コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

平松隆円

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

平松 隆円(ひらまつ りゅうえん 1980年8月1日 - )は、日本の化粧心理学者。国際ファッション専門職大学専任講師。専門は、化粧心理学、化粧文化論。

平松 隆円
(ひらまつ りゅうえん)
人物情報
生誕 (1980-08-01) 1980年8月1日(44歳)
日本の旗 日本滋賀県
国籍 日本の旗 日本
出身校 佛教大学教育学部
佛教大学大学院教育学研究科
学問
研究分野 化粧心理学
研究機関 国際ファッション専門職大学
博士課程指導教員 山崎高哉
指導教員 井上章一笠谷和比古
学位 博士(教育学)(佛教大学)
学会 ファッションビジネス学会
The European Association of Japanese Studies
日本社会心理学会
一般社団法人日本繊維製品消費科学会
テンプレートを表示

人物

[編集]

滋賀県生まれ。2003年佛教大学卒業、2008年同大学院教育学研究科博士後期課程修了、「日本の生活文化における化粧」で博士(教育学)。専門は、化粧心理学や化粧文化論、ブランド戦略論など。

「よそおい」をテーマに研究を行っているが、魅力に関する研究から男女の恋ゴコロに関する心理にも詳しい。2012年4月、神戸山手短期大学生活学科(神戸市中央区)に心理コースが新設され「恋愛心理学」の科目が開設された際には、非常勤講師として講義を担当している。文部科学省によると同様の授業は全国でも珍しく、「恋愛心理学」という名称による最初の講座。[1]

佛教大学大学院教育学研究科博士後期課程在籍中に国際日本文化研究センターの特別共同利用研究員となり、井上章一に指導を受ける。[2]

同センターの機関研究員として笠谷和比古の伝統文化芸術総合研究プロジェクトに参加し、伝統文化芸術の諸分野を総合的に取り扱い、それらの持つ現代的意味、グローバルな観点からする意義、役割を実践的に追及する取り組みを行った。

また、京都大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリーの中核機関研究員として京都電気自動車プロジェクトに参加し、伝統技術・芸術を融合した自然と人間の和の車を開発する取り組みを行った。このプロジェクトは後に株式会社グリーン・ロード・モータースとして起業することになり、そのため新事業創生やアントレプレナーシップにも詳しい。

2006年に社団法人日本繊維製品消費科学会奨励賞を、2007年に佛教大学学術奨励賞を、2011年に京都文化ベンチャーコンペティション日本経済新聞社賞を受賞。

学歴

[編集]
  • 1999年 近江兄弟社高等学校卒業
  • 2003年 佛教大学教育学部生涯教育学科卒業
  • 2005年 佛教大学大学院教育学研究科修士課程修了 修士(教育学)
  • 2008年 佛教大学大学院教育学研究科博士後期課程修了 博士(教育学)

職歴

[編集]

著書

[編集]

単著

[編集]
  • 『新装版 化粧にみる日本文化』(水曜社 2020年)
  • 『黒髪と美の歴史』(KADOKAWA 2019年)
  • 『邪推する よそおい』(繊研新聞社 2014年)
  • 『黒髪と美女の日本史』(水曜社 2012年)
  • 『化粧にみる日本文化』(水曜社 2009年)

監訳

[編集]
  • 『メレル・ヴォーリズと一柳満喜子』(水曜社 2010年)

受賞歴

[編集]
  • 2006年 『化粧行動と化粧意識に関する研究』によって社団法人日本繊維製品消費科学会奨励賞
  • 2007年 『化粧行動許容に関わる公衆場面の構造解明とそれを規定する個人差要因』によって佛教大学学術奨励賞
  • 2011年 「AR(AugmentedReality)を利用した修学旅行における教育プログラム」によって京都文化ベンチャーコンペティション日本経済新聞社賞

論文

[編集]

出演番組

[編集]
など

参考文献

[編集]

外部リンク

[編集]
  1. ^ 神戸新聞、2012年1月30日
  2. ^ 30 Interviews: 研究者たちの探知をコンテンツへ、STEAM Association、2022年12月