岡本達明
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岡本 達明(おかもと たつあき、1935年 - )は、元チッソ社員の水俣病研究者。
来歴
[編集]東京生まれ。1957年東京大学法学部卒業、新日本窒素肥料(現・チッソ)入社。1970-1977年チッソ水俣工場第一組合委員長。1990年チッソ退社。水俣病市民会議会員。
1990年『聞書 水俣民衆史』(松崎次夫共編)にて第44回毎日出版文化賞(特別賞)を受賞。その後2001年には西村肇との共著『水俣病の科学』にて、第55回毎日出版文化賞(第3部門)を受賞[1]。
著書
[編集]共編著
[編集]- 第2巻「村に工場が来た」1989年1月。
- 第3巻「村の崩壊」1989年7月。
- 第1巻「明治の村」1990年8月。
- 第4巻「合成化学工場と職工」1990年3月。
- 第5巻「植民地は天国だった」1990年7月。
- 『水俣病の科学』(西村肇共著)日本評論社、2001年。 ISBN 978-4-535-58303-0
- 『水俣病の科学』増補版、日本評論社、2006年。ISBN 978-4-535-58455-6
- 『水俣病の民衆史』全6巻、日本評論社、2015年。
- 1巻「前の時代:舞台としての三つの村と水俣湾」ISBN 978-4-535-06517-8
- 2巻「奇病時代:1955 - 1958」ISBN 978-4-535-06518-5
- 3巻「闘争時代・上」ISBN 978-4-535-06519-2
- 4巻「闘争時代・下」ISBN 978-4-535-06520-8
- 5巻「補償金時代:1973 - 2003」ISBN 978-4-535-06521-5
- 6巻「村の終わり」ISBN 978-4-535-06522-2
脚注
[編集]- ^ "受賞作候補作一覧."文学賞の世界「毎日出版文化賞」. 2024年6月19日閲覧。
参考
[編集]- 『水俣病の科学』内容紹介・著者紹介 - 紀伊國屋書店