新川町駅
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新川町駅 | |
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公共施設として利用されている旧駅舎 新駅舎は旧駅舎の奥に所在 | |
しんかわまち SHINKAWA-MACHI | |
◄MU08 北新川 (1.0 km) (1.1 km) 碧南中央 MU10► | |
所在地 | 愛知県碧南市新川町三丁目113 |
駅番号 | MU 09 |
所属事業者 | 名古屋鉄道(名鉄) |
所属路線 | 三河線 |
キロ程 |
37.1km(猿投起点) 知立から15.8 km |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
1,047人/日 -2020年- |
開業年月日 | 1914年(大正3年)2月5日 |
備考 | 無人駅(駅集中管理システム導入駅) |
新川町駅(しんかわまちえき)は愛知県碧南市新川町三丁目113にある、名古屋鉄道三河線の駅。駅番号はMU09。manacaが使用可能である。
本項ではかつて当駅から分岐していた新川口支線(しんかわぐちしせん)についても記述する。
歴史
[編集]- 1914年(大正3年)2月5日 - 三河鉄道の駅として開業[1]。
- 1915年(大正4年)8月17日 - 当駅・新川口駅間の新川口支線(新川臨港線)が開業[1]。
- 1941年(昭和16年)6月1日 - 三河鉄道が名古屋鉄道に合併。同社三河線の駅となる。
- 1955年(昭和30年)2月1日 - 新川口支線(新川臨港線)廃止[1]、新川町駅の構内側線扱いに[2]。
- 1977年(昭和52年)5月25日 - 貨物営業廃止[3](旧新川口支線含む貨物側線の撤去時期不明)。
- 1992年(平成4年)8月1日 - 無人化[4]。
- 2001年(平成13年)1月5日 - 駅舎を改装した「新川まちかどサロン」が開設される[5]。
- 2005年(平成17年)9月14日 - 「トランパス」導入
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
駅構造
[編集]相対式2面2線の地上駅で、駅集中管理システム(管理駅は知立駅[6])が導入された無人駅である。互いのホームは構内踏切で連絡している。
券売機や改札がある新駅舎の手前に旧駅舎が公共施設として残されており、「新川まちかどサロン」の名称で自治体側が維持管理している[7]。駅集中管理システムの導入前は新川まちかどサロンで一部の乗車券を発売する簡易委託駅であった[8] (委託解除時点では尾西線以外で唯一の簡易委託駅)。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | MU 三河線(海線)[9][10][注釈 1] | 下り | 知立ゆき[12] |
2 | 上り | 碧南ゆき[12] |
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新旧駅舎の位置関係
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ホーム(2023年8月)
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駅名標
配線図
[編集] ← 刈谷・ 知立方面 |
→ 碧南方面 |
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凡例 出典:[13] |
利用状況
[編集]- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は1,177人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中210位、 三河線(23駅)中21位であった[14]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は1,231人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中207位、 三河線(38駅)中21位であった[15]。
- 『愛知県統計年鑑』によると1日の平均乗車人員は、2006年度539人、2007年度535人である。三河線の駅では、23駅中20位である。
- 『碧南の統計』『移動等円滑化取組報告書』によると、近年の1日平均乗降人員は下表のとおりである[16][17]。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
---|---|
2009年(平成21年) | 1,103 |
2010年(平成22年) | 1,106 |
2011年(平成23年) | 1,133 |
2012年(平成24年) | 1,137 |
2013年(平成25年) | 1,177 |
2014年(平成26年) | 1,168 |
2015年(平成27年) | 1,217 |
2016年(平成28年) | 1,237 |
2017年(平成29年) | 1,298 |
2018年(平成30年) | 1,298 |
2019年(令和元年) | 1,301 |
2020年(令和 | 2年)1,047 |
新川口支線
[編集]新川口支線は新川町駅から新川港まで通じていた三河線の貨物支線で、支線終点の新川口駅は新川港北岸の新川町浅間(現在の碧南市浅間町)[18]に位置していた。大浜港の大浜口支線とともに三河鉄道と海運を結ぶ中継拠点となっていたが、新川口駅として独立していたのは1955年(昭和30年)までで、以降は新川町駅の構内側線として扱われた[2]。
駅周辺
[編集]主な施設
[編集]バス路線
[編集]- くるくるバス
- 碧南市からの委託により、バス会社が運行する運賃無料の市内巡回バス
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年、45頁。ISBN 978-4107900258。
- ^ a b 神谷力(編)『三河を走って85年―三河線・挙母線とともに歩んだ郷土の歴史と文化』郷土文化社、2000年、120頁。ISBN 978-4876701292。
- ^ 神谷力(編)『三河を走って85年―三河線・挙母線とともに歩んだ郷土の歴史と文化』郷土文化社、2000年、236頁。ISBN 978-4876701292。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、870頁。
- ^ “福祉拠点“発車オーライ” 名鉄新川町駅 駅舎改修『サロン』 碧南”、中日新聞、2001年1月6日朝刊、25面〔西三河版〕
- ^ SF カードシステム「トランパス」導入路線図 - 名古屋鉄道、2005年8月19日
- ^ “碧南市新川まちかどサロン”. 碧南市. 2014年5月8日閲覧。
- ^ “無人駅舎 福祉の拠点に 名鉄・新川町駅 碧南市が改装中 談話やゲーム楽しんで 来月オープン”、中日新聞、2000年12月9日朝刊〔西三河版〕
- ^ 清水武「名古屋鉄道各線相互の直通運転」『鉄道ピクトリアル』第246巻、電気車研究会、1971年1月、64頁。
- ^ 太田貴之「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第816巻、電気車研究会、2009年3月、38頁。
- ^ 三河線(知立〜碧南) 路線・駅情報 - 電車のご利用案内、2021年10月3日閲覧
- ^ a b “新川町(MU09)(しんかわまち) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ 碧南の統計 - 碧南市
- ^ 移動等円滑化取組計画書・報告書 - 名古屋鉄道
- ^ “『鉄道停車場一覧. 昭和12年10月1日現在』”、国立国会図書館デジタルコレクション、2019年(平成31年)3月31日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 新川町駅 - 名古屋鉄道