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平田清明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

平田 清明(ひらた きよあき、 1922年8月17日 - 1995年3月1日)は、日本経済学者。専門は、経済史マルクス経済学[1][2]京都大学名誉教授正四位勲二等瑞宝章高島善哉ゼミ出身。

市民社会論を展開[2]。元経済理論学会全国幹事。京都西山の自然と文化を守る会会長、フォーラム90s呼びかけ人、トロツキー50周年実行委員会世話人等も務めた。

杉本苑子直木賞を受賞した「孤愁の岸」で描いた宝暦の木曾三川の大治水普請(宝暦治水事件)の総奉行、薩摩藩家老平田靱負の末裔。

略歴

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弟子

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名大時代の弟子に山田鋭夫名大教授、八木紀一郎京大教授、植村邦彦関西大名誉教授、若森章孝関西大名誉教授が[3]斉藤日出治大阪産業大名誉教授[4]、神奈川大学時代の弟子に丹野清人東京都立大学教授がいる[5]

叙位・叙勲

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親族

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著書

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単著

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  • 『経済科学の創造――「経済表」とフランス革命』(岩波書店、1965年)
  • 『市民社会と社会主義』(岩波書店、1969年)
  • 『経済学と歴史認識』(岩波書店、1971年)
  • 『社会形成の経験と概念』(岩波書店、1980年)
  • 『コンメンタール『資本』』(日本評論社、1980年)
  • 『経済学批判への方法叙説』(岩波書店、1982年)
  • 『新しい歴史形成への模索』(新地書房、1982年)
  • 『異文化とのインターフェイス』(世界書院、1987年)
  • 『自由時間へのプレリュード』(世界書院、1987年)
  • 『市民社会とレギュラシオン』(岩波書店、1993年)
  • 『市民社会思想の古典と現代――ルソー、ケネー、マルクスと現代市民社会』(有斐閣、1996年)

共著

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編著

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  • 『社会思想史』(青林書院新社、1979年)
  • 『経済原論――市民社会の経済学批判』(青林書院新社、1983年)

共編著

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  • (山田鋭夫・八木紀一郎)『現代市民社会の旋回』(昭和堂、1987年)

訳書

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  • ジャン・バビー『経済学の基本原理』(大月書店、1953年)
  • ガローデイ『近代フランス社会思想史』(ミネルヴァ書房、1958年)
  • A・トゥレーヌ『ポスト社会主義』(新泉社、1982年)
  • ジャック・アタリ『情報とエネルギーの人間科学――言葉と道具』(日本評論社、1983年)
  • 『ケネー経済表』(岩波書店、1990年)

脚注

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  1. ^ 安原和雄「社会科学者・高島善哉に今学ぶこと 激動の「昭和」を生き抜いた生涯」
  2. ^ a b 平田清明とは - コトバンク
  3. ^ [1]
  4. ^ 斉藤日出治『グローバル化を超える市民社会――社会的個人とヘゲモニー』新泉社、2010、244p
  5. ^ 「平田さんの薩摩びいき」