岩城雄次郎
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岩城 雄次郎(いわき ゆうじろう、1935年9月9日 - 2023年3月3日[1])は、日本のタイ文学者、翻訳家、小説家、詩人。
略歴
[編集]東京生まれ。東京外国語大学タイ語科で松山納にタイ語を学び、1960年卒業後は高校の英語教師となり、1964年始めてタイを訪れる。1970年タイのチュラロンコーン大学客員講師を1977年まで、1978年東京外国語大学非常勤講師となり1985年まで、1987年産能短期大学教授、日本ペンクラブ会員(国際委員)、日本翻訳家協会理事、1995年短大を辞任し文筆に専念し、日・タイ文学者交流センター主宰、2003年より外務省研修所タイ語非常勤講師。
タイ文学の翻訳・紹介に努め、1994年タイ文化功労章受章、2007年タイのメーホンソーン県クンユワム中高等学校の生徒を対象に、岩城雄次郎文学賞を創設。2008年タイの翻訳家らより翻訳家功労賞を授与される。
ほか詩集、小説も書いた。
著書
[編集]- 『日タイ比較文化考』(勁草書房) 1985.11
- 『英語対照タイ語会話』(大学書林) 1987.3
- 『ぼくも、シャム行きさん』(近代文芸社) 1990.9
- 『タイ語二十八課』(大学書林) 1992.6
- 『暹羅国武士盛衰記 真説ヤマダナガマサ』(光和堂) 1996.9
- 『タイ現代文学案内 変動する社会と文学者たち』(弘文堂) 1997.5
- 『君の名は、タイの文学 詩集』(花神社) 2000.9
- 『ぼくは、タイランド 詩集』(花神社) 2005.2
共編著
[編集]翻訳
[編集]- 『ウワーンはどこへいったの』(クリスティン・スーンサワン、Duang Kamol) 1976
- 『妖魔』(セーニー・サウワポン、井村文化事業社、タイ叢書) 1980
- 『現代タイ国短編小説集』(スチャート・サワッシー編、井村文化事業社、タイ叢書) 1982 - 1984
- 『おしゃかさまものがたり タイの民話』(パニヤ・チャイヤカム、ほるぷ出版) 1982.11
- 『その名はカーン』(スワンニー・スコンター、井村文化事業社、東南アジアブックス) 1988
- 『タイ現代詩選』(大同生命国際文化基金、アジアの現代文芸) 1994
- 『現代タイ名詩選』(大学書林) 1997.9
- 『時』(チャート・コープチッティ、大同生命国際文化基金、アジアの現代文芸 タイ) 2003