意志強ナツ子
いしつよ ナツこ 意志強 ナツ子 | |
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生誕 |
1985年7月22日(39歳) 日本・山形県 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 2014年 - |
意志強 ナツ子(いしつよ ナツこ、1985年7月22日[1] - )は、日本の漫画家。山形県出身[1]。
来歴
[編集]日本大学芸術学部美術学科彫刻コースを中途退学[1]。2007年、Academy of Fine Arts, Pragueコンセプチュアルメディア学科(Prof.Miloš Šejn)に入学[1]。2012年、Academy of Fine Arts, Pragueインターメディア学科(Prof.Tomáš Vaněk) 修士課程 卒業[1]。
2010年、第9回漫画アクション新人賞選外奨励賞を受賞する。
2014年、コミティア出張編集部にて同人誌『りゅうのすけくん』『たましい』を持ち込み[2]、同年11月26日にトーチweb掲載の『女神』でデビューする[3][1]。
2017年、トーチwebで掲載された短編5本と、書き下ろし作品1本を収録した『魔術師A』が発売[4][5]。刊行を記念して、5月12日に東京のNOTRE MUSIQUEにてイベント「意志強ナツ子と語る会」を開催[4]。
2017年10月、トーチwebにて『アマゾネス・キス』の連載が開始される[6]。2018年2月、漫画サイト「スキマ」にて『黒真珠そだち』の連載を開始し[7]、2019年に完結。
2019年8月、ゴトウユキコ、ふみふみこと合同で「意志強ナツ子・ゴトウユキコ・ふみふみこ合同原画展〜禁緋〜」を大阪の画廊モモモグラにて開催[8]。会場でトークショーやファンとの交流会も行った[8]。
2021年2月、『小説現代』(講談社)3月号より『るなしい』の連載を開始[9]。
人物
[編集]幼少期より絵を描くことが好きで、人物や動物のイラスト等を描いていたが、小学5年生の時にクラスメートに影響を受けノートに漫画を描き始める。中学に入って初めて同人誌即売会の存在を知り、サークル参加をするようになる。当時はデジモンアドベンチャーやNARUTOの二次創作に没頭していた。高校で美術部に入り彫刻を始めたことをきっかけに漫画とは遠ざかるが、チェコ留学中にウェブ漫画サイト『新都社』に投稿されていた『同人王』(牛帝)を読み、本格的に漫画家を目指し始める。
作品リスト
[編集]連載
[編集]- アマゾネス・キス(『トーチweb』内「意志強ナツ子作品集」ページ 2017年10月27日[6] - 2020年8月28日[10][11])
- 黒真珠そだち(『スキマ』2018年2月19日[7] - 2019年3月)
- るなしい(『小説現代』2021年3月号[9] - 連載中)
読み切り
[編集]- 女神(『トーチweb』2014年11月26日[3]) - 『魔術師A』に収録
- KEBAB(『トーチweb』2015年2月26日[12]) - 『魔術師A』に収録
- まこちゃん式画塾(『トーチweb』2015年6月10日[13]) - 『魔術師A』に収録
- コリコリ屋さん(『トーチweb』2016年6月1日[14]) - 『魔術師A』に収録
- 魔術師A(『トーチweb』) - 『魔術師A』に収録
- 『MANGA Day to Day』寄稿作品。2021年3月25日発売[15]。
書籍
[編集]- 『魔術師A』リイド社〈torch comics〉2017年1月20日発売[5]、ISBN 978-4-8458-5006-8
- 『アマゾネス・キス』リイド社〈torch comics〉、2019年 - 2020年、全3巻
- 2019年1月31日[16][17]、ISBN 978-4-8458-6012-8
- 2020年9月11日発売[18][19]、ISBN 978-4-8458-6067-8
- 2020年10月12日発売[18][20]、ISBN 978-4-8458-6068-5
- 『るなしい』講談社〈KCデラックス〉、既刊4巻(2024年8月9日現在)
- 2021年8月23日発売[21][22]、ISBN 978-4-06-524186-8
- 2022年4月13日発売[23]、ISBN 978-4-06-527349-4
- 2023年2月13日発売[24]、ISBN 978-4-06-530554-6
- 2024年8月9日発売[25]、ISBN 978-4-06-536393-5
その他
[編集]- 14人に聞いた究極の選択(『Maybe!』vol. 11、2021年[26]) - 寄稿
- 私がビッグラブを感じる人♡(『Maybe!』vol. 13、2022年[27]) - イラストとコメント寄稿[27]
出典
[編集]- ^ a b c d e f “魔術師A”. トーチWeb. リイド社 (2020年8月7日). 2021年8月23日閲覧。
- ^ “トーチweb ブログ 【『アマゾネス・キス』編集中記】”. トーチweb. 2019年6月3日閲覧。
