御前山ダム
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御前山ダム | |
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左岸所在地 | 茨城県常陸大宮市大字上伊勢畑地内 |
位置 | |
河川 | 那珂川水系相川 |
ダム諸元 | |
ダム型式 |
中心遮水ゾーン型 ロックフィルダム |
堤高 | 52 m |
堤頂長 | 298 m |
堤体積 | 935,000 m3 |
流域面積 | 23.3 km2 |
湛水面積 | 50 ha |
総貯水容量 | 7,200,000 m3 |
有効貯水容量 | 6,500,000 m3 |
利用目的 | かんがい |
事業主体 | 農林水産省関東農政局 |
施工業者 | 鹿島建設・西松建設・株木建設 |
着手年 / 竣工年 | 1987年 / 2012年 |
出典 | [1] |
御前山ダム(ごぜんやまダム)は、茨城県常陸大宮市、一級河川・那珂川水系相川に建設されたダム。高さ52メートルのロックフィルダムで、かんがいを目的とする、農林水産省関東農政局直轄ダムである[2]。
歴史
[編集]茨城県の那珂川沿岸地域は河岸段丘となっており、古来から水不足に悩まされる地域であった。江戸時代、1656年(明暦2年)に永田茂右衛門によって小場江用水路が開削され、農業用水の確保が進められたが、現代に入り施設の老朽化が見られたことや、未だに小河川やため池に用水を頼る地域が残されていたことから、農林水産省(当時・農林省)関東農政局は「国営那珂川沿岸農業水利事業」の水源として、1987年(昭和62年)に御前山ダムの計画に着手した。1999年(平成11年)12月から2000年(平成12年)3月にかけて仮排水路を建設し、2002年(平成14年)11月から2006年(平成18年)3月にかけてダム基礎を掘削。2008年(平成20年)8月にダムの築堤を完了し、2012年(平成24年)に完成した[2][3][4][5][6]。
周辺
[編集]ダム周辺は御前山県立自然公園に指定され、「常陸の嵐山」とも呼ばれている[7]。また、ダム湖の周囲には御前山ダムサイクリングコース(約6km)が整備されている[8]。
脚注
[編集]- ^ ダム形式は那珂川沿岸農業水利事業所「主な工事計画」、竣工年は同「事業実施状況」、その他は「ダム便覧」による(2017年3月31日閲覧)。
- ^ a b “ダム便覧 御前山ダム”. 日本ダム協会. 2017年3月31日閲覧。
- ^ “那珂川沿岸農業水利事業所トップページ”. 那珂川沿岸農業水利事業所. 2017年3月31日閲覧。
- ^ “事業概要”. 那珂川沿岸農業水利事業所. 2017年3月31日閲覧。
- ^ “主な工事計画”. 那珂川沿岸農業水利事業所. 2017年3月31日閲覧。
- ^ a b c d “事業実施状況 事業着工からH25まで”. 那珂川沿岸農業水利事業所. 2017年3月31日閲覧。
- ^ “御前山県立自然公園”. 茨城県 (2016年8月29日). 2017年3月31日閲覧。
- ^ “奥久慈里山ヒルクライムルート”. 茨城県県民生活環境部スポーツ推進課. 2022年9月3日閲覧。