斎俊男
表示
斎 俊男 | |
---|---|
生誕 |
1892年11月5日 日本 福島県 |
死没 |
1946年5月3日(53歳没) シンガポール チャンギー |
所属組織 | 大日本帝国陸軍 |
軍歴 | 1913年 - 1945年 |
最終階級 | 陸軍少将 |
斎 俊男(いつき としお[1]、1892年(明治25年)11月5日[2] - 1946年(昭和21年)5月3日[2])は、大日本帝国陸軍軍人。最終階級は陸軍少将。
経歴
[編集]1892年(明治25年)に福島県で生まれた[2]。陸軍士官学校第25期卒業[2]。1939年(昭和14年)3月9日に陸軍歩兵大佐に進級し[1]、8月1日に歩兵第57連隊長(第1師団)に就任して満州に駐屯[1][3]。1941年(昭和16年)12月に和歌山連隊区司令官に転じた[1]。
1943年(昭和18年)3月1日に陸軍少将に進級し[1]、3月13日に北千島守備隊司令官に就任し[2]、幌筵島で守備に就いた[4]。10月1日に第2歩兵団長に転じ[2]、ガダルカナル敗退後の第2師団再建のためにシンガポールに出征[2][5]。1944年(昭和19年)2月14日に独立混成第36旅団長(第29軍)に就任し[2]、カーニコバル島の守備に任じた[2]。
独立混成第36旅団長在任時にカーニコバル島の住民をスパイ犯にでっちあげて虐殺したとして[6]、戦犯指名された[6]。住民の取り調べに当たった部下の監督責任を問われ[6][7]、死刑判決が下ったが[7]、裁判での潔い態度から銃殺刑となった[7]。1946年(昭和21年)5月3日にチャンギーで執行された[2]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738。
- 外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026。
- 伊藤禎 著『大東亜戦争 戦犯として処刑された陸軍将官36人列伝』展望社、2021年。ISBN 4885464056。