戦隊レッド 異世界で冒険者になる
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戦隊レッド 異世界で冒険者になる | |
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ジャンル | ファンタジー |
漫画 | |
作者 | 中吉虎吉 |
出版社 | スクウェア・エニックス |
掲載誌 | 月刊少年ガンガン |
レーベル | ガンガンコミックス |
発表号 | 2020年11月号 - |
発表期間 | 2020年10月12日 - |
巻数 | 既刊8巻(2024年12月12日現在) |
アニメ | |
原作 | 中吉虎吉 |
監督 | 川口敬一郎 |
シリーズ構成 | 冨岡淳広 |
キャラクターデザイン | 丸山修二 |
音楽 | 亀山耕一郎 |
アニメーション制作 | サテライト |
製作 | 異世界レッド製作委員会 |
放送局 | AT-Xほか |
放送期間 | 2025年1月12日 - |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』(せんたいレッド いせかいでぼうけんしゃになる)は、中吉虎吉による日本の漫画作品。『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)にて、2020年11月号から連載中。2021年9月に単行本第2巻の発売を記念し、稲田徹がナレーションを務めるPVが制作された[1]。テレビアニメが2025年1月より放送予定[2]。
あらすじ
[編集]悪の組織・秘密結社ゼツエンダーとの最終決戦。絶縁王との戦いで相打ちになったキズナファイブのキズナレッド・浅垣灯悟。しかし、彼は死なず異世界へと転生していた。異世界を旅し、この世界にも困っている人が大勢いることを知った灯悟は冒険者となり、キズナレッドへ変身しては人々を救いながら元の世界へ戻る方法を探すことを決める。やがて、強力な冒険者を探していた魔導士イドラと出会い、彼らの冒険が始まる。
登場人物
[編集]声の項はテレビアニメにおける担当声優。
主要人物
[編集]- 浅垣灯悟(あさがきとうご) / キズナレッド / キズナブラック → キズナバーニングブラッド
- 声 - 井藤智哉[2]
- 主人公。熱血漢を絵に描いたような何事にも真っ直ぐで一生懸命な青年。絆装甲(バンソウプレート)を使ってキズナレッドへ変身する。変身の際には毎回背後で盛大に爆発が起き、それに巻き込まれると常人は普通にダメージを受けてしまう。クエストでドロップしたアイテムも毎回黒焦げにしてしまうため、あまり他の冒険者からパーティーを組んで貰えなくなってしまい、結果無一文になってしまっていた。その他バーニングキズナパンチといった様々な必殺技を持っており、最大の奥の手として巨大ロボであるマキシマムキズナカイザーを召喚することが出来る。
- 絆に対して強く拘りを持っており、誰とでも絆を結ぶことが出来ると自負している。一方で、最終決戦の折に単身で敵の首領と戦ったことについてテルティナから指摘されたり、かつての仲間と思わしき人物から「誰よりも絆に餓えた寂しがり屋」と言われるなど危うさも見せている。
- イドラ・アーヴォルン
- 声 - 稲垣好[2]
- ヒロイン。16才。巨乳。ツッコミ気質であり、灯悟の一挙手一投足に突っ込んでいる。
- 大魔道士の家系の一族で様々な魔法を使うことが出来、その腕は一流。特権魔法にもある程度対抗出来る。アーヴォルン家は代々、王家の杖として人々の幸福のために魔法を研究することを使命とし、イドラもそのことに誇りに思っていたが、先代当主だった彼女の父親が杖の座を懸けた戦いに敗北し、一族もろとも王都から追放されてしまう。以降アーヴォルン家は没落気味でA級冒険者を雇うお金がないほどであった。新たに王家の杖の当主になった者の方針がイドラには許すことが出来ず、その者から王家の杖の座を取り戻し、再び魔法の力で世界中の人々の笑顔を取り戻すことを悲願としている。
- 異世界人である灯悟に興味津々であり、当初は彼の力について色々と調べていた。灯悟の言動には心を惑わされることも多く、次第に惹かれていっている。
- テルティナ・リズ・ワーグレイ・アヴァルロスト
- 声 - 田中美海[2]
