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彼女は夢で踊る

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
彼女は夢で踊る
Dancing in her Dreams
監督 時川英之
脚本 時川英之
製作総指揮 横山雄二
出演者 加藤雅也
犬飼貴丈
岡村いずみ
横山雄二
矢沢ようこ
音楽 佐藤礼央
撮影 Ivan Kovac / Jeremy Rubier
編集 時川英之
制作会社 TimeRiver Pictures株式会社
配給 アークエンタテインメント
公開 2019年7月15日公開[1][2]
上映時間 95分[2]
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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彼女は夢で踊る(かのじょはゆめでおどる、Dancing in her Dreams)は、2020年10月23日から新宿武蔵野館[3] ほか全国にて上映開始された日本映画。広島先行公開は2019年7月15日公開[1]PG12指定。

概要

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本作は、広島先行公開され、2019年7月15日から横川シネマ[2]、同年7月26日から福山駅前シネマモード[4] で上映[1]。2020年から全国順次公開[5]

時川英之が初監督を務めた2014年公開の映画『ラジオの恋』を東京で見た加藤雅也が、「広島で一緒に映画を作ろう」と同作主演の横山雄二RCC中国放送アナウンサー、ラジオパーソナリティー)と時川監督に声を掛けた[5][6]

本作、ストリップ劇場「広島第一劇場」が舞台の映画『彼女は夢で踊る』の企画が持ち上がったのは2016年12月。時川英之監督、加藤雅也、横山雄二の3人で食事した際、「なにか3人で作品を残そう」という話になったことがきっかけとなる[6][7]

中国地方で唯一残った、広島県広島市薬研堀に実在する昭和50年開館で創業44年のストリップ劇場「広島第一劇場」が舞台。これまで何度も閉館の危機を乗り越えてきたストリップ劇場として知られている[7][8][9][10][11]

加藤はいよいよ広島第一劇場が閉館されると聞き「この劇場を映像に残すのは映画に携わる人間としての使命」という思いから、広島で3作の映画を手がけた時川監督に映画制作を呼びかけた[10]

時川監督は同劇場の二代目社長や現役ストリッパーらから綿密に話を聞いて脚本を書き上げた。2017年3月に開始された撮影はオール広島市内ロケで第一劇場のステージや実在の飲食店で行われ、約1年間の編集作業を経て、流川や薬研堀など広島の街の風景も随所に出てくる昭和の香りも伝わってくる映画作品に仕上がった[6][7][10]

2019年5月31日、試写会が広島第一劇場で行われ、時川英之監督、主演の加藤雅也、ヒロインの岡村いずみ、企画プロデューサーの横山雄二が登壇し舞台挨拶を行った[12][13]

広島第一劇場の閉館時期は未定で、同劇場運営は「(2019年)8月いっぱいまでは出演者が決まっている」とのこと[14]

2019年11月23日、広島国際映画祭2019で上映[15]。上映会場は同作メインロケ地の「広島第一劇場」での特別上映。スペシャルゲストで時川監督、加藤雅也、岡村いずみ、矢沢ようこ、横山雄二が登壇[15]

2020年9月、スペインのマドリード国際映画祭で審査員賞を受賞[16]

ストーリー

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閉館しようとする広島市に実在のストリップ劇場「広島第一劇場」を舞台に現在と過去の恋物語が交錯する儚く切なく幻想的なラブストーリー。

キャスト

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スタッフ

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  • 監督・脚本・編集:時川英之
  • 企画:横山雄二
  • プロデューサー:時川英之 田辺裕美子
  • 共同プロデューサー:棗田良成
  • 協力プロデューサー:嶋田豪
  • ラインプロデューサー:塚村悦郎
  • 撮影:Ivan Kovac / Jeremy Rubier
  • 照明:村地英樹
  • 録音:清水良樹
  • 音楽:佐藤礼央
  • 音楽プロデューサー:鯨永知生
  • デザイン:江野耕治
  • 助監督:馬場弘基
  • 制作:新佛誠康 金子勝典
  • 衣装:清水加奈子
  • ヘアメイク:大橋茉冬
  • 協力:広島㐧一劇場 広島フィルム・コミッション
  • 配給・宣伝:アークエンタテインメント株式会社
  • 制作プロダクション:TimeRiver Pictures株式会社
  • 挿入歌:「Creep」作詞・作曲 Radiohead[17] / 「」作詞・作曲 松山千春
  • 劇中歌:「ギターも弾けない男」のら犬 足袋井直弘

