成田文庫
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成田文庫 | |
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施設情報 | |
開館 | 1983年2月24日 |
所在地 | 愛知県名古屋市中川区小本二丁目 |
統計・組織情報 | |
蔵書数 | 約9000点(1990年時点) |
館長 | 成田陽 |
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
成田文庫(なりたぶんこ)は、愛知県名古屋市中川区小本二丁目に所在した私設の教科書図書館。
特色
[編集]教科書コレクションを中心に、教育関連資料が集められ、教育史研究に資するために公開された[1]。
特色あるコレクションとしては、福澤諭吉の『学問のすすめ』の官制海賊版とされる『学問のさとし』[2][1]、学制発布に伴って初めて作られた『小学読本』、明治時代の検定教科書、軍国主義を反映した国定教科書、終戦直後に用いられた墨塗り教科書などがある[2]。
開設した成田陽は中学校の教員であり[1]、名古屋市立名塚中学校校長などを務めた[2]。
歴史
[編集]明治100年を前にした1965年(昭和40年)、成田が自らの担当教科でもあった理科の教科書を明治100年事業と銘打って蒐集を始めたのをきっかけとしている[1]。次第に全教科を網羅するに至った[1]。
1983年(昭和58年)2月24日、自宅の敷地内に鉄筋2階建ての建物を設け、一般公開に踏み切った[1]。2階にガラス戸の書棚を設置し、展示コーナーも設けた[2]。一般公開を記念して「小学1年国語教科書100年展」を開催している[2]。一般公開の開始時点では約7700点の資料を所蔵していた[2]。
1990年(平成2年)時点で、教科書はもとより、明治初期の通知表、卒業証書なども含め、約9000点の資料を保有していた[3]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 中川区制施行50周年記念誌編集委員会 編『中川区史』中川区制施行50周年記念事業実行委員会、1987年10月1日。