岩谷宏
表示
岩谷 宏(いわたに ひろし、1942年1月6日 - )は、日本のライター、翻訳家。
Iwatani (a.k.a. hiwa) として TechCrunch Japan の編集・翻訳スタッフを務めていた[1]。
人物
[編集]旧:京城府(韓国)生まれ。3歳の時に引き揚げ。 福岡県立福岡高校を経て1964年京都大学文学部仏文科卒業、卒論はランボー。
約1年半ブラブラした後、1965年秋上京して、パン菓子業界紙、マーティング会社等に勤めた[2]。
1970年、朝日ジャーナル懸賞論文に入選。
1972年、渋谷陽一、松村雄策、橘川幸夫らと、ロック雑誌『ロッキング・オン』を創刊。創刊時より、ロック評論、エッセイを執筆し、訳詞を手がける。初期ロッキング・オンの理論的指導者でもある。
1980年代前半、商業路線を歩むロッキング・オンを離れ、1980年代後半以降は、ラジカルなコンピュータ文化に希望を託し、主にコンピュータ関連の著述・翻訳活動に取り組んでいる。
主な著書
[編集]- 『岩谷宏のロック論集』(ロッキング・オン社) 1977
- 『ロックからの散弾銃』(ロッキング・オン社) 1980
- 『ザ・ポップ宣言(仮題)』(ロッキング・オン社) 1981
- 『にっぽん再鎖国論 ぼくらに英語はわからない』(ロッキング・オン社) 1982
- 『オトコの光景 その粗暴なる知の解剖』(JICC出版局) 1984
- 『ビートルズ詩集』(シンコー・ミュージック) 1985
- 『ラジカルなパソコン入門』(筑摩書房) 1989
- 『ラジカルなプログラミング入門』(筑摩書房) 1991
- 『ラジカルなコンピュータ用語辞典』(ソフトバンククリエイティブ) 1995 ISBN 9784890526178
- 『基礎からわかるインターネット』(筑摩書房、ちくま新書052) 1995
- 『ラジカルなコンピュータ 思想のための最終機械』(ジャストシステム) 1995
- 『思想のためのインターネット ラジカルなコンピュータ2』(ジャストシステム) 1996
- 『パソコンは思考の翼』(筑摩書房、ちくま学芸文庫) 1996
- 『パソコンを疑う』(講談社、講談社現代新書) 1997
- 『パソコンを鍛える』(講談社、講談社現代新書) 1998
- 『インターネットの大錯誤』(筑摩書房、ちくま新書) 1998
- 『Javaの哲学』(ソフトバンクパブリッシング) 2001
- 『Linuxの哲学』(ソフトバンクパブリッシング) 2002
- 『コンピュータ用語の哲学 - ラジカルなコンピュータ用語辞典』(ソフトバンクパブリッシング) 2002
- 『ひとつ上をゆくJavaの教科書』(技術評論社) 2005
- 『怠け者のためのパソコンセキュリティ 戦うより守るが勝ちの対策術』(ソフトバンククリエイティブ、サイエンス・アイ新書)) 2007
- 『ぼくらに英語が分からない本当の理由』(オンブック) 2007 ISBN 978-4902950519
- 『入門 正規表現 ~検索・置換・テキスト処理に強くなる!』(技術評論社) 2008
編著
[編集]- 『C++の設計と進化』(Bjarne Stroustrup, επιστημ、ソフトバンククリエイティブ) 2005 ISBN 9784797328547
翻訳
[編集]- 『プログラミング』(John H. Crawford, Patrick P. Gelsinger、工学社) 1988 ISBN 9784875931287
- 『C++の進化 - ユーザたちが作り上げた言語』(Jim Waldo、ソフトバンククリエイティブ) 1994 ISBN 9784890525157