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数学B

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
数学 (教科) > 数学B

数学B(すうがくビー)は、日本高等学校における数学科目の一つである。現行学習指導要領下での本科目は2012年度より学年進行で実施されている。

内容の変遷

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各項目の括弧は前学習指導要領における科目名を示している。

1994年4月施行

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数学Iを履修した後に履修させ、4項目中2項目以上を選択履修させることとされた。

  1. 複素数複素平面
    1. 複素数:複素数の計算・2次方程式・解と係数の関係・因数定理・簡単な高次方程式(数学I
    2. 複素数平面:複素数の図表示・ド・モアブルの定理(復活)
  2. ベクトル
    1. 平面上のベクトル:ベクトルとその演算・ベクトルの成分・ベクトルの応用(数学II代数・幾何)・ベクトルの内積(代数・幾何)
    2. 空間座標とベクトル:空間座標・空間におけるベクトル(代数・幾何)
  3. 確率分布(数学II・確率・統計
    1. 確率の計算:条件付き確率・確率の乗法定理・事象の独立・従属
    2. 確率分布:確率変数と確率分布・確率変数の期待値分散標準偏差二項分布
  4. アルゴリズムコンピュータ(数学II)
    1. コンピュータの機能・いろいろな算法のプログラム

2003年4月施行

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原則として数学Iを履修した後に履修させ、4項目中2項目以上を選択履修させることとされた。

  1. 数列(数学A)
    1. 数列とその和:等差数列等比数列・数列{n2}、階差数列など
    2. 漸化式数学的帰納法:隣接2項間の漸化式・数学的帰納法
  2. ベクトル(数学B)
    1. 平面上のベクトル:ベクトルとその演算・ベクトルの成分・ベクトルの内積・ベクトルの応用
    2. 空間座標とベクトル:空間座標・空間におけるベクトル
  3. 統計とコンピュータ
    1. データの整理:度数分布(小6・中2)・散布図(中2)
    2. 資料の分析:代表値(中2)・分散・標準偏差・相関係数(数学C)
  4. 数値解析とコンピュータ(数学A・数学B・数学C)
    1. 簡単なプログラム
    2. いろいろなアルゴリズム整数の計算・近似値の計算

2012年4月施行

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原則として数学Iを履修した後に履修させ、3項目中2項目以上を選択履修させることとされている。

  1. 数列(数学B)
    1. 数列とその和:等差数列・等比数列・数列{n2}・階差数列
    2. 漸化式と数学的帰納法:隣接2項間の漸化式→数学的帰納法
  2. ベクトル(数学B)
    1. 平面上のベクトル:ベクトルとその演算・ベクトルの成分・ベクトルの内積・ベクトルの応用
    2. 空間座標とベクトル:空間座標・空間におけるベクトル
  3. 確率分布と統計的な推測(数学C)
    1. 確率分布:確率変数と確率分布・確率変数の平均・分散・標準偏差・二項分布・正規分布
    2. 統計的な推測:母集団標本空間・統計的な推測の考え(推定仮説検定


2022年4月施行

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3項目中から選択履修させることとされている。

  1. 数列(数学B)
    1. 数列とその和:等差数列・等比数列・数列{n2}・階差数列
    2. 漸化式と数学的帰納法:隣接2項間の漸化式・数学的帰納法
  2. 統計的な推測(数学B)
    1. 確率分布:確率変数と確率分布・確率変数の平均・分散・標準偏差・二項分布正規分布
    2. 標本調査母集団標本空間・標本平均とその分布
    3. 統計的な推測:区間推定・仮説検定
  3. 数学と社会生活(数学活用)
    1. 数学を用いた考察
    2. 社会の中の数学:議席配分方式検出限界偏差値調整平均英語版部屋割り論法暗号
    3. 変化の傾向:時系列データ・移動平均
    4. 回帰分析線形回帰最小二乗法回帰式対数グラフ

関連項目

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