備考

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関連項目

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脚注

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  1. ^ a b c 映画「彼女は夢で踊る(Dancing in her Dreams)オフィシャルサイト”. TimeRiver PICTURES INC. (2019年). 2019年7月12日閲覧。
  2. ^ a b c 彼女は夢で踊る│横川シネマ公式サイト”. 横川シネマ公式サイト (2019年). 2019年7月12日閲覧。
  3. ^ 彼女は夢で踊る » 新宿武蔵野館”. 新宿武蔵野館 (2020年). 2020年2月10日閲覧。
  4. ^ 「彼女は夢で踊る」初日舞台挨拶 決定!!(7/26)”. 福山駅前シネマモード (2019年). 2019年7月12日閲覧。
  5. ^ a b 広島の老舗ストリップ劇場を舞台にした映画 横川シネマで先行公開へ”. 広島経済新聞 (2019年7月9日). 2019年7月12日閲覧。
  6. ^ a b c 【インタビュー】広島㐧一劇場への想いが詰まった映画『彼女は夢で踊る』7・15公開 主演・加藤雅也「踊り子が脱ぐ姿にも、ちゃんと意味はある」”. FLAG!web (2019年7月11日). 2019年7月13日閲覧。
  7. ^ a b c d e f 広島の実在ストリップ劇場が舞台!映画「彼女は夢で踊る」全国ヒット目指す”. デイリースポーツ online (2019年6月28日). 2019年7月12日閲覧。
  8. ^ 映画「彼女は夢で踊る」ストリップの文化、映画で残す 中区・老舗の劇場を舞台に 15日先行上映 /広島”. 毎日新聞 地方版 (2019年7月10日). 2019年7月12日閲覧。
  9. ^ 時川英之さん=ストリップ劇場が舞台の映画「彼女は夢で踊る」を監督”. 毎日新聞 東京朝刊 (2019年7月10日). 2019年7月12日閲覧。
  10. ^ a b c 名俳優・加藤雅也「ストリップ劇場を映画化、使命だ」”. 産経新聞 (2019年6月8日). 2019年7月12日閲覧。
  11. ^ 「ここにいた女性の数だけ恋がある」 苦境のストリップ劇場 映画に”. 毎日新聞 (2019年7月9日). 2019年7月12日閲覧。
  12. ^ a b 妖艶な純愛描く 広島舞台の映画 広島第一劇場で初披露”. 西広島タイムス 株式会社エル・コ (2019年6月21日). 2019年7月12日閲覧。
  13. ^ a b 「彼女は夢で踊る」主演や監督ら思い語る 広島第一劇場、恋と情熱の物語”. 中国新聞デジタル (2019年7月5日). 2019年7月13日閲覧。
  14. ^ 名俳優・加藤雅也「ストリップ劇場を映画化、使命だ」”. 産経新聞 (2019年6月8日). 2019年7月12日閲覧。
  15. ^ a b 広島国際映画祭2019 全プログラム公開!”. 広島国際映画祭 (2019年10月30日). 2019年10月30日閲覧。
  16. ^ “加藤雅也の主演映画がマドリード国際映画祭で審査員賞受賞 ストリップ劇場舞台「彼女は夢で踊る」”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2020年9月9日). https://hochi.news/articles/20200909-OHT1T50196.html 2020年9月9日閲覧。 
  17. ^ 実際の作詞/作曲はレディオヘッドに加え、アルバート・ハモンドとマイク・ヘイズルウッド。

外部リンク

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