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新大久保駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新大久保から転送)
新大久保駅
駅舎(2020年6月)
しんおおくぼ
Shin-Ōkubo
JY 17 新宿 (1.3 km)
(1.4 km) 高田馬場 JY 15
地図
所在地 東京都新宿区百人町一丁目10-15
北緯35度42分4.7秒 東経139度42分0.2秒 / 北緯35.701306度 東経139.700056度 / 35.701306; 139.700056座標: 北緯35度42分4.7秒 東経139度42分0.2秒 / 北緯35.701306度 東経139.700056度 / 35.701306; 139.700056
駅番号 JY16
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 山手線
キロ程 11.9 km(品川起点)
電報略号 シオ←シヲ
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
46,726人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1914年大正3年)11月15日
備考
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新大久保駅(しんおおくぼえき)は、東京都新宿区百人町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)山手線である。駅番号JY 16

概要

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当駅には環状線としての山手線電車のみが停車し、山手貨物線を走行する埼京線湘南新宿ラインやその他の列車は停車しない。また、特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属している。

西武新宿駅 - 高田馬場駅間で並走する西武鉄道新宿線も、山手貨物線の東側を通過している。

山手線の単独駅は当駅と目白駅のみである。

歴史

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新大久保駅周辺の白黒空中写真(1963年6月26日撮影)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅構造

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JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している新宿統括センター(新宿駅)管理の業務委託駅[1]島式ホーム1面2線の高架駅である。改札口は2か所あり、そのうち1か所は出口専用(ICカード専用)となっている[報道 4]

2021年3月28日には当駅舎の3・4階[6]に「食」に関わる交流拠点「Kimchi,Durian,Cardamom,,,」が開業している[報道 2][報道 3][注釈 1]

当駅周辺に日本語学校が多くあり、通学する留学生の利用が多いことなどから、24カ国語で構内放送を流している[新聞 5][注釈 2]

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 山手線 外回り 池袋田端上野方面
2 内回り 新宿渋谷品川方面

(出典:JR東日本:駅構内図

利用状況

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員46,726人である[利用客数 1]。JR東日本管内全体では国立駅に次いで第95位。1990年代(平成2年代)半ばから横ばいが続いていたが、2010年代(平成22年代)から増加に転じている。大久保駅よりも当駅の方が利用者が多い。

1990年度(平成2年度)以降の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。山手線単独駅では最も利用者が多い。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 36,367 [* 1]
1991年(平成03年) 37,191 [* 2]
1992年(平成04年) 38,167 [* 3]
1993年(平成05年) 37,679 [* 4]
1994年(平成06年) 36,405 [* 5]
1995年(平成07年) 35,893 [* 6]
1996年(平成08年) 35,668 [* 7]
1997年(平成09年) 35,423 [* 8]
1998年(平成10年) 35,230 [* 9]
1999年(平成11年) 34,708 [* 10]
2000年(平成12年) [JR 1]34,155 [* 11]
2001年(平成13年) [JR 2]33,427 [* 12]
2002年(平成14年) [JR 3]33,454 [* 13]
2003年(平成15年) [JR 4]33,369 [* 14]
2004年(平成16年) [JR 5]33,630 [* 15]
2005年(平成17年) [JR 6]34,104 [* 16]
2006年(平成18年) [JR 7]34,791 [* 17]
2007年(平成19年) [JR 8]36,133 [* 18]
2008年(平成20年) [JR 9]35,165 [* 19]
2009年(平成21年) [JR 10]34,783 [* 20]
2010年(平成22年) [JR 11]37,344 [* 21]
2011年(平成23年) [JR 12]42,433 [* 22]
2012年(平成24年) [JR 13]41,545 [* 23]
2013年(平成25年) [JR 14]39,629 [* 24]
2014年(平成26年) [JR 15]39,814 [* 25]
2015年(平成27年) [JR 16]41,746 [* 26]
2016年(平成28年) [JR 17]43,929 [* 27]
2017年(平成29年) [JR 18]48,220 [* 28]
2018年(平成30年) [JR 19]51,438 [* 29]
2019年(令和元年) [JR 20]49,438 [* 30]
2020年(令和02年) [JR 21]31,259
2021年(令和03年) [JR 22]35,722
2022年(令和04年) [JR 23]43,552
2023年(令和05年) [JR 24]46,726

駅周辺

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駅前には大久保通り(東京都道433号神楽坂高円寺線)が通り、大久保駅まで約300メートル。駅西側の百人町は昔から楽器店が多い事で著名。駅東側は韓国コスメ、料理店や韓流グッズ店が連なる東京のコリア・タウンとして有名である。新大久保駅近くは、「ロッテ」という早稲田実業学校及び早稲田理工学部の前身を卒業した在日韓国人の辛格浩(日本名:重光武雄)会長が1947年に創業した日韓財閥系企業によって1950年に新宿工場が開業し、韓国人の労働者が集まり、コリアタウンとなった。1970年代から1980年代の新大久保地区は、特に済州島出身の在日韓国人たちが、戦争前後に職安通りや大久保公園周辺で民泊及び食堂を営業し、地域全体が徐々にコリアンタウンとしての地位を確立していった。ロッテの工場は新大久保での操業を通じて、2010年代まで多くの韓国人研修生が寮生活を送ることとなり、これが周辺地域に韓定食など料理店が増える重要な一因となった。例えば20世紀後半の「武橋洞」という韓国の料理店は、当時の韓国日報東京支社の記者だった佐野良一が頻繁に訪れていた記録がある。時間が経つにつれて、新大久保は飲食店やショップが連なる活気あるエリアとなり、特に2004年の冬のソナタブームによって「韓流」から2020年代まで流行し、韓国文化がさらに注目されるようになった。しかし、途中の2012年にはそのブームも一時的に減速し、焼肉店や商店が減少し、代わりに非韓国系料理店が増加したが、また日韓関係が回復し、2022年年末の調査によると、新大久保のコリアンタウンの店舗数は634店に達し、2013年の過去最大値である628店を上回り過去最多を記録している。新宿韓国商人連合会が行った実態調査により、上記の数字が明らかになった。この地域は現在も多くの焼肉、韓定食店や韓流グッズ店があり、ハングル表記も多く見られる。コリア・タウンが殆どではあるが、他のアジアの色々な地域の非韓国系料理店も立地する[7]

