日吉神社 (各務原市那加新加納町)
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日吉神社 | |
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所在地 | 岐阜県各務原市那加新加納町2225番地 |
主祭神 | 大山咋神 |
社格等 | 村社 |
創建 | 不詳 |
例祭 | 4月14日に近い日曜日 |
日吉神社(ひよしじんじゃ)は、岐阜県各務原市那加新加納町に鎮座する神社(日吉神社)。
概要
[編集]- 創建時期は不明。平安時代に日吉大社から分祀されたと推測される[1]。
- 明治44年(1911年)に稲荷神社、秋葉神社、琴平神社、雨の宮神社を合祀。昭和7年(1932年)に神明神社を合祀する。
- かつて境内には池(瓢箪池)があり[1]、蝦蟇が多く生息していた。この瓢箪池の蝦蟇には伝説があり、これに因んで、境内の狛犬の一部は蝦蟇を模しているなど[2][3]、蝦蟇に関する物が多い。また、定書には蛙の捕獲禁止の条が書かれている[3]。
- 境内の一画に各務原市那加地区体育館がある。
祭神
[編集]摂末社
[編集]境内社
[編集]例祭
[編集]- げえろ祭りと呼ばれ、毎年4月に行われる。
- 伝承によれば、日吉神社の瓢箪池に大きな蝦蟇が住み着き、村人に悪さをし始めた。村人は蝦蟇が空腹のため悪さをすると考え、池に御馳走を投げ入れた。すると蝦蟇は悪さを止め、村人に薬草を届けたり、日照りの時には雨を降らせるなどを行うようになったという[5]。このことからこの蝦蟇を福蛙として親しんだという。この伝承を元に初午の日に蛙祭が始まり、明治時代には初午と例祭の年2回の開催となった[5]。後にげえろ祭となったという。
- 子供神輿、金と銀のカエルを模した中学生神輿[3]、大人神輿が繰り出される。大人神輿は喧嘩神輿が行われる。
- 「とりのこ」と呼ばれる神事が行われる。これは、拝殿に氏子が奉納したお菓子類が山積みに集められ、祭典終了後に一般参拝客に撒かれるものである。かつては「とんのこ」と呼ばれ、繭の形をした小さい赤飯おこわのおにぎりが撒かれた[5]。
交通アクセス
[編集]交通機関
[編集]参考文献
[編集]- 各務原市教育委員会 編『各務原市史 考古·民俗編』各務原市、1985年。