斉藤孝 (歴史学者)
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斉藤 孝(さいとう たかし、1928年11月2日 - 2011年1月28日 )は、日本の歴史学者、国際政治学者。学習院大学名誉教授。専門は、国際政治史。社会学博士(東京大学、1967年)。東京生まれ。長男の哲郎は大東文化大学教授。
略歴
[編集]- 1949年:旧制府立高等学校卒業
- 1953年:東京大学文学部西洋史学科卒業
- 1955年:東京大学大学院社会科学研究科国際関係論専門課程修士課程修了
- 1955年:東京大学教養学部助手
- 1961年:東京大学教養学部講師
- 1963年:東京大学教養学部助教授
- 1967年:東京大学 社会学博士「第二次世界大戦前史の研究」[1]
- 1970年:学習院大学法学部教授
- 1996年:学習院大学を選択定年退職。学習院大学名誉教授。
- 2008年:瑞宝中綬章受章[2]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『第二次世界大戦前史研究』(東京大学出版会 1965年)
- 『現代世界の史的考察――国際政治と日本』(東京大学出版会 1966年)
- 『スペイン戦争――ファシズムと人民戦線』(中公新書 1966年/中公文庫 1989年)
- 『学術論文の技法』(日本エディタースクール出版部 1977年)
- 『戦間期国際政治史』(岩波書店 1978年/岩波現代文庫 2015年)
- 『歴史学の周辺』(東京大学出版会 1979年)
- 『スペイン・ポルトガル現代史』(山川出版社 1979年)
- 『昭和史学史ノート――歴史学の発想』(小学館 1984年)
- 『歴史と歴史学』(東京大学出版会 1985年)
- 『国際政治の基礎』(有斐閣 1988年)
- 『ヨーロッパの1930年代』(岩波書店 1990年)
- 『歴史の感覚――同時代史的考察』(日本エディタースクール出版部 1990年)
- 『歴史学へのいざない』(新曜社 1993年)
- 『同時代史断片』(彩流社 1998年)
編著
[編集]- 『国際関係論入門』(有斐閣 1966年)
- 『ヨーロッパ外交史教材――英文資料選』(東京大学出版会 1971年)
- 『国際問題邦語文献目録――理論・歴史・現状』(日本国際問題研究所 1974年)
- 『スペイン内戦の研究』(中央公論社 1979年)
- 『歴史の思想――誰が歴史をつくるのか』(社会評論社 1991年)
- 『20世紀政治史の諸問題』(彩流社 1997年)
共編著
[編集]訳書
[編集]- E・H・カー『両大戦間における国際関係史』(清水弘文堂 1968年)
- S・J・ウルフ編『ヨーロッパのファシズム』(福村出版 1974年)
- エリック・ホブズボーム『革命家たち 同時代論集Ⅰ』 - 松野妙子共訳
- 『反乱と革命 同時代論集Ⅱ』(未來社 1978-79年)- 木畑洋一共訳
- ジョセフ・フランケル『現代国際理論』(東京大学出版会 1979年)
- アーノ・マイヤー『ウィルソン対レーニン――新外交の政治的起源 1917-1918年』(岩波書店 1983年) - 木畑洋一共訳
脚注
[編集]- ^ 国立国会図書館. “博士論文『第二次世界大戦前史の研究』”. 2023年7月17日閲覧。
- ^ “秋の叙勲・褒章 栄誉に浴した私学関係者”. 日本私立大学協会 (2008年11月5日). 2023年6月14日閲覧。