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岡田睦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

岡田 睦(おかだ むつみ[1]、男性、1932年1月18日 - )は、日本の作家。

経歴

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東京生まれ。1956年慶應義塾大学文学部仏文科卒。

家庭教師などをしつつ黒田壽郎黒田美代子古屋健三らと同人誌『作品・批評』を創刊[2]、また『三田文学』などに小説を書き、1960年「夏休みの配当」で芥川賞候補。

以後ゴーストライターや無署名ライターをしながら私小説を書いた。

三回結婚したが最後の妻から家を追い出され、老人ホームに入所、生活保護を受けていた[3]

2010年に「灯」を発表したが以後消息不明。

著書

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  • 『薔薇の椅子』雲井書店 1970
  • 『ワニの泪』河出書房新社 1976
  • 『賑やかな部屋』冬樹社 1979
  • 『乳房』福武書店 1988
  • 『明日なき身』講談社 2006 / 講談社文芸文庫 2017
  • 『岡田睦作品集』宮内書房 2021

単行本未収録作品

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  • 「伴奏者の哀歓」新潮 1998-06
  • 「梅雨晴れの日に」群像 2000-07
  • 「ぼくのホレイショ」群像 2003-07
  • 「キングコングス」文學界 2006-11
  • 「灯」群像 2010-03

脚注

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  1. ^ 「私は「おかだぼく」ではない。オカダムツミである」と『三田文学』1976年、第63巻、第7 - 10号、17ページに書いている。
  2. ^ 『明日なき身』「灯」
  3. ^ 坪内祐三・西村賢太「ダメ人間作家コンテスト」『本の雑誌』2015年12月