日本の印象
『日本の印象』 | ||||
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デイヴ・ブルーベック・カルテット の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1964年6月16日 - 17日 ニューヨーク、CBS30丁目スタジオ | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル |
コロムビア CS 9012 | |||
プロデュース | テオ・マセロ | |||
デイヴ・ブルーベック・カルテット アルバム 年表 | ||||
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専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
Allmusic | [2] |
The Penguin Guide to Jazz Recordings | [3] |
『日本の印象』(にほんのいんしょう、Jazz Impressions of Japan)は、デイヴ・ブルーベック・カルテットの1964年のアルバム。このアルバムは、1曲を除いて1964年6月16日から17日にかけて、CBS30丁目スタジオで収録されたが、「禅・イズ・ホエン (Zen Is When)」は、1960年1月30日に収録されたものである。発売日は、1964年8月10日であった。リマスター盤CDのカバー裏面によれば、このアルバムは2001年にCDで再発されるまで、長く廃盤状態が続いていたが、その後は、2008年、2009年にも再発されている[2]。
アルバムのブックレットで、ブルーベックは、カルテットの日本への旅について語っており、アルバムに収録された各曲について、例えば、この曲は何にインスパイアされたのか、などについて、感動的で興味深い情報を提供している。実際、このアルバムは、一種の旅日記になっている。ブルーベック自身は、この企画について次のように述べている。「このアルバムの楽曲は、1964年春のカルテットの日本ツアーから受けた個人的な印象である。短い訪問期間しか持たない者は、新奇なものすべてを吸収し、理解することなど望むべくもない。風景も音も、新鮮な異国情緒をもって、新しい気づきの感覚を呼び起こさせる。私たちが用意した音楽は、そうした、ささやかながら長く続く印象を伝えようと試みたものであり、それは詩人が、自身が経験した場面を、読者が感覚することを期待するのと同様なのである。詩とは、感覚を示唆するものである。」[4]
「琴ソング (Koto Song)」は、このアルバムの収録曲の中で唯一、ブルーベックの定番曲となり、後年にも様々な機会に繰り返し録音された。
トラックリスト
[編集]特記のない限り、全曲ともデイヴ・ブルーベック作曲。
- トーキョー・トラフィック / Tokyo Traffic - 5:52
- ライジング・サン / Rising Sun - 4:42
- トキのテーマ / Toki's Theme (From the CBS-TV series Mr. Broadway) - 2:10
- フジヤマ / Fujiyama - 5:05
- 禅・イズ・ホエン / Zen Is When (Bud Freeman, Leon Pober) 2:53
- 街が泣いている / The City Is Crying - 6:02
- 大阪ブルース / Osaka Blues - 5:10
- 琴ソング / Koto Song - 3:02
パーソネル
[編集]- デイヴ・ブルーベック - piano
- ポール・デスモンド - saxophone
- ユージーン・ライト - bass
- ジョー・モレロ - drums
脚注
[編集]- ^ 2009 CD liner notes
- ^ a b Jurek, Thom. 日本の印象 - オールミュージック
- ^ Cook, Richard; Morton, Brian (2008). The Penguin Guide to Jazz Recordings (9th ed.). Penguin. p. 190. ISBN 978-0-141-03401-0
- ^ Original liner notes