志村真幸
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志村真幸(しむら まさき、1977年- )は、日本の研究者。専門は比較文化、民俗学、南方熊楠研究。慶應義塾大学文学部准教授(有期)[1]。
人物・来歴
[編集]神奈川県小田原市生まれ。2000年慶應義塾大学文学部卒業。2007年京都大学大学院人間・環境学研究科文化・地域環境学専攻博士後期課程単位取得退学。2008年「愛犬趣味の誕生 近代化する社会における純血と雑種の問題」で博士(人間・環境学)の学位を取得。南方熊楠顕彰館および南方熊楠顕彰会外部協力研究者として、資料調査、展覧会、出張展、公開講座などを担当。2019年より南方熊楠顕彰会理事。慶應義塾大学非常勤講師、京都外国語大学非常勤講師を務める[2]。2020年『南方熊楠のロンドン』でサントリー学芸賞[3]、井筒俊彦学術賞受賞。
著書
[編集]- 『日本犬の誕生 純血と選別の日本近代史』勉誠出版, 2017
- 『南方熊楠のロンドン 国際学術雑誌と近代科学の進歩』慶應義塾大学出版会, 2020
- 『熊楠と幽霊』集英社インターナショナル新書, 2021
- 『絶滅したオオカミの物語 イギリス・アイルランド・日本』渡辺洋子共著, 三弥井書店, 2022
- 『未完の天才 南方熊楠』講談社現代新書, 2023.6
- 『在野と独学の近代 : ダーウィン、マルクスから南方熊楠、牧野富太郎まで』中公新書, 2024.9
- 編著
- 『異端者たちのイギリス』共和国, 2016
- 『熊楠と猫』杉山和也・岸本昌也・伊藤慎吾共編, 共和国, 2018
- 『動物たちの日本近代 ひとびとはその死と痛みにいかに向きあってきたのか』ナカニシヤ出版, 2023
- 『南方熊楠の生物曼荼羅 生きとし生けるものへの視線』三弥井書店, 2024
- 翻訳
論文
[編集]脚注
[編集]- ^ “教員:[慶應義塾大学文学部]”. 慶応義塾大学. 2024年4月1日閲覧。
- ^ 『南方熊楠のロンドン』
- ^ “[2020年〜]年代別一覧 受賞者一覧・選評 サントリー学芸賞”. サントリー文化財団. 2022年8月3日閲覧。