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御前山ダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
御前山ダム
左岸所在地 茨城県常陸大宮市大字上伊勢畑地内
位置
御前山ダムの位置(日本内)
御前山ダム
北緯36度33分11秒 東経140度17分15秒 / 北緯36.55306度 東経140.28750度 / 36.55306; 140.28750
河川 那珂川水系相川
ダム諸元
ダム型式 中心遮水ゾーン型
ロックフィルダム
堤高 52 m
堤頂長 298 m
堤体積 935,000 m3
流域面積 23.3 km2
湛水面積 50 ha
総貯水容量 7,200,000 m3
有効貯水容量 6,500,000 m3
利用目的 かんがい
事業主体 農林水産省関東農政局
施工業者 鹿島建設西松建設株木建設
着手年 / 竣工年 1987年2012年
出典 [1]
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御前山ダム(ごぜんやまダム)は、茨城県常陸大宮市一級河川那珂川水系相川に建設されたダム。高さ52メートルロックフィルダムで、かんがいを目的とする、農林水産省関東農政局直轄ダムである[2]

歴史

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茨城県の那珂川沿岸地域は河岸段丘となっており、古来から水不足に悩まされる地域であった。江戸時代1656年明暦2年)に永田茂右衛門によって小場江用水路が開削され、農業用水の確保が進められたが、現代に入り施設の老朽化が見られたことや、未だに小河川やため池に用水を頼る地域が残されていたことから、農林水産省(当時・農林省)関東農政局は「国営那珂川沿岸農業水利事業」の水源として、1987年昭和62年)に御前山ダムの計画に着手した。1999年平成11年)12月から2000年(平成12年)3月にかけて仮排水路を建設し、2002年(平成14年)11月から2006年(平成18年)3月にかけてダム基礎を掘削。2008年(平成20年)8月にダムの築堤を完了し、2012年(平成24年)に完成した[2][3][4][5][6]

周辺

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ダム周辺は御前山県立自然公園に指定され、「常陸嵐山」とも呼ばれている[7]。また、ダム湖の周囲には御前山ダムサイクリングコース(約6km)が整備されている[8]

脚注

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  1. ^ ダム形式は那珂川沿岸農業水利事業所「主な工事計画」、竣工年は同「事業実施状況」、その他は「ダム便覧」による(2017年3月31日閲覧)。
  2. ^ a b ダム便覧 御前山ダム”. 日本ダム協会. 2017年3月31日閲覧。
  3. ^ 那珂川沿岸農業水利事業所トップページ”. 那珂川沿岸農業水利事業所. 2017年3月31日閲覧。
  4. ^ 事業概要”. 那珂川沿岸農業水利事業所. 2017年3月31日閲覧。
  5. ^ 主な工事計画”. 那珂川沿岸農業水利事業所. 2017年3月31日閲覧。
  6. ^ a b c d 事業実施状況 事業着工からH25まで”. 那珂川沿岸農業水利事業所. 2017年3月31日閲覧。
  7. ^ 御前山県立自然公園”. 茨城県 (2016年8月29日). 2017年3月31日閲覧。
  8. ^ 奥久慈里山ヒルクライムルート”. 茨城県県民生活環境部スポーツ推進課. 2022年9月3日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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