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岡本夏木

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

岡本 夏木(おかもと なつき、1926年 - 2009年)は、日本心理学者学位は、文学博士京都大学論文博士1972年)(学位論文「発達的観点からみた弁別学習の転移に関する研究」)。京都教育大学教授・京都女子大学教授を歴任。

略歴

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1952年京都大学文学部哲学科卒。

1972年「発達的観点からみた弁別学習の転移に関する研究」で京都大学より文学博士学位を取得。京都学芸大学助教授京都教育大学教授、1990年定年退官、京都女子大学教授。2000年退職[1]発達心理学言語心理学が専門。

著書

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  • 『子どもとことば』1982年1月(岩波新書
  • 『子どもと教育を考える 1 小学生になる前後 5~7歳児を育てる』岩波書店 1983年9月
  • 『ことばと発達』1985年1月(岩波新書)
  • 『児童心理』岩波書店 1991年11月
  • 『幼児期 子どもは世界をどうつかむか』 2005年5月(岩波新書)

共編著

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翻訳

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  • 『認識能力の成長 認識研究センターの協同研究』J.S.ブルーナー 明治図書出版 1968-69
  • 『乳児の世界 認識の発生・その科学』T.G.R.バウアー ミネルヴァ書房 1979年5月
  • 『乳児期 可能性を生きる』T.G.R.バウアー ミネルヴァ書房 1980年11月
  • 『意味の復権 フォークサイコロジーに向けて』J.ブルーナー 仲渡一美,吉村啓子共訳 ミネルヴァ書房 1999年9月
  • 『教育という文化』J.S.ブルーナー 池上貴美子,岡村佳子共訳 岩波書店 2004年2月
  • 『ストーリーの心理学 法・文学・生をむすぶ』J.ブルーナー 吉村啓子、添田久美子共訳 ミネルヴァ書房 2007年4月

論文

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  • "Transposition with multi-dimentional stimuli in young children", Japanese Psychological Research, No. 5, 1958
  • 「概念形成に於ける Flexibility について」『京都学芸大学報』第5号 1958
  • "Verbalization process in infancy (1): Transpositive use of sounds in development of symbolic activity", Psychologia, Vol. 5, 1962
  • 「言語機能の成立過程(その2)-会話行動の成立」『京都学芸大学紀要A』第27号 1965
  • 「論理的思考の測定」滝沢武久編『講座現代思考心理学 4. 科学的思考』明治図書出版 1967
  • 「言語機能の成立過程」『児童心理学講座 3. 言語機能の発達』金子書房 1969
  • 「能力評価の構造」『京都教育大学教育研究所所報』第16号 1970
  • 「思考構造テストの縦断的分析」『教育心理学年報』1970
  • 「発達的観点からみた弁別学習の転移について-特に我が国の研究を中心にして」『心理学評論』第13巻 1号 1970
  • 「認知発達」藤永保編『児童心理学』有斐閣 1973
  • 「思考構造の発達連関」園原太郎編『認知の発達』培風館 1980
  • 「知能の発達-その初期の様相を中心にして」『知能と創造性(講座現代の心理学 4)』小学館 1981
  • 「発達のメタ理論」三宅和夫ほか編『波多野・依田 児童心理学ハンドブック』金子書房 1983
  • 「認知発達における『記号性』と『対人性』の問題-心理学的分極状況の中で」『京都女子大学大学院文学研究科教育学専攻課程完成記念論文集』2000
  • 「発達研究の現在-内在的批判と研究空間」日本児童研究所編『児童心理学の進歩 2001年版』金子書房 2001

出典・脚注

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参考文献

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  • 著書掲載略歴
  • 大泉溥 編『日本心理学者事典』クレス出版、2003年、263頁。ISBN 4-87733-171-9