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張政 (塞曹掾史)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

張 政(ちょう せい、生没年不詳[1])は、帯方郡武官・塞曹掾史(さいそうえんし)[1]

人物

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238年卑弥呼が使者として大夫難升米都市牛利を帯方郡に派遣したときの塞曹掾史。難升米が明帝への謁見を申し出ると、案内役と護衛兵をつけて、難升米ら一行を魏の都の洛陽へと送り届けている。247年、戦火に見舞われていた邪馬台国狗奴国との仲介役として倭国に派遣され、そのとき難升米に黄幢(黄色い軍旗)を渡すとともに、檄文によって両国が和解するよう諭している[1]

一説に黄幢を渡した時、魏の崩壊の前後であるため、台与の使者が贈った品々を王に献上させて保身を図ったと考えられ、対応するように『日本書紀神功皇后紀には、266年頃に晋に朝貢した女王がいたことが記される[2]

脚注

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  1. ^ a b c 藤井勝彦『邪馬台国 古代日本誕生の謎』新紀元社、2012年5月23日、354頁。ISBN 4775310259 
  2. ^ 別冊宝島『出雲と大和 歴史の謎を解く』(宝島社、2015年)44頁。