- アヴァルロスト皇国の第三王女。15才。八重歯が特徴的な美少女。王族でありながらも自ら魔力の種を回収する旅に出ている。王族としては立場が低く、付いてきてくれる騎士もいないため、イドラに会いに行くまでは自ら捜し出したロゥジーを唯一の味方としていた。人体から魔力の種を取り除く特権魔法″簒奪の銀狼(ヴリコラカス)″を使うことが出来る。王族として気品ある佇まいではあるものの、時折年頃の少女のような反応を見せることも多く、初めてマキシマムキズナカイザーに乗ったときは目を輝かせながらはしゃいでいた。
- ロゥジー・ミスト
- 声 - 大野智敬[2]
- テルティナの従者の青年。魔王を封印した勇者が振るったとされる伝説の神器″王家の聖剣″を装備している。かつては″孤高の戦鬼″という異名を持つS級冒険者で多くの高額賞金首をたった一人で討伐していた。その実力はキズナレッドに変身した灯悟と同等以上で、灯悟曰く「幹部怪人クラスかそれ以上」。マキシマムキズナカイザーを前にしても怯むことなく渡り合った。ほぼすべての生物が魔力を持つ世界で魔力を持たない特異体質であり″忌み子″として迫害された過去から人間嫌いとなっていた。一方でそのことで傷付き憤ったのは誰かに受け入れられ、人の輪に入ることを本当は望んでいたからではとテルティナに指摘された上で必要とされ、受け入れられたことで彼女に対して強い思いを抱いてる。テルティナから「正直に言いなさい」と言われると言葉を取り繕っていても直後に偽らざる本心を述べる。
- ラーニヤ
- 声 - 白石晴香[3]
- エルフの里ルグシムの次期族長・7代目アメン継承者。千年前に異世界から伝わった変身アイテム「アメンバッグル」を用いて「アメン」に変身する[* 1]。普段は内気な性格で、戦闘時には心に強気な仮面をかぶることで勢いをつけている[* 1]。
灯悟たちの関係者
[編集]- 二階堂天理(にかいどうてんり)
- キズナファイブ6人目の戦士キズナシルバーでグラマラスな体型の美女。絶縁王の攻撃から灯悟を庇い死んでしまうが、その後異世界へ転移していた。生まれつき予知能力を持っていて、1000年後に異世界へと訪れる灯悟に助言を残した。
- キズナレッド・バース達の世界では存在していない。
- ツギハギ博士
- 亜人連合首都フォリングの文明を発展させた人物。その正体はゼツエンダー幹部のウラギリス。当初は灯悟たちへの協力を拒むも、キズナレッドバースの欠陥を認め、魔王を倒すための最善策として渋々手を組む。
魔王族
[編集]- アブダビ
- 声 - 吉野裕行[3]
- 魔王の血族の一人”常笑のアブダビ”。笑い顔の仮面を常に被っており、刃の部分が蛇腹状に展開する鎌を武器に戦う。使う技にも「笑」という言葉が入っている。
- ヴィダン
- 声 - 鈴村健一[3]
- 魔王の血族の一人”究愛のヴィダン”。アジールの前に執事として現れ、力を貸すフリをしながら裏で操る。ククジャの街の労働者を煽動してアジールの父を殺させたのも彼の仕業。
- ブイダラ
- 魔王の血族の一人”悠戯のブイダラ”。少女の様な姿をしており、その目で見た能力をコピーしてそっくりそのまま使うことの出来るごっこ遊びを得意とする。人間を標本にしコレクションするという趣味を持っている。
- ドマド
- 魔王の血族の一人。その実力は計り知れず、その姿を見た灯悟が畏れる程。
- シャウハ・シャムハザール[* 2]
- 声 - 白石涼子[3]
- 「王家の杖」として王家に使える女性魔道士。資格制度による魔導技術の徹底的な管理と規制を理念としている。人々を魔道具の悪用から守るために魔道具を資格制にした[* 3]。
- シャウハ
- 魔王の血族の一人”惨美のシャウハ”。彼女の理念である徹底的な管理と規制は人間たちによる文明の発展が不都合であり、それを抑止するためであった。
絆創戦隊キズナファイブ
[編集]- 飛星エミリ(とびほしえみり)
- キズナイエロー。元ヤンで26歳の高校教師。
- 万丈寺流(ばんじょうじながれ)
- キズナブルー。24歳のIT企業社長。
- 堅岡修二(かたおかしゅうじ)
- キズナグリーン。20歳の大学生。
- 愛沢ツカサ(あいざわつかさ)
- キズナピンク。16歳の高校生。
キズナレッド・バース
[編集]ツギハギ博士が魔王対策として用意した改造ドッペルゲンガー「ドッペルアナザー」を使って「並行世界のキズナレッド」をコピーしたもの。
