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持明院 (徳島市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
持明院跡から転送)
持明院
聖観音堂
跡地に建立された聖観音堂。
所在地 徳島県徳島市眉山町大滝山11
山号 大滝山
宗派 真言宗
本尊 薬師如来
創建年 不詳
開山 宥秀
正式名 大滝山 持明院 建治寺
札所等 徳島二十四ヶ所地蔵霊場12番札所
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かつての大滝山三重塔

持明院(じみょういん)は、かつて徳島県徳島市眉山町に存在した真言宗寺院廃寺)。山号は大滝山。寺号は。本尊は薬師如来徳島二十四ヶ所地蔵霊場12番札所。

現在は跡地に「聖観音堂」が建立されている。またかつては徳島市のランドマークとして知られた大滝山三重塔があったことで知られる。

歴史

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創建年は不詳。宥秀によって開山され、当初は阿波国勝瑞(現在の藍住町勝瑞)の勝瑞城下にあった[1]。勝瑞城主である三好氏の祈祷僧で一八貫文を与えられ、下寺一五ヵ寺を有していた[1]

1575年天正3年)には真言宗の宗頭として日蓮宗との宗論実施を三好氏に訴訟したと伝わる[1]。同年に蜂須賀家政が阿波国に入り、眉山東麓(現在の徳島市眉山町)へ移転。また「阿波志」によると本尊の二体の薬師如来のうち一体は建治寺より移されたとされる[1]

1871年明治4年)の神仏分離により廃寺となる。また境内にあった大滝山三重塔1945年昭和20年)の徳島大空襲で焼失するまで仁王門、薬師堂と共に残されていた[2]

交通

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脚注

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  1. ^ a b c d 角川日本地名大辞典 36 徳島県』(1986年 ISBN 4040013603
  2. ^ 「大滝山」 -城下町徳島の地名11-”. とくしまヒストリー. 2024年11月20日閲覧。