バス路線

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当駅西側大久保通り沿いに設置されている「新大久保駅前」停留所にて、都営バスの以下の路線が発着する。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
山手線
新宿駅 (JY 17) - 新大久保駅 (JY 16) - 高田馬場駅 (JY 15)

脚注

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記事本文

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c 2020年度営業関係施策(その2)提案うける!” (PDF). 東日本ユニオン東京地本 (2020年7月29日). 2020年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月1日閲覧。
  2. ^ 「鉄道院告示第105号」『官報』1914年11月9日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ JR新大久保駅の段差解消についてについて”. 日本共産党 新宿区議団. 2019年2月14日閲覧。
  4. ^ 新大久保駅が新しく生まれ変わります ~山手線を起点に、個性的で心豊かな都市生活空間を創造します~”. 生活サービス事業成長ビジョン(NEXT10)PRサイト. 東日本旅客鉄道 (2020年6月19日). 2020年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月20日閲覧。
  5. ^ JR東日本、なぜ新大久保駅上にフードラボなのか--「Kimchi, Durian, Cardamom,,,」開業”. CNET Japan. 朝日インタラクティブ (2021年3月29日). 2021年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月30日閲覧。
  6. ^ 新大久保フードラボ(仮称)”. TOKYO MOVING ROUND 東京感動線オフィシャルサイト. 東日本旅客鉄道. 2020年11月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月8日閲覧。
  7. ^ 松本典久/鉄道ジャーナリスト (2019年12月1日). “新大久保、駅開業から100年、異国情緒漂う“アメージングな街”を生んだ歴史 | ビジネスジャーナル”. biz-journal.jp. 2024年5月8日閲覧。
報道発表資料
[編集]
  1. ^ Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月23日閲覧。
  2. ^ a b 新大久保駅直上にJR東日本初のフードラボ誕生! 〜”食”に関わる様々な人が集い、楽しむ。「新しい食文化」と「食を通じた新たなライフスタイル」提案の実験場〜』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道東京支社、2021年2月16日。オリジナルの2021年2月16日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210216071535/https://www.jreast.co.jp/press/2020/tokyo/20210216_t03.pdf2021年2月16日閲覧 
  3. ^ a b 新大久保駅直上のフードラボ「Kimchi,Durian,Cardamom,,,」いよいよオープン! 〜オープニング企画として3階シェアダイニングにてポップアップショップを展開します〜』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道東京支社、2021年3月23日。オリジナルの2021年3月23日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210323050220/https://www.jreast.co.jp/press/2020/tokyo/20210323_t01.pdf2021年3月23日閲覧 
  4. ^ 新大久保駅の更なる利便性向上に向けた改札口の追加整備について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道東京支社、2019年5月21日。オリジナルの2019年5月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190530233600/https://www.jreast.co.jp/press/2019/tokyo/20190521_to01.pdf2020年6月22日閲覧 
  5. ^ 山手線を起点に、個性的で心豊かな都市生活空間を創造します ~世界に誇れる沿線づくりの実現に向けたプロジェクト始動~』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2018年10月15日。オリジナルの2020年6月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200630052054/https://www.jreast.co.jp/press/2018/20181008.pdf2020年6月30日閲覧 
  6. ^ 新大久保駅の「食」に関わる交流拠点の開業延期のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道東京支社、2020年6月30日。オリジナルの2020年6月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200630052103/https://www.jreast.co.jp/press/2020/tokyo/20200630_1_to.pdf2020年6月30日閲覧 
新聞記事
[編集]
  1. ^ “東京近郊ほぼ全駅に自動改札機設置”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1992年10月31日) 
  2. ^ “JR新大久保駅 3人はねられ死亡 線路転落、救助の2人も”. 読売新聞 (読売新聞社): p. 1(朝刊). (2001年1月27日) 
  3. ^ a b “新大久保駅に退避スペース”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (2001年6月22日) 
  4. ^ “3人死亡事故のJR山手線・新大久保駅 「退避スペース」完成”. 読売新聞 (読売新聞東京本社): p. 18(夕刊). (2001年12月22日) 
  5. ^ “大久保…多文化の街(2)”. 朝日新聞. (2015年12月10日). オリジナルの2020年6月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200605125928/http://www.asahi.com/area/tokyo/articles/MTW20151210131190001.html 2020年6月5日閲覧。 

利用状況

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JRの1日平均利用客数
  1. ^ 各駅の乗車人員 - JR東日本
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
JRの統計データ
  1. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
  2. ^ 新宿区の概況 - 新宿区
東京都統計年鑑

関連項目

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外部リンク

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