廣瀬久和
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廣瀬 久和(ひろせ ひさかず、1947年8月5日[1] - )は、日本の法学者。専門は民法・消費者法。東京大学名誉教授。元青山学院大学教授。星野英一門下。
略歴
[編集]東京都生まれ。東京都立新宿高等学校、サッチャー高校(米国)卒、1973年東京大学法学部(第一類)卒業。
1973年東京大学法学部助手、1976年9月上智大学法学部講師、77年助教授、1980年東京大学教養学部助教授。1988年エックス・マルセイユ大学法学部大学院(私法専攻)博士課程修了(D.E.A.取得)。1994年東京大学教養学部教授、1995年東京大学大学院法学政治学研究科教授、2009年定年、名誉教授。同年青山学院大学法学部教授、2016年定年、青山学院大学法務研究科教員。
社会的活動
[編集]- 法務省法制審議会民法部会幹事(1990年 - 1998年)同委員(1998年 - 2001年)
- 経済産業省電気事業審議会専門委員(1999年 - )
- 経済産業省総合エネルギー調査会臨時委員(2001年 - )
- 内閣府委託調査 社団法人商事法務研究会「製品安全に係る情報開示のあり方に関する調査」委員長(2002年)
- 内閣府委託調査 社団法人商事法務研究会「消費者の安全のあり方に関する研究会」委員長(2003年)
- 国土交通省「自動車等リコール検討会」委員(2006年 - )
- 民法(債権法)改正検討委員会全体会議委員(2006年 - )
- 内閣府委託研究(株)日本総合研究所「消費者の意思決定行動に係る経済実験の実施及び分析調査」委員長(2008年 - )
- UNIDROIT(私法統一国際協会)国際商事契約原則作業部会委員(1992年 - 1997年)、同協会コレスポンデント(1992年 - )
- Diritto del commercio internazionale 誌 collaboratore estero(1992年 - )
著書
[編集]- 「レセプトゥム(receptum)責任の現代的展開を求めて―場屋(特に旅店)営業主の責任を中心に―(1)~(4)」(上智法学論集21巻1号75-122頁、21巻2=3号23-70頁、23巻3号17-101頁、26巻1号83-133頁、1977年~1983年)
- 「附合契約と普通契約約款」『岩波講座基本法学4(契約)』313頁(岩波書店、1983)
- “The Development of the Legal Principle of Undue Influence in India”East Asian Cultural Studies Vol. 25, pp.131-159(1986)
- “L'argument du prix dans les discussions sur les conditions generales des contrats” Revue de la recherche juridique - Droit Prospectif No.XII-29(1987-2)pp.497-522(1987年)
- 「現代契約法論―内容規制の諸問題」私法54号32-50頁(1992年)
- 「離婚原因」私法56号12-27頁(1994年)
- 「諸外国における土地・建物の欠陥被害とその救済:イギリス」研究調査リポート91221号 160-222頁(日本住宅総合センター、1999年)
- 『ユニドロア国際商事契約原則』(共著)(商事法務、2004年)
- 「団体・法人とマーケット(上)‐兵庫県手延素麺協同組合『揖保乃糸』考」NBL 806号20-25頁(2005年)
- 「民法の諸原則と人間行動」文明11・12合併号(東海大学文明研究所、2008年)
脚注
[編集]- ^ 『駒場1991』