悪魔の毒々モンスター 東京へ行く
表示
悪魔の毒々モンスター 東京へ行く | |
---|---|
The Toxic Avenger Part II | |
監督 |
ロイド・カウフマン マイケル・ハーツ |
脚本 |
ゲイ・パーティントン・テリー ロイド・カウフマン |
原案 | ロイド・カウフマン |
製作 | ロイド・カウフマン |
出演者 |
ロン・ファジオ 桂木麻也子 安岡力也 |
音楽 | バリー・ガード |
撮影 | ジェームズ・ロンドン |
製作会社 | トロマ・エンターテインメント |
配給 | 松竹富士 |
公開 |
1989年2月24日[1] 1989年7月22日[1] |
上映時間 |
96分 ディレクターズカット版 103分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 |
英語 日本語 |
前作 | 悪魔の毒々モンスター |
次作 | 悪魔の毒々モンスター 毒々最後の誘惑 |
『悪魔の毒々モンスター 東京へ行く』(原題:The Toxic Avenger Part II)は、1989年に公開されたアメリカ映画。『悪魔の毒々モンスター』シリーズ第2作。日本パートは実際の東京でロケが行われた。
あらすじ
[編集]平和なトロマヴィルを核廃棄物貯蔵地にしようと企むアポカリプス社が計画の邪魔になる毒々モンスターを殺そうとするが失敗する。そこで日本支社が開発したアンチトロマトンで毒々モンスターを倒すため、彼の父親が東京にいるという情報を流し毒々モンスターを日本へ向かわす。
キャスト
[編集]- 毒々モンスター (トキシー):ロナルド・ファジオ
- マサミ:桂木麻也子
- ビック・マック・ブンコ:安岡力也
- アポカリプス社員:マイケル・ジェイ・ホワイト
- アナウンサー伊集院勤:関根勤
- 横綱松竹山:忍竜
- 力士:大富士
- 佃煮評論家永井豪:永井豪
- 鯛焼き鼻の男:奈良健志
- 鎖鎌女:白木麻也
- ボンデージの女:大島蓉子
- 湯浴み女:俵ひとみ
- 湯浴み女:叶恵子
備考
[編集]- 1988年6月に新宿銭湯・世界湯(劇中に出てくる銭湯は墨田区にある銭湯)で製作記者会見が行われた。赤いフンドシ姿で現れたカウフマンに記者は唖然とした。なおカウフマンが同日同時間帯に帝国ホテルでジョージ・ルーカス原案の『ウィロー』の製作記者会見が行われたことに触れている。
- カウフマンが前作の大ファンと聞きつけ、関根勤に出演を打診したところ快諾。ラジオ局ブースシーンは、関根の厚意と当時ファンタスティク映画祭を開催していた繋がりでニッポン放送での撮影が実現。歌舞伎座前での撮影は前作の配給元である松竹との関係で許可され、これが後の1991年製作の『カブキマン』に繋がる。
- 日本のキャストが英語を話すシーンは映画本編では別人に吹き替えられている。
- 劇中日本のビジネスマンの格好(七・三のカツラと眼鏡をつけ、カメラを首からかけ、ビジネスかばんを持っただけ)をした毒々モンスターが「ニュージャージーのスーパーヒーロー 悪魔の毒々モンスター」と印刷された名刺(裏面は英語)を見せるシーンがある。
- 劇中の銭湯シーンでは公開時にボカシを入れるよう日本側が指示説明し、全裸女性に前バリを装着して撮影されたがそのまま公開された。低予算映画の王道として片押し撮影(会話であっても一方の演技だけをまとめて撮る)を随所に起用したが、佃島でのツインブラザースのシーンでは、撮影日が二日間にまたがったため晴れと雨がカットが切り替わる毎に変わる。日本側スタッフが意見すると、カウフマンは「この映画はこれで良いのだ!」と一蹴する。