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忍野村

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おしのむら ウィキデータを編集
忍野村
忍野八海・湧池
日本の旗 日本
地方 中部地方甲信越地方
都道府県 山梨県
南都留郡
市町村コード 19424-7
法人番号 5000020194247 ウィキデータを編集
面積 25.05km2
総人口 9,285[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 371人/km2
隣接自治体 富士吉田市都留市南都留郡山中湖村
村の木 イチイ
村の花 富貴草
村の鳥
村の動物
つばめ
リス
忍野村役場
村長 大森彦一
所在地 401-0511
山梨県南都留郡忍野村忍草1514
北緯35度27分36秒 東経138度50分52秒 / 北緯35.46003度 東経138.84786度 / 35.46003; 138.84786座標: 北緯35度27分36秒 東経138度50分52秒 / 北緯35.46003度 東経138.84786度 / 35.46003; 138.84786
外部リンク 公式ウェブサイト

忍野村位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキプロジェクト
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忍野村(おしのむら)は、山梨県南都留郡に位置する郡内地方

概要

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富士山御坂山地に囲まれた海抜936メートルの盆地を中心に村域が広がり、東部の内野地区と西部の忍草地区の2つの集落から成る[1]

隣接する山中湖村域にある「山中のハリモミ純林」は国の天然記念物に指定されている。

地理

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杓子山

忍野村は山梨県南東部および南都留郡北部の富士山麓に位置し、名水として知られる忍野八海湧水天然記念物名水百選)を有する。忍野村から見る富士山は「忍野富士」[2] と呼ばれる。

地形

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山地

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主な山

地域

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地区

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  • 忍草(しぼくさ) - 旧忍草村
  • 内野(うちの) - 旧内野村

人口

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忍野村と全国の年齢別人口分布(2005年) 忍野村の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 忍野村
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
忍野村(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 5,689人
1975年(昭和50年) 5,925人
1980年(昭和55年) 6,077人
1985年(昭和60年) 6,942人
1990年(平成2年) 7,968人
1995年(平成7年) 8,370人
2000年(平成12年) 8,367人
2005年(平成17年) 8,490人
2010年(平成22年) 8,635人
2015年(平成27年) 8,968人
2020年(令和2年) 9,237人
総務省統計局 国勢調査より

隣接自治体

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山梨県の旗山梨県

歴史

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近世

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忍草の忍草浅間神社の本殿は村の重要文化財に指定されている[3]。 また、同社に伝来する木造浅間神・随身像は鎌倉時代の正和4年(1315年)に丹波国の仏師・岩見坊静存が制作し、別当の東園寺が勧請したもので、富士信仰に関する像として知られる。 『甲斐国志』によれば、江戸時代に同像は木花咲耶姫・鷹飼・犬飼像と伝えられたという。

高冷地であることから古くから農業だけでは自給が難しい地域であったため、木挽きや木かやとりといった山仕事の副業が営まれていた。 副業は、江戸時代末期から1897年明治30年)には「駄賃つけ」と呼ばれる馬による荷物運送業に移行し、その後は養蚕が発達した[1]

近代

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  • 1875年(明治8年)2月15日 - 草村及び内村が合併して、忍野村が発足する。当初の村名案は「豊葦村」であったが、合成地名に変更された。
  • 1889年(明治22年)7月1日 - 町村制の施行により、忍野村の区域をもって、忍野村が発足する。忍野村及び中野村で組織する組合村を発足する。

現代

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戦後、淡水魚養殖観光業が発展し、忍野八海や二十曲峠に示される豊かな自然資源を活かすことによって多くの観光客が来訪している。

富士山の裾野に広がる原野である梨ヶ原は戦後に米軍管理となった。 これは1959年(昭和34年)以降、自衛隊北富士演習場として利用されており、入会権をめぐる問題がある(北富士演習場問題)。

工作機械用NC装置や産業用ロボットの世界的なメーカーとして知られるファナック1972年(昭和47年)に誘致され、本社および主力工場群が所在し、それらの外壁は一部が黄色に塗装されている。

政治

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行政

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村長

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  • 村長:天野多喜雄(2015年8月29日就任 2期目)

議会

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村議会

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  • 村議会:議員定数12人[4]

国家機関

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防衛省

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自衛隊

施設

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忍野駐在所
忍野郵便局
本部
駐在所
本部
主な郵便局
  • 忍野郵便局


経済

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JAクレイン忍野支店

第一次産業

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農業

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農業協同組合

第二次産業

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工業

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主な工場

教育

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全て村立である。 2021年5月現在、高等学校等の上級一条校は無いが、公営の図書館や体育館給食センター等の教育関連施設はある[5]

中学校

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村立
  • 忍野村立忍野中学校

小学校

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村立
  • 忍野村立忍野小学校

幼稚園

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村立
  • 認定こども園忍野幼稚園

保育園

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村立
  • 内野保育所
  • 忍草保育所

交通

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富士急バス

鉄道

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鉄道路線

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村内に鉄道路線はない。最寄り駅は富士山麓電気鉄道富士急行線富士山駅

バス

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路線バス

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高速バス

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バスタ新宿新宿駅南口)に発着する中央高速バス富士五湖線(富士急バス・フジエクスプレス京王バス東が運行)のうち、一部の便が忍野村役場前などを経由する。また、東京駅に発着する東京 - 河口湖線(富士急山梨バス・富士急行観光が運行)のうち、山中湖まで運行する便がファナック前などを経由する。

このほか、前述の富士五湖線で村内を経由しない便は、山中湖村内にある忍野入口バス停に停車する。

道路

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高速道路
村内に高速道路自動車専用道路は通っていない。ただし、村域に近接して東富士五湖道路富士吉田忍野スマートIC(富士吉田市)・山中湖IC(山中湖村)がある。
国道
村内に国道は通過してはいないが村西部の山中湖村との境界付近で国道138号に面してはいる。
県道
村内に主要地方道は通っていない。一般県道は次の2路線が通過する。

観光

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忍草浅間神社
富士湧水の里水族館
鐘山の滝

名所・旧跡

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主な神社

観光スポット

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自然
テーマパーク

出身関連著名人

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出身著名人

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脚注

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参考文献

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  • 山田美奈子「村落の構造とその変容 : 山梨県南都留郡忍野村を例として(卒業論文要旨)」『お茶の水地理』第23号、お茶の水地理学会、1982年4月、49-49頁、ISSN 0288-8726NAID 120000851975 

外部リンク

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