岡田昌義
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岡田 昌義(おかだ まさよし、1936年2月18日 - )は、日本の心臓外科医。専門分野は心臓血管外科・胸部外科・レーザーと医学・補助循環法など。
来歴
[編集]昭和36年、兵庫県立神戸医科大学卒業。昭和41年、同大学院博士課程(外科学専攻)修了、医学博士授与。助手として、ドイツのハイデルベルク大学(外科学教室)に国費留学し、とくに、心臓血管外科学を研鑚した。その後、神戸大学医学部第二外科の講師、助教授、教授を歴任した[1]。平成11年、神戸大学医学部教授(外科学第二講座)を定年にて退官[2][3][4]。心筋内血管形成術に関し、1985年11月12 日に臨床例で本法単独の世界初の成功例を得た
神戸循環器クリニック院長、国際先端総合医学研究所 所長、加古川総合保健センター理事、兵庫大学教授(健康科学部)、兵庫大学健康管理センター所長、大阪府済生会中津病院顧問、新日鉄広畑病院顧問、神鋼加古川病院顧問などを歴任[2][3]。
日本成人病学会[5]、日本静脈学会[6]、日本外科系連合学会、日本レーザー医学会[7]、日本腹部救急医学会[8]、日本血管内治療学会[9]、日本医工学治療学会[10]、日本冠動脈外科学会[11]、日本循環器病シニア学会、日独血管外科学会などを含む国内外の学会長も歴任[2][3]
明石病院院長、ドイツ外科学会名誉会員、ドイツ血管外科学会名誉会員、ハーバード大学客員教授、ハイデルベルク大学客員教授、中山医科大学客員教授、ベルリン自由大学客員教授、ドレスデン大学客員教授、大阪医科大学客員教授、日本血管内治療学会名誉理事長、日本循環器病最先端サミット学会理事長ほか[2][3][12]
著作
[編集]- 「下肢静脈瘤 レーザーの正しい知識と血管内レーザーの治療法」(岡田昌義、菊地眞編)EDITEX(2013)
- 「心臓血管手術における最前線 - 解剖生理、症状、診断と外科治療」(岡田昌義著)友月書房 (2012)
- 「臨床に役立つ解剖学・生理学概要」(岡田昌義著)医学図書出版 (2004)
- 「心臓突然死の臨床 (Modern Medicine Series) 」(岡田昌義著)現代医学出版 (2006)
- 「動脈硬化症と静脈疾患―診断と治療の最前線」(岡田昌義著)医学図書出版 (2002)
- 「21世紀への人工臓器 (先端医療シリーズ (1・人工臓器)) 」(岡田昌義、安田慶秀編)先端医療技術研究所 (1998)
- 「ここまで進んだ人工臓器―21世紀へのビジョン (循環器科叢書) 」(岡田昌義編)科学評論社 (1995)
脚注
[編集]- ^ “神戸大学学報(神戸大学庶務部庶務課)”. 神戸大学. 2018年10月3日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b c d 岡田昌義 (2004年07月). 臨床に役立つ解剖学・生理学提要. 医学図書出版
- ^ a b c d 岡田昌義 (2008). “レーザーによる新しい血管吻合法に関する基礎的並びに臨床的研究の動向”. 日本レーザー医学会誌 29: 50-56.
- ^ 昭和大学名誉教授 熊田 馨 (2018). “血管外科入門の頃 忘れ得ぬ方々”. 日本血管外科学会 News Letter No.6 (2018年9月号): 4 .
- ^ “歴代会長”. 日本成人病(生活習慣病)学会. 2018年10月3日閲覧。
- ^ “日本静脈学会役員一覧”. 日本静脈学会. 2018年10月3日閲覧。
- ^ “名誉会員”. 日本レーザー医学会. 2018年10月3日閲覧。
- ^ “2018年度組織(平成30年7月3日現在)名誉会員”. 日本腹部救急医学会. 2018年10月3日閲覧。
- ^ “日本血管内治療学会”. 日本血管内治療学会. 2018年10月3日閲覧。
- ^ “学会の歴史 日本医工学治療学会 歴代大会長”. 日本医工学治療学会. 2018年10月3日閲覧。
- ^ “役員名簿”. 日本冠動脈外科学会. 2018年10月3日閲覧。
- ^ 岡田昌義 (2017). “心臓血管外科領域における炭酸ガスレーザーの治療の効果とその成績について”. 日本レーザー医学会誌 38巻第2号: 106-113. doi:10.2530/jslsm.jslsm-38_0015 .