コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

岩内馬車鉄道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
岩内馬車鉄道
路線総延長17.4 km
軌間762 mm
停車場・施設・接続路線(廃止当時)
exKBHFa
0.0 岩内港
exBHF
? 岩内
exBHF
? 山崎
exBHF
? 前田
exBHF
? 幌似
exBHF
? 小沢
exSTRr
17.4 小沢駅
STRq
小沢
国鉄函館本線

 岩内線は省略

岩内馬車鉄道(いわないばしゃてつどう)は、北海道岩内郡岩内町の岩内港駅と同郡小沢村(当時。現・共和町)の小沢駅を結んでいた馬車鉄道である。

動力は馬力を使い、軌間も762mmの小さな地方鉄道であった。しかし、国有鉄道鉄道院)の手により廃線跡を利用し、岩内軽便線(後の岩内線。軌間1,067mm)が開業した。

路線データ

[編集]
  • 路線距離:17.4km
  • 軌間:762mm
  • 動力:馬力

歴史

[編集]

停留所一覧

[編集]

右は対応する国鉄岩内線の駅名

輸送・収支実績

[編集]
年度 輸送人員(人) 貨物量(トン) 営業収入(円) 営業費(円) 営業益金(円) その他益金(円) その他損金(円) 客車 貨車
1908 56,594 6,462 23,055 16,173 6,882 17 5,787 13 28
1909 47,761 8,798 18,467 14,106 4,361 18 3,132 13 27
1910 41,898 9,472 20,009 13,157 6,852 利子481 13 27
1911 35,351 11,022 19,449 13,588 5,861 利子10 利子2,604雑支出91 13 27
1912 7,814 4,271 4,078 5,064 ▲ 986 利子161 13 27
  • 鉄道院年報各年度版

関連項目

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c 岩内港一斑 岩内町(勝見貫一郎編) 明治44年7月発行 P76-77。(リンクは国立国会図書館デジタルコレクション)
  2. ^ 岩内町史 昭和41年11月発行 P374。
  3. ^ 岩内町史 P382。ちなみに3月14日は起工式。
  4. ^ 明治四十三年度 鉄道院年報 軌道之部』(国立国会図書館デジタルコレクション)によると1904年(明治37年)3月22日特許、1905年(明治38年)3月14日開業。
  5. ^ 岩内橋は現・岩内町万代1番交差点付近にあって、その近くに当鉄道の事務所が設けられていた。本線は当時岩内港に隣接していた現・道道270号線沿いを西へ向かった後、内陸の岩内橋のある交差点へ向きを変えた。
  6. ^ 現・栄3番交差点から分岐し、当時の鷹台町通り(現・国道229号線)に沿って岩内橋の交差点で港からの本線と交差する支線を指す。

外部リンク

[編集]
  • 北海道立図書館 北方資料デジタルライブラリー 岩内港全図 (発行年が1905年とあるが、岩内港一班の記述が正しいならば1910年以降の発行と思われる。)