- 浅垣灯悟郎 (あさがき とうごろう)
- 「浅垣灯悟がサイボーグになった」という世界からトレース。23歳。
- 浅垣灯子 (あさがき とうこ)
- 「浅垣灯悟が女性だったら」という世界からトレース。16歳。
- アーサー・G・トゥーゴー
- 「浅垣灯悟が外国人だったら」という世界からトレース。
- 後藤朝輝 (ごとう あさき)
- 「絆創戦隊キズナファイブという特撮ドラマがある」世界からトレース。浅垣灯悟役の俳優なので戦闘能力はない。
- 浅垣灯悟(バッドエンド)
- 「ツギハギ博士が魔王側だった」世界からトレース。制御できないため冷凍封印されていた。
その他
[編集]- ポセイドン
- イドラに仕える執事。彼女のことを孫娘のように思い慕っている。かつてはイドラの祖母と共に冒険者としてパーティーを組んでいて魔王をも倒せる最強パーティーとして名を馳せていた。なお、その頃は全身の筋肉がムキムキであった。灯悟については冒険者としての実力は認めつつも一方でイドラの貞操を脅かす者として警戒している。
書誌情報
[編集]- 中吉虎吉『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』スクウェア・エニックス〈ガンガンコミックス〉、既刊8巻(2024年12月12日現在)
- 2021年4月12日初版発行(同日発売[4][5])、ISBN 978-4-7575-7195-2
- 2021年9月10日初版発行(同日発売[6])、ISBN 978-4-7575-7466-3
- 2022年4月12日初版発行(同日発売[7])、ISBN 978-4-7575-7876-0
- 2022年10月12日初版発行(同日発売[8])、ISBN 978-4-7575-8199-9
- 2023年5月11日初版発行(同日発売[9])、ISBN 978-4-7575-8567-6
- 2023年11月10日発売[10]、ISBN 978-4-7575-8897-4
- 2024年8月9日発売[11]、ISBN 978-4-7575-9348-0
- 2024年12月12日発売[12]、ISBN 978-4-7575-9564-4
テレビアニメ
[編集]この節には放送または配信開始前の番組に関する記述があります。 |
2024年8月にテレビアニメ化が発表された[2]。2025年1月よりAT-Xほかにて放送予定[13]。
スタッフ
[編集]- 原作 - 中吉虎吉[2]
- 監督 - 川口敬一郎[2]
- シリーズ構成 - 冨岡淳広[2]
- メインキャラクターデザイン・総作画監督 - 丸山修二[2]
- 総作画監督 - 大西秀明、伊藤亜矢子[2]
- メインアクションアニメーター - 杉江敏治、谷口明弘、岩田幸大[2]
- エフェクト作画監督 - 橋本敬史[2]
- プロップ・メカ・スーツデザイン - 谷口欣孝[2]
- 怪人デザイン - 渋谷亮介[2]
- モンスターデザイン - 稲田航[2]
- 変身モーション監修 - 小川輝晃[2]
- 変身モーションディレクター - 鈴村展弘[2]
- 美術設定・美術監督 - ほそい[2]
- 色彩設計 - 大野春恵、長澤諒司[2]
- 3DCGディレクター - 後藤浩幸[2]
- 撮影監督 - 内田奈津美[2]
- 2Dワークス - 木下翔弥斗[2]
- 編集 - 松本秀治[2]
- 音響監督 - 川口敬一郎[2]
- 音響制作 - 東北新社[2]
- 音楽 - 亀山耕一郎[2]
- 音楽制作 - 日本コロムビア[2]
- アニメーションプロデューサー - 畑秀明[2]
- アニメーション制作 - サテライト[2]
- 製作 - 異世界レッド製作委員会[2]
主題歌
[編集]- 「Cuz I」[14]
- 牧島輝によるオープニングテーマ。作詞は藤林聖子、作曲は吉田司・Tsubasa、編曲はTsubasa。
- 「Explosive Heart」[14]
- 内田彩によるエンディングテーマ。作詞・作曲・編曲は永塚健登。
放送局
[編集]放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [15] | 備考 |
