島村武男
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島村 武男(しまむら たけお、1945年 - 2024年6月6日[1])は日本の音楽家。声楽家(バリトン歌手)、オペラ歌手。
経歴
[編集]大阪府出身。東京藝術大学音楽学部を経て、同大学院修了。イタリアに留学しベルカント唱法とイタリアオペラを学ぶ。ミュンヘン音楽大学に特別推薦で入学し、専攻科のオペラ科とリート科で歌唱法を学ぶ。
国立ブラウンシュバイク歌劇場(西ドイツ)と専属契約を結び、年間100回を超える公演に出演。帰国後はNHK-FMリサイタル、二期会公演、新国立劇場公演、オーケストラの演奏会など、数多くの公演に出演[2]。
東京藝術大学音楽学部在学時に「アンサンブル・ボッカ」として、アニメ「巨人の星」の主題歌「ゆけゆけ飛雄馬」のレコーディングに参加。また、同グループにて東海林太郎のバックコーラスを務め、レコーディングにも参加。
2024年6月6日、死去[1]。
著書
[編集]- 世界的オペラ歌手が教える 一瞬で魅了する「いい声」レッスン[3](二見書房)
- 声力(こえぢから)トレーニング[4](リヨン社)
- 好感度アップ! 世界的オペラ歌手に学ぶいい声トレ[5](NHKテキスト まる得マガジン・NHK出版)
CD
[編集]- 日本の心を歌う(フォンテック)
- イタリアを歌う(フォンテック)
主なオペラ出演
[編集]- プッチニー:三部作《外套》《修道女アンジェリカ》《ジャンニ・スキッキ》(藤原歌劇団/1974年7月)
- ペレアスとメリザンド(東京オペラ・プロデュース/1982年2月)
- プッチーニ:蝶々夫人(民主音楽協会/1985年11月)
- ヴェルディ:運命の力(二期会/1989年2月)
- プッチーニ:蝶々夫人(二期会/1990年7月)
- プッチーニ:蝶々夫人(二期会/1990年11月)
- ヴェルディ:リゴレット(関西二期会/1990年11月)
- ワーグナー:神々の黄昏(二期会/1991年7月)
- モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ(二期会/1992年11月)
- ヴェルディ:シモン・ボッカネグラ(二期会/1993年3月)
- ワーグナー:『ニーベルングの指環』四部作より 〈序夜〉 《ラインの黄金》(二期会/1993年7月)
- プッチーニ:蝶々夫人(二期会/1993年11月)
- ロッシーニ:アルジェのイタリア女(東京室内歌劇場/1994年3月)
- ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」 序夜 《ラインの黄金》(関西二期会/1994年10月)
- プッチニー:三部作《外套》《修道女アンジェリカ》《ジャンニ・スキッキ》(二期会/1995年2月)
- モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ(二期会/1995年11月)
- レオンカヴァッロ:道化師(二期会/1997年2月)
- ヴェルディ:リゴレット(二期会/1997年7月)
- 團伊玖磨:《建・TAKERU》(新国立劇場 開場記念公演/1997年10月)
- プッチーニ:蝶々夫人(新国立劇場/1998年4月)
- プッチーニ:蝶々夫人(新国立劇場/1998年7月)
- ワーグナー:タンホイザー(二期会/1999年2月)
- プッチーニ:蝶々夫人(新国立劇場/1999年7月)
- 團伊玖磨:夕鶴(横須賀シアターセンター/2000年6月)
- ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」 序夜 《ラインの黄金》(東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団/2000年9月)
- ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」 序夜 《ラインの黄金》(新国立劇場/2001年3月-4月)
- オッフェンバック:ホフマン物語(二期会/2001年11月)
- 團伊玖磨:ひかりごけ(神奈川フィルハーモニー管弦楽団/2002年1月)
- ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガー(二期会/2002年7月-8月)
- ワーグナー:ジークフリート(東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団/2002年9月)
- ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」第2日《ジークフリート》(新国立劇場/2003年3月-4月)
- ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」 第3日 《神々の黄昏》(東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団/2003年9月)
- ワーグナー:《ジークフリートの冒険》 指環をとりもどせ!“新国立劇場こどものためのオペラ劇場”(新国立劇場/2004年8月)
- ワーグナー:ローエングリン(東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団/2004年9月)
- ワーグナー:《ジークフリートの冒険》 指環をとりもどせ!“新国立劇場こどものためのオペラ劇場”(新国立劇場/2005年7月-8月)
- ワーグナー:パルジファル(東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団/2005年11月)
- プッチーニ:蝶々夫人(東京二期会/2006年7月)
- プッチーニ:蝶々夫人(新国立劇場/2007年3月)
- ワーグナー:トリスタンとイゾルデ(東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団/2008年9月)
- プッチーニ:蝶々夫人(新国立劇場/2008年11月)
- プッチーニ:蝶々夫人(新国立劇場/2009年1月)
- プッチーニ:蝶々夫人(新国立劇場/2009年10月)
- ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」 第3日 《神々の黄昏》(新国立劇場/2010年3月)
- プッチーニ:蝶々夫人(新国立劇場/2010年10月)
- 團伊玖磨:夕鶴(新国立劇場/2011年2月)
- プッチーニ:蝶々夫人(新国立劇場/2011年6月)
- プッチーニ:蝶々夫人(新国立劇場/2011年7月)
- 松村禎三:沈黙(新国立劇場/2012年2月)
- 松村禎三:沈黙(新国立劇場/2015年6月)
- プッチーニ:蝶々夫人(新国立劇場/2017年2月)
- ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」 第3日 《神々の黄昏》(新国立劇場/2017年10月)
- プッチーニ:蝶々夫人(新国立劇場/2019年6月)
- プッチーニ:蝶々夫人(新国立劇場/2019年7月)
- プッチーニ:蝶々夫人(新国立劇場/2019年10月)
- プッチーニ:蝶々夫人(新国立劇場/2021年12月)[6]
主なメディア出演
[編集]テレビ出演
[編集]ラジオ出演
[編集]脚注
[編集]注釈・出典
[編集]- ^ a b “ドイツのリニアトランスラピッドの挫折と日本のリニア新幹線” (PDF). 横浜日独協会. p. 8 (2024年). 2024年7月15日閲覧。
- ^ “高15期 島村 武男”. 大阪府立生野高等学校同窓会 (2020年10月20日). 2024年1月25日閲覧。
- ^ 『世界的オペラ歌手が教える一瞬で魅了する「いい声」レッスン』二見書房、2016年。ISBN 9784576160320。
- ^ 『声力(こえぢから)トレーニング』リヨン社、2008年2月29日。ISBN 9784576080031。
- ^ 『好感度アップ! 世界的オペラ歌手に学ぶいい声トレ』NHK出版、2018年2月。ISBN 9784148272659。
- ^ “昭和音楽大学オペラ研究所 オペラ情報センター”. 昭和音楽大学. 2024年1月29日閲覧。
- ^ NHK. “データベースで探す”. NHKクロニクル. 2024年1月26日閲覧。
- ^ “NHKラジオ第1「ラジオ深夜便」にバリトン島村武男が出演します。”. オペラの散歩道(二期会blog). 2024年1月26日閲覧。