戸恒東人
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戸恒 東人(とつね はるひと、1945年(昭和20年)12月20日 - )は、日本の官僚、俳人。俳誌「春月」(しゅんげつ)主宰。本名も同じ。元帝京大学教授(財政、税法、中小企業金融)。
茨城県生まれ。1970年頃より句作をはじめる。野澤節子、有馬朗人、土生重次に師事。1990年、「天為」創刊に参加(1992年同人、2016年退会)。1991年、個人俳誌「東風句報」創刊主宰。「扉」創刊に参加(1993年同人、1998年退会)。1996年、「東風句報」を「春月」に改題。1999年、俳誌「春月」創刊主宰。2012年、『誓子-わがこころの帆』で第14回加藤郁乎賞を受賞。2015年、公益社団法人俳人協会理事長。2016年、国際俳句交流協会常務理事。日本現代詩歌文学館評議員、日本文藝家協会会員。2017年4月、瑞宝中綬章を受章。
学歴・職歴
[編集]- 1969年(昭和44年)6月:東京大学法学部卒業
- 1969年(昭和44年)7月:大蔵省入省(国際金融局国際機構課)。同期に杉井孝(弁護士、大臣官房審議官(銀行局担当)、主計局次長)、渡辺裕泰、宮村智、増原義剛、中川雅治(環境大臣、環境事務次官)、森源二郎などがいた。
- 1970年(昭和45年)8月:大阪国税局調査部
- 1971年(昭和46年)8月:大臣官房調査企画課
- 1972年(昭和47年)7月:銀行局金融制度調査官付調査係長[1]
- 1974年(昭和49年)7月:宇和島税務署長
- 1975年(昭和50年)7月:横須賀税務署長
- 1976年(昭和51年)7月:理財局国債課課長補佐
- 1979年(昭和54年)7月:主計局主計官補佐(通産第三係主査)
- 1981年(昭和56年)7月:理財局資金第一課課長補佐
- 1982年(昭和57年)6月:理財局資金第二課課長補佐
- 1983年(昭和58年)6月:理財局資金第一課課長補佐
- 1984年(昭和59年)7月:理財局付(外務研修)
- 1985年(昭和60年)5月:外務省欧州共同体日本政府代表部一等書記官兼在ベルギー日本国大使館
- 1986年(昭和61年)1月:外務省欧州共同体日本政府代表部参事官兼在ベルギー日本国大使館
- 1988年(昭和63年)6月:国際金融局開発機関課長
- 1989年(平成元年)6月:国際金融局開発金融課長
- 1990年(平成2年)7月:理財局資金第二課長
- 1991年(平成3年)6月:銀行局特別金融課長
- 1993年(平成5年)6月:大臣官房会計課長
- 1994年(平成6年)7月:神戸税関長
- 1995年(平成7年)7月:大蔵省理財局次長(国有財産担当)[2]
- 1997年(平成9年)7月:大蔵省造幣局長
- 1998年(平成10年)7月:中小企業金融公庫理事
- 2004年(平成16年)8月:あずさ監査法人特別顧問
- 2006年(平成18年)6月:国際石油開発株式会社常勤監査役
- 2007年(平成19年)4月:帝京大学大学院経済学研究科教授、同大学経済学部教授(2016年3月退職)
- 2007年(平成19年)6月:国際石油開発帝石ホールディングス株式会社常勤監査役
- 2007年(平成19年)6月:国際石油開発株式会社非常勤監査役
- 2008年(平成20年)10月:国際石油開発帝石株式会社常勤監査役(2015年6月退任)
- 2015年(平成27年)3月:公益社団法人俳人協会理事長(2016年10月退任)
- 2016年(平成28年)6月:国際俳句交流協会常務理事(2017年6月退任)
- 2017年(平成29年)2月:雙峰書房設立・社主
著書
[編集]句集
[編集]- 『福耳』 本阿弥書店、1995年
- 『春月』 春月俳句会、1997年
- 『寒禽』 角川書店、2000年
- 自註現代俳句シリーズ・十期9『戸恒東人集』 俳人協会、2001年
- 『桜鯛』 本阿弥書店、2004年
- 新版『春月』 春月俳句会、2005年
- 現代俳句文庫『戸恒東人句集』 ふらんす堂、2005年
- 『過客』 本阿弥書店、2009年
- 『白星』 角川学芸出版、2012年
- 『新撰 俳句の杜〈6〉 精選アンソロジー』 本阿弥書店、2012年
- 俳句四季文庫 戸恒東人句集『福耳』 東京四季出版、2013年
- 『淅瀝』 本阿弥書店、2014年
- 『学舎』 雙峰書房、2018年
- 『令風』 雙峰書房、2020年
- 春月自註俳句シリーズ2『戸恒東人句集(2)』 雙峰書房、2021年
- 春月自註俳句シリーズ1『戸恒東人句集(1)』 雙峰書房、2022年
- 『旗薄』 雙峰書房、2022年
評論集・その他
[編集]- 『詳解優先出資法』 財経詳報社、1994年
- 俳句紀行『大阪俳句散歩』 蝸牛社、1998年
- 『俳句浪漫紀行(海外編)』 蝸牛社、1999年
- 『漂泊の旅路を追って 芭蕉から山頭火まで』 北溟社、2002年
- 『詩人たちの漂泊の風姿 芭蕉・曾良から放哉・山頭火まで』 本阿弥書店、2006年
- 『転換期の財政』 大蔵財務協会、2007年
- 『誓子-わがこころの帆』(第14回加藤郁乎賞) 本阿弥書店、2011年
- 『間違いやすい俳句表現』 本阿弥書店、2012年
- 『平成俳句論攷』(四季新書) 東京四季出版、2014年
- 『クイズで学ぶ俳句講座』 本阿弥書店、2017年
- 『いくらかかった「奥の細道」』 雙峰書房、2019年
脚注
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