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2025年1月12日 - | 日曜 23:30 - 月曜 0:00 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / リピート放送あり |
2025年1月13日 - | 月曜 0:30 - 1:00(日曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | |
月曜 1:00 - 1:30(日曜深夜) | サンテレビ | 兵庫県 | ||
月曜 1:05 - 1:35(日曜深夜) | BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 | |
月曜 1:50 - 2:20(日曜深夜) | テレビ愛知 | 愛知県 | ||
2025年1月14日 - | 火曜 0:30 - 1:00(月曜深夜) | KBS京都 | 京都府 |
脚注
[編集]出典
[編集]漫画を出典とするもの
[編集]その他の出典
[編集]- ^ “「戦隊レッド 異世界で冒険者になる」2巻発売記念、稲田徹ナレーションのPV公開”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年9月10日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae “「戦隊レッド 異世界で冒険者になる」2025年1月にTVアニメ化、監督は川口敬一郎”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年8月9日). 2024年8月9日閲覧。
- ^ a b c d “アニメ「戦隊レッド 異世界で冒険者になる」追加キャストに白石晴香、鈴村健一ら”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年12月12日). 2024年12月12日閲覧。
- ^ “戦隊レッド 異世界で冒険者になる 1”. SQUARE ENIX. 2021年4月12日閲覧。
- ^ “「戦隊レッド 異世界で冒険者になる」1巻、転生したヒーローが没落魔導士と冒険へ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年4月12日) 2021年4月14日閲覧。
- ^ “戦隊レッド 異世界で冒険者になる 2”. SQUARE ENIX. 2021年9月10日閲覧。
- ^ “戦隊レッド 異世界で冒険者になる 3”. SQUARE ENIX. 2022年4月14日閲覧。
- ^ “戦隊レッド 異世界で冒険者になる 4”. SQUARE ENIX. 2022年10月12日閲覧。
- ^ “戦隊レッド 異世界で冒険者になる 5”. SQUARE ENIX. 2023年5月11日閲覧。
- ^ “戦隊レッド 異世界で冒険者になる 6”. SQUARE ENIX. 2023年11月11日閲覧。
- ^ “戦隊レッド 異世界で冒険者になる 7”. SQUARE ENIX. 2024年8月9日閲覧。
- ^ “戦隊レッド 異世界で冒険者になる 8”. SQUARE ENIX. 2024年12月12日閲覧。
- ^ a b “ON AIR”. TVアニメ『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』公式サイト. 2024年12月12日閲覧。
- ^ a b “MUSIC”. TVアニメ『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』公式サイト. 2024年11月25日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
外部リンク
[編集]- 戦隊レッド 異世界で冒険者になる - ガンガンNET
- TVアニメ『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』公式サイト
- TVアニメ『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』公式 (@KizunaFive) - X(旧Twitter)