南区伴西6丁目872-2に鎮座する五男三女神を祭神とする飛地境内社
椎原神社
[編集]椎原神社(しいばらじんじゃ)は、広島市安佐南区伴北5丁目2839に鎮座する猿田彦神、久那斗神を祭神とする飛地境内社。
例祭は、9月15日に近い日曜日
大下河内神社
[編集]大下河内神社(おおしもこうちじんじゃ)は、広島市安佐南区伴北6丁目に鎮座する天津日子根命を祭神とする飛地境内社。
例祭は、9月第2日曜日
-
大下河内神社
交通
[編集]脚注
[編集]- ^ 『広島県史年表(中世2)』p.63
参考文献
[編集]- 『沼田町史』
- 広島県神社庁『廣島縣神社誌』
- 沼田歴史散歩の会『沼田歴史散歩』