新原昭治
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新原 昭治(にいはら しょうじ、1931年 - 2024年11月21日)は、国際問題研究者、ジャーナリスト、政治活動家[1][2]。
経歴
[編集]福岡市生まれ[1]。九州大学に進み、1952年日本共産党に入党[2]、文学部(心理学)卒業[1]。
1961年赤旗編集局に入局[2]。党中央機関紙編集委員、1973年准中央委員、1977年中央委員、1981年幹部会委員等を経て、1994年-2000年、常任幹部会員を務めた[2]。この間、平和問題対策委員会責任者、国際委員会責任者、書記局員などを併任した[2]。
在日米軍をめぐる日本国政府とアメリカ合衆国(米国)政府との間の様々な密約を、米国の機密解除文書から探し出し、広く明らかにした[1]。
著作
[編集]単著
[編集]- 『核戦争の基地日本 : これが核持ち込みと安保条約の実態だ』新日本出版社 1981.8
- 『あばかれた日米核密約 (新日本ブックレット) 』新日本出版社 1987.7
- 『冷戦は終わったか : 世界論をめぐる虚構と現実』新日本出版社 1994.1
- 『アメリカの戦略は世界をどう描くか : 「ならず者国家」論批判』新日本出版社 1997.4
- 『戦争と平和の問題を考える : ユーゴ空爆からアジア外交まで』新日本出版社 2000.3
- 『「核兵器使用計画」を読み解く : アメリカ新核戦略と日本』新日本出版社 2002.9
- 『「日米同盟」と戦争のにおい : 米軍再編のほんとうのねらい』(シリーズ世界と日本21 33)学習の友社 2007.8
- 『日米「密約」外交と人民のたたかい : 米解禁文書から見る安保体制の裏側』新日本出版社 2011.9
- 『密約の戦後史 : 日本は「アメリカの核戦争基地」である』(「戦後再発見」双書9)創元社 2021.2
共著
[編集]- 新原昭治, 浅見善吉 著『アメリカ核戦略と日本』新日本出版社 1979.9
- 吉田敏浩, 新原昭治, 末浪靖司 著『検証・法治国家崩壊 : 砂川裁判と日米密約交渉』(「戦後再発見」双書3)創元社 2014.7
編・訳
[編集]- 新原昭治 編訳『米政府安保外交秘密文書 : 資料・解説』新日本出版社 1990.7
- 吉岡吉典, 新原昭治 編『資料集20世紀の戦争と平和』新日本出版社 2000.8
- 布川玲子, 新原昭治 編著『砂川事件と田中最高裁長官 : 米解禁文書が明らかにした日本の司法』日本評論社 2013.11