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崔錫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
崔錫
生誕 1917年10月5日
死没 1982年7月
所属組織  大日本帝国陸軍 大韓民国陸軍
最終階級 少尉(日本陸軍)
中将(韓国陸軍)
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崔錫
各種表記
ハングル 최석
発音: チェ・ソク
ローマ字 Choe Seok
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崔 錫(チェ ソク、朝鮮語: 최석1917年10月5日 - 1982年7月)は大韓民国軍人。初代軍紀司令部(憲兵)司令官[1]

経歴

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1917年10月、咸鏡南道新浦に生まれる。早稲田大学在学中に学徒出陣して日本軍少尉

1946年3月23日付で軍事英語学校卒業、任少尉(軍番10075番)[2]。第8連隊の創設に参加[3]。1948年3月11日、軍紀司令官(少領)[4]。同年11月16日、中領(中佐)進級と同時に第18連隊長に就任[5]。1949年7月、陸軍歩兵学校校長、任大領(大佐)。1950年3月から日本に渡り、第25師団で研修を受けた[6]

朝鮮戦争が勃発すると帰国し、1950年8月に第1訓練所長。同年9月、慶尚南道地区戒厳司令部馬山派遣隊長[7]。同年10月、第3軍団参謀長。同年11月、第3師団長。1951年3月、陸軍本部前方指揮所長。4月、第9師団長

1953年4月、捕虜交換引受団長[8]。同年5月16日、任少将[9]。捕虜交換任務を終えると陸軍歩兵学校長となり、同年9月28日、陸軍本部作戦教育局長に就任[10]。1954年6月、アメリカ陸軍指揮幕僚大学に留学。1955年6月、第21師団長[11]

第3管区司令官(1956年7月)、第1軍副司令官(1957年8月)、陸軍本部管理参謀副長(1959年7月[12])、軍事停戦委員会韓国側首席代表(1959年7月21日[13])、第1軍団長(1960年4月)、第3軍団長(1960年7月)を歴任。1961年1月、任中将。同年5月、5・16軍事クーデターが起きると反対を表明[14]。同年8月24日、予備役編入[15]

勲章

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出典

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  1. ^ 헌병소개 > 역대지휘관 (憲兵紹介 >歴代指揮官)”. 大韓民国陸軍憲兵. 2016年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月23日閲覧。
  2. ^ 佐々木 1983, p. 88.
  3. ^ 佐々木 1983, p. 174.
  4. ^ 호국전몰용사공훈록 제5권(창군기)” (PDF). 韓国国防部軍史編纂研究所. pp. 596. 2019年11月12日閲覧。
  5. ^ 佐々木 1983, p. 208.
  6. ^ 佐々木春隆『朝鮮戦争/韓国編 中巻』、101頁。 
  7. ^ “食糧(식량) 薪炭對策(신탄대책)은 多少(다소) 늘어도 걱정없다” (朝鮮語). 부산일보. (1950年9月17日). http://www.busan.com/view/busan/view.php?code=19500917000037 2019年11月19日閲覧。 
  8. ^ “<866>老兵이 걸어온 길-116-미군의 반대를 뚫다” (朝鮮語). 국방일보. (2008年12月1日). http://kookbang.dema.mil.kr/kookbangWeb/view.do?ntt_writ_date=20081201&parent_no=1&bbs_id=BBSMSTR_000000000228 2018年8月13日閲覧。 
  9. ^ “元 少將, 中將으로” (朝鮮語). 부산일보. (1953年5月29日). http://www.busan.com/view/busan/view.php?code=19530529000020 2019年11月19日閲覧。 
  10. ^ 박동찬 2014, p. 101.
  11. ^ 손 2003, p. 279.
  12. ^ “政府人事” (朝鮮語). 부산일보. (1959年7月8日). http://www.busan.com/view/busan/view.php?code=19590708000014 2019年11月19日閲覧。 
  13. ^ “崔錫少將 就任할 듯” (朝鮮語). 부산일보. (1959年7月21日). http://www.busan.com/view/busan/view.php?code=19590721000086 2019年11月19日閲覧。 
  14. ^ “<1057>풍운의 별-93-1961년 5·16 발발” (朝鮮語). 국방일보. (2013年1月5日). http://kookbang.dema.mil.kr/kookbangWeb/view.do?ntt_writ_date=20091110&parent_no=1&bbs_id=BBSMSTR_000000000228 2018年8月13日閲覧。 
  15. ^ 連続刊行物 東亜日報「豫編措置 李翰林中將 崔錫中將」” (韓国語). 国史編纂委員会. 2019年11月19日閲覧。
  16. ^ 손 2003, p. 280.
  17. ^ Suk Choe”. Military Times. 2019年6月22日閲覧。
  18. ^ Choi Suk”. Military Times. 2019年6月22日閲覧。
  19. ^ Choi Suck”. Military Times. 2019年6月22日閲覧。

参考文献

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  • 佐々木春隆『朝鮮戦争/韓国篇 上巻 建軍と戦争の勃発前まで』(第4刷)原書房、1983年。ISBN 4-562-00798-2 
  • 손규석 (2003) (PDF). 태극무공훈장에 빛나는 6·25전쟁 영웅. 国防部軍史編纂研究所. https://www.imhc.mil.kr/user/imhc/upload/pblictn/PBLICTNEBOOK_201512210156495530.pdf 
  • 박동찬 (2014) (PDF). 통계로 본 6·25전쟁. 국방부 군사편찬연구소. ISBN 979-11-5598-010-1. https://www.imhc.mil.kr/user/imhc/upload/pblictn/PBLICTNEBOOK_201408070704130850.pdf 
軍職
先代
-
大韓民国の旗 大韓民国陸軍軍紀司令官
初代:1948.3.11 - 1948.11.25
次代
申尚澈
先代
-
朴基丙
大韓民国の旗 大韓民国陸軍第1訓練所長
初代:1950.8.14 - 1951.6.30
第3代:1950.10.26 - 1950.11.12
次代
朴基丙
劉升烈
先代
白南権
大韓民国陸軍歩兵学校校長
第10代:1953.5.9 - 1953.9.28
次代
丁來赫
先代
崔甲中
(代理)
大韓民国の旗 大韓民国陸軍本部作戦教育局長
第9代:1953.9.28 - 1954.7.10
次代
林善河