- ^ a b “スクールカースト上位の少女が出会ったのは……トーチに新鋭の読切”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年11月26日) 2021年8月23日閲覧。
- ^ a b “意志強ナツ子「魔術師A」刊行記念した「語る会」開催、サイン会も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年5月7日) 2021年8月23日閲覧。
- ^ a b “意志強ナツ子のデビュー作『魔術師A』刊行のお知らせ”. リイド社. 2021年8月23日閲覧。
- ^ a b “意志強ナツ子の新連載がトーチで開幕、占い師目指すOLが出会った世界とは”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年10月27日) 2021年8月23日閲覧。
- ^ a b “意志強ナツ子新連載は、刺激不足な男子大学生の人生が変わる「黒真珠そだち」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年2月19日) 2021年8月23日閲覧。
- ^ a b “意志強ナツ子・ゴトウユキコ・ふみふみこ、“性のあり方”をテーマにした合同原画展”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年8月28日) 2021年8月23日閲覧。
- ^ a b “意志強ナツ子が小説現代で新連載、神の子として生きる女性を描く”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年2月22日) 2021年8月23日閲覧。
- ^ “意志強ナツ子「アマゾネス・キス」成功を掴むための“すごいスタンプ”出ました”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年6月11日) 2021年8月23日閲覧。
- ^ トーチWeb 2020年8月28日のツイート、2021年8月24日閲覧。
- ^ トーチWeb 2015年2月26日のツイート、2021年8月24日閲覧。
- ^ トーチWeb 2015年6月10日のツイート、2021年8月24日閲覧。
- ^ トーチWeb 2016年6月1日のツイート、2021年8月24日閲覧。
- ^ “ちばてつやらマンガ家110組、コロナ禍の日々を描いたリレー連載が書籍化”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年3月23日) 2021年8月23日閲覧。
- ^ “救えるのは超感覚知覚力のある人だけ…カリスマ経営者と新米占い師の人間ドラマ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年1月31日) 2021年8月23日閲覧。
- ^ “アマゾネス・キス(1)”. リイド社. 2021年8月23日閲覧。
- ^ a b “「アマゾネス・キス」Tシャツや意志強ナツ子のコラムなど収録した“読本”当たる”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年8月12日) 2021年8月23日閲覧。
- ^ “アマゾネス・キス(2)”. リイド社. 2021年8月23日閲覧。
- ^ “アマゾネス・キス(3)”. リイド社. 2021年8月23日閲覧。
- ^ ““神の子”として生まれた女子高生・るなの伝記、意志強ナツ子「るなしい」1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年8月23日) 2021年8月24日閲覧。
- ^ “『るなしい(1)』(意志強ナツ子)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年8月23日閲覧。
- ^ “『るなしい(2)』(意志強ナツ子)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年4月13日閲覧。
- ^ “『るなしい(3)』(意志強ナツ子)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2023年2月13日閲覧。
- ^ “『るなしい(4)』(意志強ナツ子)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年8月10日閲覧。
- ^ “悩める男を描くコナリミサトの読み切りがMaybe!に、今日マチ子複製原画販売も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年6月29日) 2021年8月23日閲覧。
- ^ a b “魚豊と文野紋がMaybe!で俳優やミュージシャンと“愛”語る、コナリミサトら寄稿も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年6月29日) 2022年6月29日閲覧。
外部リンク
[編集]- 個人サイト
- 意志強ナツ子 (@ishitsuyo) - X(旧Twitter)