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新井隆一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

新井 隆一(あらい りゅういち、1928年3月2日 - 2017年6月17日[1])は、日本の公法学者。早稲田大学名誉教授

略歴

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1928年群馬県高崎市生まれ。旧制群馬県立高崎中学校を経て、1956年に早稲田大学第一法学部を卒業。1961年同大学院博士課程単位取得退学、1976年「行政法における私人の行為の理論」で法学博士。早稲田大学法学部助教授、教授、1998年定年、名誉教授[2]

2014年瑞宝中綬章受章[3]

2017年6月17日、肝腫瘍にて死去[1]。89歳没。没後、正五位に叙された[4]

著書

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  • 『財政における憲法問題』中央経済社 1965
  • 『税務行政の法律知識』帝国地方行政学会 1965
  • 『税法の原理と解釈』早稲田大学出版局 1967
  • 『自治行政の法律知識』帝国地方行政学会 1968
  • 『税法・権力・納税者』敬文堂出版部 1970
  • 『新・税法入門 納税者の権利と自由』三省堂新書 1971
  • 『地方公務員のための税法の知識』帝国地方行政学会 1971
  • 『地方自治法講話』同文館出版 1971
  • 『課税権力の本質』成文堂 1972
  • 『税法判決評解』敬文堂 1972
  • 『行政法における私人の行為の理論』成文堂 1973
  • 『租税法の基礎理論』日本評論社 1974
  • 『税法』銀行研修社 銀行入門講座 1979
  • 『行政法における私人の行為の理論 行政法著作集1 第2版』成文堂 1980
  • 『新井隆一税法評論』成文堂
1 納税の立場課税の立場、1980
2、グリーン・カードはグリーンか 1981
3、負担の公平記帳の責任 1984
4、公益法人課税学校法人税制 1986
5、税法からの問税法からの答』2008
6、新型消費税改修所得税 2011
  • 『口述行政法』成文堂 1989
  • 『現代税務全集 税理士業務と責任』ぎょうせい 1997
  • 『現代税務全集 税法と税務』ぎょうせい 1997

共著編

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  • 『商法と税法 その接点の解明』酒巻俊雄共著 中央経済社 1966
  • 『租税法講義』編 青林書院新社 1972
  • 『法人税実務判例事典』編 ぎょうせい 1977
  • 『税務用語事典 新訂版』日本税理士会連合会編集 共著 ぎょうせい 1972
  • 『行政法 第1巻 行政は国民にどうかかわっているか』熊本信夫 金子正史 畠山武道 浜川清共著 有斐閣新書 1980
  • 『税務職員の法律常識』編 ぎょうせい 1989
  • 『行政法』編 青林書院 1992
記念論集
  • 『行政法と租税法の課題と展望 新井隆一先生古稀記念』佐藤英善,首藤重幸編 成文堂 2000

論文

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脚注

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  1. ^ a b “新井隆一氏 早稲田大名誉教授、公法 (東京新聞)”. おくやみ. (2017年6月18日). http://fuhou.info/archives/20034 2017年9月12日閲覧。 
  2. ^ 『現代日本人名録』
  3. ^ 平成26年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者”. 内閣府. p. 1 (2014年11月). 2017年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月6日閲覧。
  4. ^ 『官報』第7069号(平成29年7月27日)8頁「叙位・叙勲」