戸田海市
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戸田 海市(とだ かいいち[1]、1871年6月25日(明治4年5月8日)[2] - 1924年(大正13年)3月5日[1])は、日本の経済学者[1]。法学博士[2][3][4]。京都帝国大学教授[3][4]。臨時国民経済調査会委員[4]。専門は経済学、工業経済[4]。族籍は広島県平民[2][3]。
人物
[編集]広島県豊田郡豊田村生まれ[1]。戸田嘉吉の三男[2][3][4]。1892年、私立専修学校理財学科を卒業[4]。青森県有余学館にて経済学、英語等を教授[4]。1897年、東京帝国大学法科大学選科を卒業[2][3]。第四高等学校教授を経て1906年、京都帝国大学教授[1]。河上肇を同大学に招く一方、関一(東京高等商業学校教授)を大阪市助役に推す[1]。商業経済学、工業経済学を担当し、社会政策も講義[1]。社会政策学会の有力会員であった[1]。住所は京都上京北白川追分町[3]。
家族・親族
[編集]- 戸田家
- 親戚
主な著書
[編集]- 『地方自治制論』(東京専門学校法律科第12回第1部講義録)東京専門学校、1900年
- 『我独逸観』丸善、1908年
- 『取引所税法改革論』(発行所不明)1909年
- 『合同 かーてる及とらすと』京都法学会〈法律学経済学研究叢書〉1910年
- 『工業経済』寶文館〈神戸正雄編/経済全書/第3巻第3編〉1910年
- 『社会主義ト日本国民』博文館、1911年
- 『日本乃社会』博文館、1911年
- 『日本乃経済』博文館、1911年
- 『商業経済論』弘文堂書房、1924年
- 『戸田海市博士著作集』全4巻、弘文堂書房、1924-25年
- 商業経済論
- 工業経済論
- 社会政策論
- 特殊問題研究
- 田中太七郎『日本取引所論』校閲、有斐閣本店、1910年
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h 戸田 海市とはコトバンク。2021年1月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『人事興信録 第5版』と3 - 4頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年1月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 『人事興信録 第6版』と3頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年1月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 『大日本博士録 第壹卷』107 - 109頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年3月31日閲覧。
- ^ a b 『人事興信録 第7版』た93頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年1月17日閲覧。
参考文献
[編集]- 人事興信所編『人事興信録 第5版』人事興信所、1918年。
- 人事興信所編『人事興信録 第6版』人事興信所、1921年。
- 人事興信所編『人事興信録 第7版』人事興信所、1925年。
- 『大日本博士録 第壹卷』発展社、1921 - 1930年。