志太泉酒造
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 静岡県藤枝市宮原423番22号1 |
設立 | 1882年(明治15年) |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 7080001016436 |
事業内容 | 酒造業 |
代表者 | 代表取締役社長 望月 雄二郎 |
外部リンク | http://shidaizumi.com/ |
志太泉酒造(しだいずみしゅぞう)は、静岡県藤枝市宮原に工場と本社を置く日本の酒造会社である。
概要
[編集]1882年(明治15年)、藤枝の地主・杉村家の分家である望月家は、現在地において余剰米を有効利用する役割を担っていたが、望月久作が酒造りを行ったのが始まり。戦前は、藤枝で清酒と山梨県のワイナリーでワインを造っていた。第2次世界大戦時は休業したが、1954年(昭和29年)に酒造を再開した。現在、当主・望月雄二郎が、「志太泉(しだいずみ)」ブランドの日本酒を醸造販売する老舗酒造メーカーである[1]。
- 「志太泉」の由来
地元の古くからの地名である「志太」に、「泉」のような酒という意味と、「志」し、「太」く、「泉」のように湧き立つ酒を造りたいという願いを込めて「志太泉」と命名した[1]。
- 仕込み水
初代・望月久作が、この場所に蔵を建てたのは、瀬戸川の上流の山間地という事が幸いし、周囲の自然環境も保全されており、素晴らしい水が湧く土地だったからです。井戸水を仕込み水[2]として無濾過で使用している[3]。
沿革
[編集]- 1882年(明治15年) - 望月家は余剰米を有効利用する仕事に就いていた。望月久作が酒造りを開始したのが始まり。
- 年代不詳 - 戦前、清酒「志太泉」、「三五の月」、「ラジオ正宗」、「歓喜」を発売。また、山梨県にワイナリーを所有し、商標名「ミクニワイン」を発売した。
- 年代不詳 - 第2次世界大戦時、一時は酒造りを休業した。
- 1954年(昭和29年) - 酒造業を再開した。
- 1960年(昭和35年) - 吟醸酒「白鷺」を発売した。
- 1968年(昭和43年) - 東京農業大学品評会で金賞を受賞。
- 2009年(平成21年) - 歴代の南部杜氏に代わり、伝統的な能登杜氏の、杜氏・西原光志が就任。
- 2016年(平成28年) - 現在、出荷石高は800石(1.8リットル瓶で8万本)、県内に70%を出荷している[1]。
営業情報
[編集]- 定休日 - 年末年始、お盆時期
- 営業時間 - 午前8時 - 午後5時
- 駐車場 - 有り
蔵見学
[編集]- 時期 - 仕込み期間の11月 - 3月も可能だが、12月は最繁忙期で不可
- 曜日 - 土・日曜日・祝日でも、見学担当者が対応できらば可能
- 時間 - 午前9時 - 午前12時、午後1時 - 午後4時、見学所要時間60分
- 予約 - 10日前までに電話、メールで予約必要、当日は不可
- 注意事項 - 当日に納豆を食べない、製造設備には手を触れない、強い香水を使用しない、蔵内での飲食・喫煙禁止[4]
受賞歴
[編集]全国新酒鑑評会
- 平成16酒造年度 - 「志太泉」金賞受賞[5]
- 平成18酒造年度 - 「志太泉」金賞受賞[6]
- 平成21酒造年度 - 「志太泉」金賞受賞[7]
- 平成23酒造年度 - 「志太泉」金賞受賞[8]
- 平成25酒造年度 - 「志太泉」金賞受賞[9]
- 平成28酒造年度 - 「志太泉」金賞受賞[10]
- 平成29酒造年度 - 「志太泉」金賞受賞[11]
- 平成30酒造年度 - 「志太泉」金賞受賞[12]
- 令和2年酒造年度 - 「志太泉」金賞受賞[13]
- 令和4年酒造年度 - 「志太泉」金賞受賞[14]
交通
[編集]- 鉄道
- 路線バス
- ふるさと瀬戸谷線 - 「瀬戸谷温泉ゆらく」行き乗車25分、宮原バス停下車徒歩3分
脚注
[編集]- ^ a b c 株式会社志太泉酒造 - 「志太泉の歴史」
- ^ 「仕込水は、毎年日本醸造協会や生活科学検査センターで検査する。仕込み水は、硬度3.3の軟水。2011年(平成23年)の福島原発の影響を考慮して検査をしたが、放射性物質は検出されなかった」
- ^ 株式会社志太泉酒造 -「志太泉の仕込み水」
- ^ 株式会社志太泉酒造 - 「志太泉への蔵見学」
- ^ 『酒類総合研究所』「平成16酒造年度全国新酒鑑評会」、平成17年5月26日、2022年4月28日閲覧
- ^ 『酒類総合研究所』「平成18酒造年度全国新酒鑑評会」、平成19年5月24日、2022年4月28日閲覧
- ^ 『酒類総合研究所』「平成21酒造年度全国新酒鑑評会」、平成22年5月26日、2022年4月28日閲覧
- ^ 『酒類総合研究所』「平成23酒造年度全国新酒鑑評会」、平成24年5月18日、2022年4月28日閲覧
- ^ 『酒類総合研究所』「平成25酒造年度全国新酒鑑評会」、平成26年5月20日、2022年4月28日閲覧
- ^ 『酒類総合研究所』「平成28酒造年度全国新酒鑑評会」、平成29年5月18日、2022年4月28日閲覧
- ^ 『酒類総合研究所』「平成29酒造年度全国新酒鑑評会」、平成30年5月17日、2022年4月28日閲覧
- ^ 『酒類総合研究所』「平成30酒造年度全国新酒鑑評会」、令和元年5月17日、2022年4月28日閲覧
- ^ 『酒類総合研究所』「令和2酒造年度全国新酒鑑評会」、令和3年5月21日、2022年4月28日閲覧
- ^ 『酒類総合研究所』「令和4酒造年度全国新酒鑑評会」、令和5年5月24日、2023年5月25日閲覧
関連文献
[編集]- 『志太泉(したいずみ)(デジタル大辞泉プラス)』「静岡県、株式会社志太泉酒造の製造する日本酒。平成21、23酒造年度の全国新酒鑑評会で金賞を受賞」