慧日寺 (丹波市)
慧日寺 | |
---|---|
所在地 | 兵庫県丹波市山南町太田127-1 |
位置 | 北緯35度04分39.8秒 東経135度04分08.8秒 / 北緯35.077722度 東経135.069111度座標: 北緯35度04分39.8秒 東経135度04分08.8秒 / 北緯35.077722度 東経135.069111度 |
山号 | 萬松山 |
宗派 | 臨済宗妙心寺派 |
本尊 | 釈迦如来 |
創建年 | 1375年 |
開基 | 特峯禅師 |
正式名 | 萬松山慧日寺 |
法人番号 | 6140005008077 |
慧日寺(えにちじ)は、兵庫県丹波市山南町太田にある臨済宗妙心寺派の寺院。山号は萬松山。本尊は釈迦如来。丹波市観光100選 寺院・神社部門及びもみじの名所部門選定[1]。
歴史
[編集]1375年(永和元年)足利三代将軍の管領細川頼之と、その弟で養子の細川頼元により建立された、臨済宗妙心寺派の中本山。篠山川沿いに建ち、七堂伽藍他山内の塔頭18ヶ寺に及ぶ丹波禅寺の中心として栄える。開山は特峯禅師で、鎌倉の円覚寺開山仏光国師の孫弟子であり、中国より帰国後にこの地に庵を結ぶ[1][2][3]。
本堂は茅葺[4]。仏殿は、1702年(元禄15年)に再建されたもので、方一間一重裳階付桧皮葺き入母屋造で兵庫県指定の文化財。禅宗様式の建物で兵庫県内では希少。慧日寺の方丈・庫裏・裏門・経蔵と鐘楼の5棟の建物は格式を保つ建造物で、2014年(平成26年)12月に国登録有形文化財に登録されている[1]。1575年(天正3年)の明智光秀の丹波攻めや度重なる火災で創建当時の面影を失い、現存の仏殿は17世紀末である寛永年間(1624-1644年)・慶安年間(1648-1652年)に、方丈・鐘楼等は18世紀末の元禄年間(1688-1704年)以降、一説によると1718年(享保3)年に再建された再建されたものである[3][5]。
徳川八代将軍吉宗から7代にわたる将軍が下付した「朱印状」などの文化財も数多く残さる。丹波もみじめぐりの十ヶ寺の一つ[2]。
2021年4月3日には、新住職の就任を披露する「晋山式」が開山650年遠忌法要と併せて挙行され、妙心寺派の小倉宗俊管長をはじめ、僧侶や信徒ら約200人が参加し稚児行列なども催された[4]。
また、同地はヒメボタルの生息地としても知られ、7月上旬ごろまで境内を蛍の灯が飛び交う[6]。
脚注
[編集]- ^ a b c “萬松山 慧日寺”. 丹波市観光協会. 2022年11月18日閲覧。
- ^ a b “慧日寺”. ぶらり丹波寺 (2019年1月4日). 2022年11月18日閲覧。
- ^ a b “慧日寺”. HYOGO!ナビ. 2022年11月18日閲覧。
- ^ a b “38年ぶり新住職祝う「晋山式」 開山650年の慧日寺 丹波”. 神戸新聞NEXT (2021年4月4日). 2022年11月18日閲覧。
- ^ “慧日寺”. ひょうご歴史の道. 2022年11月18日閲覧。
- ^ “闇夜の山林で乱舞するヒメボタル 丹波・慧日寺で最盛期”. 神戸新聞NEXT (2022年6月30日). 2022年11月18日閲覧。