平面表示記号
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平面表示記号(へいめんひょうじきごう)とは、建築における平面図において、建具や開口部の形状などを表す記号のこと。
概要
[編集]日本産業規格の『建築製図通則(JIS A 0150)』で規定される、原則として尺度1:100,1:200の平面図に用いる『平面表示記号』と、より大きな尺度の図面において使用する、より詳細な形状を示す記号を用いる『平面表示記号』がある[1]。具体的な記号の例は[2][3]を参照されたい。
上記のように建具形式などは『平面表記記号』で示されるが、部材の切り口を表示するためには同じく『建築製図通則(JIS A 0150)』で規定される『材料構造表示記号』を使用する[4]。また、その材料種別・開閉方法等を詳細に表示するときは『建具表示記号(JIS A 0151)』を使用する。これら複合的に使用される記号については後述の記号も参照。
歴史
[編集]『建築製図通則(JIS A 0150)』は、社団法人 日本建築学会の原案により1958年5月31日に制定されたものであり、幾度か改定されている[5]。
その他関連記号
[編集]→詳細は「製図 § 図記号の規格」、および「製図 § 関連する日本産業規格(JIS)」を参照
建築に関する記号は、他には以下に例示するような記号が規定されている。これらを組み合わせることによって図面を作成する。
- 溶接記号(JIS Z 3021)
- 電気設備の図記号(JIS C 0303)
- 給排水衛生・ガス設備の図記号(JIS B 0011-1〜3)
関連項目
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『建築設計製図』(平成18年)実教出版。
参考サイト
[編集]- “日本工業標準調査会”. 日本工業標準調査会. 2013年1月27日閲覧。 “JIS検索” 経済産業省に設置されている審議会。JIS検索というリンクから検索できる。