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平取中継局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

平取テレビ中継局(びらとりテレビちゅうけいきょく)は、北海道平取町川向にあるテレビ中継局。ここでは同町内にある振内テレビ・FM中継局NHK貫気別テレビ中継局についてもあわせて記述する。なお、平取中継局は、NHKが室蘭放送局エリアになっており、振内(ふれない)中継局の電波を受信して放送しているが、民放は札幌送信所の電波をダイレクトに受信して中継している。また、NHK貫気別テレビ中継局も平取中継局同様、振内中継局の電波を受信して放送している。

平取テレビ中継局

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デジタルテレビ放送(平取テレビ中継局)

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平取中継局
(NHK室蘭放送局)
平取中継局
(民放)
ID 放送局名 物理
チャンネル
空中線
電力
ERP 偏波面 放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用
開始日
1 HBC
北海道放送
55→44 1W 4.8W 水平偏波 北海道 約1,400世帯 2009年
10月5日
2 NHK
室蘭教育
49 5.4W 全国
3 NHK
室蘭総合
51 5.2W 胆振日高
5 STV
札幌テレビ放送
57→46 4.7W 北海道
6 HTB
北海道テレビ放送
61→48
7 TVh
テレビ北海道
47
8 UHB
北海道文化放送
53→52
  • 放送エリアは、平取町中心街を中心にした一部地域。
  • 黒数字は、2011年10月4日に変更されたチャンネル[1][2]

アナログテレビ放送(平取テレビ中継局)

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平取中継局
(NHK)
平取中継局
(民放)
チャンネル 放送局名 空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
30 UHB
北海道文化放送
映像10W/
音声2.5W
映像27W/
音声6.7W
北海道 - -
38 HTB
北海道テレビ放送
40 STV
札幌テレビ放送
映像26W/
音声6.6W
50 HBC
北海道放送
58 NHK
室蘭総合
映像31W/
音声7.7W
胆振・日高・
後志管内黒松内町
1970年
3月30日
60 NHK
室蘭教育
全国
(割当なし) TVh
テレビ北海道
(開局せず)
  • 地上デジタル放送は、デジタル新局となるTVhを含め2009年9月に開局した。TVhを除く民放は当初自力建設困難とされていたが、国庫補助金も活用することで開局できる見通しとなった。また、当初開局予定のなかったTVhは平取町側が平成20年度の緊急総合対策に盛り込まれた中の1つに同局のデジタル化整備事業補助金として680万円を予算として組み込まれる予定であることからこちらもあわせて開局することになった[3]。TVhとしては初のデジタル新局であり、中継局全体でも新規開局は1999年12月1日の江差円山中継局(函館地区)以来約9年9か月ぶりとなる。

振内テレビ・FM中継局

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デジタルテレビ放送

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振内中継局
リモコン
キーID
放送局名 物理
チャンネル
空中線
電力
ERP 偏波面 放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
1 HBC
北海道放送
34 3W 50W 垂直偏波 北海道 600世帯 2009年
2月26日
2 NHK
室蘭教育
16 35W 全国
3 NHK
室蘭総合
18 38W 胆振・日高
5 STV
札幌テレビ放送
28 40W 北海道
6 HTB
北海道テレビ放送
36 49W
7 TVh
テレビ北海道
26 31W 2011年
8月26日
8 UHB
北海道文化放送
30 39W 2009年
2月26日
  • 放送エリアは、平取町振内を中心にした地域とむかわ町富内地区。
  • TVhを除く各局は2008年12月8日に予備免許交付、翌9日に試験電波発射開始。
  • TVhは2011年6月17日に予備免許交付、8月8日に試験電波発射、8月26日[4]に本放送開始。
  • アナログ放送がNHK室蘭放送局のみの設置だったため、振内地区の全世帯が共聴システムにて視聴していたが、地デジ開局による廃止が決まっており、今後は直接受信になる[1]

アナログテレビ放送

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振内中継局(工事中)
右はデジタル用
チャンネル 放送局名 空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
44 NHK
室蘭総合
映像30W/
音声7.5W
映像450W/
音声115W
胆振・日高・
後志管内黒松内町
- 1970年
3月30日
46 NHK
室蘭教育
全国
  • 地上デジタル放送は、NHK室蘭放送局とTVhを除いた民放が2009年2月26日に開局し、TVhも2011年8月26日に開局した。
  • 民放は、平取中継局と対照的にデジタル新局での開局[5]。ただ、TVhについてはデジタル新局で2009年10月5日に開局した平取中継局とは違って非該当となっていたが、先述の通り2011年8月26日に開局し、デジタル完全移行後のTVh中継局開局は当中継局と同日開局した釧路送信所とともに初めてである[1][6]。これは
  1. 2009年2月の放送開始当時、TVhを放送するための空きチャンネルがなかったが、地デジ完全移行により空きチャンネルが出て割り当てられたこと。
  2. TVhも放送していたアナログ共聴施設が、地デジ完全移行により廃止されるための救済措置。

以上の理由から開局するもので、平取町からの支援を受けての開局である[1][7](この開局の後、日高管内でアナログでは未開局だったえりも町内の3中継局は2010年12月24日に、日高中継局と日高銀嶺中継局2015年9月28日にデジタル新局で開局済み。)。

FMラジオ放送

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周波数 放送局名 空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
84.8MHz NHK
室蘭FM
100W 300W 胆振・日高・
後志管内黒松内町
- 1970年
11月1日

NHK貫気別テレビ中継局

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チャンネル 放送局名 空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
43 NHK
室蘭総合
映像1W
/音声250mW
映像13W
/音声3.3W
胆振・日高・
後志管内黒松内町
不明
45 NHK
室蘭教育
全国
  • 地デジは原則としてギャップフィラー4局によりカバーされているが、一部地域はケーブルテレビによりカバーされている[1]

脚注

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  1. ^ a b c d e 広報びらとり2011年6月号「7月24日アナログ放送終了!地デジ完全移行」もう地デジ化は済みましたか?
  2. ^ 地デジ中継局のチャンネル変更を実施します。-道内6局所の地デジチャンネルの一部を変更- - 総務省北海道総合通信局(2011年8月24日プレスリリース)
  3. ^ TVhの中継局ロードマップ
  4. ^ 釧路中継局と同日開局
  5. ^ アナログ未開局だった民放全局がデジタル新局で中継局が設置されるのは北海道内では当中継局のほか士別市温根別中継局がある。
  6. ^ 2011年2月28日に公表されたデジタル中継局リスト北海道総合通信局分[リンク切れ]
  7. ^ 平成23年第3回平取町議会定例会(2011年3月3日開催・10ページに掲載されていた「19節負担金補助及び交付金でございますが、23年7月に地上デジタル放送への完全移行に伴いまして、現在、共聴受信で視聴可能な、テレビ北海道TVhのチャンネルが、視聴できなくなる振内の中継局の整備に掛かる費用の追加でございます。事業主体は、株式会社テレビ北海道でございまして、総事業費といたしましては、3675万円そのうち1930万円を、平取町が負担するものとしております。これについては、過疎債の充当を予定しております。早期にデジタル移行を図るために、前倒しにて22年度中での補正をするものでございます。これは、総合計画の前倒しとなってございます。」から一部抜粋・加工)