平井潔
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平井 潔(ひらい きよし、1915年7月1日 - 1961年10月26日[1])は、日本の文筆家、翻訳家、政治家、社会運動家。
概要
[編集]朝鮮京城府(現・ソウル特別市)生まれ。1933年東京商科大学入学。学生運動のため1939年治安維持法違反で検挙され一年半獄中にいた。
戦後は書店経営のかたわら執筆・講演を行い、1951年武蔵野市議会議員。民主主義科学者協会[2]。46歳で死去。
著書
[編集]- 『友情・恋愛・家庭』(伊藤書店、人民群書) 1948
- 『愛情のみちびき手 エレン・ケイ』(伊藤書店、少年少女伝記読本) 1949
- 『婦人問題』(唯物論研究所、新成唯物論全書) 1949
- 『新しい性』(河出新書) 1954
- 『あたらしい愛 どう障害をのりきるか』(青春出版社、青春新書) 1955
- 『人生と愛について』(社会思想研究会出版部、現代教養文庫) 1956
- 『愛することはどういうことか』(青春出版社、青春新書) 1957
- 『愛と性』(社会思想研究会出版部、現代教養文庫) 1957
- 『あたらしい愛』(青春出版社、青春新書) 1957
- 『人生と性について』(青春出版社、青春新書) 1958
- 『働く女性の生きかた』(新興出版社) 1959
- 『婦人問題入門 現代の解放思想』(理論社、私の大学・婦人の教室) 1959
- 『最新家計管理概論』(産学社) 1967
共著編
[編集]- 『新しい結婚讀本』(玉城肇, 宮本忍, 鷲沼登美枝, 森山豊, 馬島僴共著、中森書店) 1949
- 『レーニンの婦人論』(野坂龍共著、日本出版) 1949
- 『婦人問題入門 婦人の解放について マルクス, エンゲルス, レーニン, スターリンはどう語ったか?』(編、理論社) 1952
- 『解放史上の三女性 マルクス夫人, ローザ・ルクセンブルク, レーニン夫人』(古沢友吉共著、東洋経済新報社) 1956
- 『春を待ついのち まさ子におくる手紙』(竹内景助、編、青春出版社、青春新書) 1956
- 『恋愛と結婚の問題 新中国の愛情討論会』(門田昌子共編、池田幸子訳、駿台社) 1956
翻訳
[編集]- 『レーニンの婦人論』(訳編、日本出版) 1949
- 『レーニン青年・婦人論』(訳編、青木文庫) 1956
- 『女性解放の思想 どう生きるべきか』(訳編、青春出版社、青春新書) 1957
- 『恋愛と結婚』(エレン・ケイ、社会思想研究会出版部、現代教養文庫) 1958
マリー・ストープス
[編集]- 『結婚愛』(マリー・ストープス、理論社) 1953、のち社会思想社・現代教養文庫
- 『賢明な親の性生活』(マリー・ストープス、訳編 理論社) 1953
- 『夫婦の情熱』(マリー・ストープス、理論社) 1953
- 『親としての性』(M・ストープス、理論社) 1959
- 『夫婦の愛情』(M・ストープス、理論社) 1959
関連図書
[編集]- 『没後30年いま平井潔さんを偲ぶ』(平井潔さんを偲ぶ会実行委員会編、ドメス出版) 1993