後藤功
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後藤 功(ごとう いさお、1976年[1] - )は日本の実業家、プログラマ。iPhoneをリモコン化するソフトウェア「iRemocon」を開発した株式会社グラモの創業者で代表取締役を務める。
経歴
[編集]大分市に生まれる[1]。中学、高校時代から「自分の会社から発明品を製品化したい」という考えを抱く一方、パソコン通信を介したネット通販のような取引もおこなっていた[2]。
九州産業大学経営学部を卒業[1]。卒業後は地元の半導体関連装置の製造メーカーに就職するが、東京での勤務となり、携帯電話用のファームウェア開発に従事した[2]。しかし、起業家をめざすために2年で退社し、2001年にITベンチャー企業のテックファームに転職[1][2]。テックファームでは企業向け情報システムなどの構築に従事し[2]、携帯サービスの総責任者となる[1]。業績を上げて子会社の取締役まで昇格するが、iPhoneを操作機器とすることを着想する[2]。外部企業に委託する形で量産試作まで手がけた上で2010年にテックファームを退職し、2011年に株式会社グラモを創業した[2]。
グラモはiRemoconを紹介する形でITベンチャーのコンペティションである「innovation Weekend」に参加、2011年12月に「innovation Weekend Grand Finale2011」で優勝した[1][2]。
iRemoconは成功を収めたが、将来の事業資金を確保する狙いから2013年9月に自社株式をアドバンスト・メディアに売却し、 グラモは同社の完全子会社となった[2][3]。